Trp-6 二子玉川 |   バリアフリーマップをつくる旅
東口には新たにお目見えして尚も拡大を続けるライズ、西口にはニコタマ最強伝説を築きあげてきた高島屋。

ノンスリーブにサングラスといういでたちのセレブ達が行き交う新旧のランドマーク。


時刻は1時半。なのに暑さのせいか珍しくお腹が空いていない。

感覚的には昼食をパスしても問題ないレベルだったが、こういう時にこそしっかりとした食事が大切なことは経験から

心得ている。

ちょっとしたことがきっかけで大きなダメージへと繋がりやすい季節と年頃なのだ。


空腹化策としてデパ地下の強力なエアコン地帯へ潜入する。

陳列してる肉巻きやら中華饅頭やらをめで、ガーリックトーストやらタンドリーチキンやらの臭いを嗅ぎ、

島らっきょうやら明太子やらを試食して、アイス屋のカウンターの前で高らかな歌声を聴き・・・、

五感をフル稼働させることで最大限に食欲を引き出そうと試みる。

30分ほど経ったところで結果、体感的には涼しくなったが、空腹感は一向に訪れる気配がない。

仕方なく再び日の降り注ぐ地上に出て柳小路の路面店をチェック。

眺めのよさげなカフェではニコタマダムたちが優雅に昼下がりを満喫し、

雑貨屋ではストレートなセミロングの黒髪が似合うスレンダー美人店員さんが、こっちにむかって微笑んでくれた。


相変わらず空腹感は多摩川の対岸にすら到着してない様子だったが、

3時をまわったところで観念してランチタイムに入る。

ここはセレブの街。せっかくなのでカフェメシとしゃれ込むことにする。

メニューを見ると、軽そうなオードブルセットなるものを発見。

美しさを大切にするニコタマダム達が小腹を満たすためにチョイスする料理なのだろうか?

熱中症対策としてグラスビールとともに発注。


届いたプレートの中身は、サーモンのマリネ、貝柱とタコのカルパッチョ、シメサバ、パテの乗ったバケット、

  バリアフリーマップをつくる旅 いずれも少量。

酢の物が胃酸のコントロールに利いたのか、

予想外に箸が進む。

とりたてて食欲がないわけではないらしい。

プレートの上の4種盛りを順々についばみながら、

ニコタマめぐりを振り返ってみる。

すると、この食欲不振は暑さだけが原因ではなく心理的な影響が大きいことに気づいた。

どうやらセレブな街の上品な雰囲気に飲まれ、それが胃袋の委縮を招いたのだ。


しかし今こうして、食欲は回復し、失地とともに消え去っていた自信は見事に奪還された。

ひょっとしたらこの街の上品な雰囲気と同化できる日も近いかもしれない。

ただ・・・、

こんな少食系ランチが、つつましいサラリーマンのお昼代3日分に等しいというのはあんまりな気がする。