私どもの英会話スクールは、日本人講師がベースで、外国人講師は、生徒様のレベルに応じて、
配置しています。
タイトルの自慢ですが、日本人講師の事です。
当スクールの日本人講師は、留学経験もですが、全員英語での実務経験がある者ばかりです。
ロンドンでチャイルドシッターをしていた、ロンドンの某製薬会社で秘書をしていた、日本の翻訳会社に勤めていた、日本の大手企業で社内通訳をしていた、ロンドンでインテリアデザイナーをしていたなど。
先日、こういった講師と英語で意思の疎通がままならない頃の話をしていました。
そうだ、そうだ!と頷いたのが、
「英語で仕事をし始めた頃、5W1Hを使って質問したくなかった!」
です。
だって、What?とかいうと、ぶわぁーーーーー!と、返答がきて、まだ、仕事にも英語にも慣れていない私達は、???でしたから。
例えば、時間。
「テントゥトゥ」と初めて本物のイギリス人が言ったのを聞いた時は、何時だ????と思った。「トゥ」がふたつある。。。ハッ!そうだ、あれだ、2時10分前だ!って、考えてたら、間に合わないです・・・
だから、Should I go there by ten to two?(1時50分までに、そこに行けばよいのですね?)と、自分から尋ねて、相手にYes, Noで答えさせるようにしました。
例えば、電話。
「~さんいますか?」っていう電話で、その~さんが居ない時、死んでも"Can I take a meesage?"なんて、言わなかった、だって、ぶわぁーーーーっと言われちゃうから。絶対"He will call you back."って言って、電話切ってました。そのあとは、~さんに丸投げ。
私自身も、機内での飲み物サービスで、ただ Would you like something to drink? とだけ言うのは、止めておこうと思ったことがあります。
あるお客様に, Would you like something to drinkと、いつも通りた尋ねた時、Bloody Mary without vodka.と、言われました。えーと、ブラッディマリーにウォッカが入っていなかったら・・・・
トマトジュースじゃん。。。。
以後、このお客様には、Would you like something to drink, for example, ・・・
と、選択肢を出して尋ねました。だって、それでなくても、機内の飲み物が全部なんだか良く分かってない新人の時に、ややこしい事言われたら、仕事になりませんから。
などなど、的確に相手の言うことを掴もうと思うと、Yes, Noで答えてもらうのが一番正確です。
つまり、質問する側が、具体的な質問文を相手に投げかけると、Yes, Noの返答がある訳です。
そして、一度、通じた英語は、ひたすらその表現を使いまくる。
これは、英語で仕事をやり遂げなければいけないという状況に置かれた時出た、知恵でしょうね。
今、思い返してみると、5W1Hを使わない質問文を言う事は、話す練習だけではなく、聞く練習にも繋がったと思います。なぜなら、自分でかなり長い文章を組み立てますから、その長い文章を何度も言っているうちに、その文章を相手が言った時は、バッチリ聞こえるからです。
是非とも、海外旅行に行かれたら、How can I get to the station?(どうやって駅に行けばよいですか?)と聞くのも良いですが、
Can I go down the street to get to the station?(駅へ行くには、この通りを行けばよいですか?)など、相手がYes, Noで答えられるような、質問をされてみてください。
実践的で、情報を英語で正確に入手できたという達成感が味わえるのではないかと思います。