Trip-3 六本木 |   バリアフリーマップをつくる旅
ミッドタウンの調査を終え、六本木ヒルズに到着。

遠かった。六本木の交差点をわたって、普通に六本木通りを渋谷方面に漕ぎ進んできた。

地下鉄で同じ駅名なのに、大江戸線から日比谷線へは地上を移動しないと乗り換えられないなんて。

天気に恵まれたから何とか走破できたと思う。

もう二度と通ることはないだろう。

実はこの後も大江戸線に乗っての移動なのだが・・・。


ヒルズ内を調査。通路の勾配、店舗入り口の段差、エレベータでの導線、トイレの設置位置と内部の設備・配置・・・。

日比谷線の駅を調査。ヒルズから改札までの経路、改札からホームへのアクセス、ホームと車両との隙間と段差・・・。

少しずつ手際よくなってきた。

さて、ここで二者択一の問題です。

この後、大江戸線に乗るために麻布十番へ行くべきか、それとも日比谷線に乗ってどこかで乗り換えるべきか。



地形的にヒルズから麻布十番は基本下り坂だ。

しかし距離はミッドタウン→ヒルズの2倍はある。

リスクは大きい。

アドバイスをもらうべく日比谷線の駅員に聞いてみる ― よくわからないと言葉を濁される。

ヒルズのインフォメーションブースにいる案内係に聞いてみる ― よくわからないと言葉を濁される。

無理もない。健常な生活を営んでいる市民に、車椅子目線の質問を浴びせることのほうがナンセンスというものだ。 

しかし・・・、

結論はすでに出ているはずだ。

駅員でも案内係でも或いは別の誰かでもいいから止めてほしかっただけだ。

もうこれ以上先延ばししてもしょーがない。



麻布十番に行かなければならないのだ。500%の確信をもって。

もし今、個人的な用事でここにいるならば間違いなく麻布十番なんかには行かない。

リスクが大きすぎる。坂は一度下ったら登るのは5000倍も大変なのが車椅子なのだ。

でも、今ここにいるのはバリアフリーマップを作るためだ。

日比谷線の駅員にもヒルズの案内係にも分からないことを明らかにすることが目的なのだ。


0.5%の自信とともにケヤキ坂を下る。

問題ない。

5%に増した自信とともにゲートタワーのTSUTAYA前の合流を超える。

問題ない。

歩道の横傾斜がきつくなってきたので六本木高校前の路地に進路を変更する。

あ、ここ知っている。
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TVのお散歩番組とかで何度も観たことがある。

たしか有名なたい焼き屋とか焼き鳥屋がある

商店街だ。

さらに見通すかぎり一の橋方面にかけては

ほぼ平坦だ。

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安堵したとたん、麻布十番商店街の気になる

店を冷やかしながら進む余裕が出てきた。

途中で本日の戦利品も調達。

一の橋の交差点に出て麻布十番の駅が見えた。


大江戸線六本木駅へ行くことを考えると、こちらのほうが断然楽だ。

不安のなか車椅子を漕ぐという心因性の疲労を加算しても、50%くらいの労力だったと思う。

ただ、移動距離は短くはないので、天候によってはオススメできません。

悪しからず。