I studied my English in Japan. 4 | Ploum ploum un deux trois

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 前回までのおさらい。

リスニングの学習の為に、わたしが踏んだステップ:

その1-トピックの背景事情を理解する。

その2-コロケーション(連語)は一まとまりの音として覚える、慣れる。


 今回はステップその3について書きます。


その前に、こんな事をある生徒様がおっしゃいました。

「it's my own business.って、前に習ったけど、海外ドラマを見ていたら、本当によくこのフレーズを聞きました。今まで、聞こえていなかったのに、習って以来、本当に頻繁にドラマの中で言っているのを聞きます。」

これは、トピックの背景事情の理解でも、コロケーションの音の捉え方でもなく、正に、私が踏んだステップその3です。

ステップその3-表現を覚える。

 

どのような表現かというと、It's my own business. というような一文で意味を丸暗記してしまわないといけないような表現です。

businessを英和辞書で引くと、「仕事」「会社」以外に「(個人的な)事柄」という意味が出てきます。

It's my own business.は、辞書を使って、一字一句を訳すと、

①「それは、私の所有している会社です。」とか②「それは、私自身の仕事です。」とか③「それは、私の個人的な事柄です。」になりますが、

実の意味は、「あなたには関係ないことよ、私の問題だから。」です。

③が最も近い意味になりますが、やはり、辞書を使って一字一句訳したのでは、話し手が何を言おうとしているのか、今一つ分かりません。

このような表現は、丸暗記して、「私のことじゃん、あんたには、関係ないし。」と、覚えるしかありません。そう言った表現が、「ヒアリングマラソン初級コース」には、三つめのステップとして、書かれていました。

私は、この3つのステップを6カ月間、ただ、ひたすら繰り返して行きました。


そして、学習を意欲的に継続できた一番重要な要素ですが、

それは、「達成感」です。

私は、この3つのステップをただひたすら繰り返し、各トピックが一字一句聞こえ、意味も理解できる度に、

「やったー!ぜーんぶ、ちゃんと聞こえて、意味が分かった!」と大喜びしておりました。

その時、「これは、こう言ってはダメなの?」とか、「これは、こういう意味にもなるのでは?」なんて、

ぜーーーんぜん、考えませんでした。

「やったー!やったー!聞こえたそぉ~!」と、ただただ、喜んでおりました。

この単純な喜びがこの3ステップの先にあると思うと、安心して、6ヶ月間苦もなく平常心で学習を続けられました。


ここまで、私がリスニング学習で踏んだステップは、

1.背景事情を理解する。

2.コロケーションをひとまとまりの音と捉える。

3.一文で表現を覚える。

4.喜ぶ。

と言う、4ステップです。

どのステップも欠かすことのできないステップだったと、今でも思います。