今回の鹿島槍ー五竜では、以前書いた通り軽量化のためにSamayaのRadical1をもっていった。
私のようなピヨピヨの軟弱チキン野郎にはもったいなさ過ぎる買い物なのは自覚してる。
2022年の「豚に真珠・オブ・ザ・イヤー」受賞間違いなしの、分不相応さは自分が一番よくわかってる。
samayaのAssault 2 8kすらまだ数回しか使ったことないしちゃんと使えてないのに、これを買っていいものかもすごく迷った。
モノは大切に。
SDGs万歳。
でも、655g(総重量は690g)という軽さは、すぐヘバる私にとってはやっぱりとても魅力的だった。
普通の雪山行くときは8kで、蓮華岳のようにロープ持っていったりする時はradical1で。。。と自分に言い訳しながら購入。
まだ1回しか使ってないのにどうなのよ、と思いつつも、一応、使ってみた感想というか、事前の期待と懸念がどうなったか、ということを書き止めておこうかと思う。
なお、注意書きとして、
①本来Radical1の使用が想定されているのは主に雪山であろうところ、今回は秋の山で使用していること、
②まだ1回しか使っていないので感想は変わりうること、
③使用したのが私という千年に一度のヘタレであること、
を最初に書いておきたい。
*テントの重さなどを自分なりに比較したのはこちら。
まず、使う前に私がradical1に期待していた点や不安だった点は以下の通り。
【期待していた点】
①軽くて小さい
もうこれ以外にない。というかこれがあれば多少の欠点は気にならない。
この「軽さ」さえ満たしてくれれば多少は許せる、と思ってる。
②耐風性
すぐ上で「これ以外にない」と書いたばかりで恐縮だけど、耐風性もちょっとは期待している。
いくら軽量とはいえ、雪山で風でテント吹っ飛ばされたら命にかかわる。
【不安だった点】
③通気口がない・メッシュもない
=すなわち、入り口の開口部のジッパーで調整するしかない。
このことによる不安は、虫が入ってくるんじゃないか、という点と、風が強いときに入り口あけてたらテントが煽られるんじゃないか、ということ(つまり帆船の帆に風を受ける状態になるのではということ)。
④横幅70㎝、高さが90㎝しかない
夏山テントとして使ってるエアライズより10㎝低い。
横幅は以前書いたけど、シュラフ広げたらみちみちになるとおもう。
つまり縦も横も相当みっちりになるのでは?
割と閉所恐怖症気味の自分に耐えられるだろうか。
⑤結露するのではないか
いくら結露しにくいとはいえ、さすがに夏山で使ったら結露するのでは?という懸念。
夏にシングルウォールを使ったことがないので一番不安だった。
⑥透けるのではないか
これは正直、「透けるだろうな」という予想。
以上が事前の期待と不安な点。
で、結果は以下の通り↓。
①軽くて小さい
届いてみて一番びっくりしたのはやはりその軽さと小ささ。
右の灰色の袋3つがradical1。左は比較のためのエアライズのセット。大きさだけでもこれだけ違う。
重量も半分未満。持って軽さにびびった。
②耐風性
これは正直、今回よくわからなかった。
何故なら検証するには風速がマイルドすぎた。
2日目の五竜のテント場では、あえて風上側に入り口向けた上で入り口のジッパーを多少開けて寝たけど、別にそのためにテントが煽られたり、といったことはなかった。
ちなみに1日目、2日目ともに、ペグを2、3本打ち込んだ上で、ガイラインは石で固定、という、ゆるふわ固定。
こんな感じ。ペグは付属のピラニアは刺さらないだろうなと思ったので、エアライズ付属の金属ペグをもっていった。
(ピラニアは試しにもっていったけど、なんか刺さりにくかった)
下に敷いてるグラウンドシートはエアライズ付属の。
③通気口がない・メッシュもない
今回、私は常に入り口を半開、寝るときは1/5開くらいにしていたけど、虫という点では悩まされなかった。
ただ、これも検証には不十分で、おそらくもう秋山で高山だったからだと思う。
風という点では、上で書いたように、風速弱すぎたので、入り口を開けることによりテントがどれだけ煽られるかの検証はできず。
一応、こういう風に、風や雨や虫(?)除けのためと思われる傘(?)みたいなのは入り口についてる。
結構大きい。
④横幅70㎝、高さが90㎝しかない
⑤結露するのではないか
なんでこの二つを並べたかというと、結果的に⑤したけど、その際④だったことによって不快指数が上昇したと思われるため。
今回この2点が一番嫌だった。
まず、横幅については個人的には許容可能な範囲かな、と思った。
シュラフしくとほとんど隙間はなくなる。
ザック(エーリエル55)を別に置く隙間はない。
なので、1日目はザックを足元に敷き、2日目は頭の方に敷いてみたけど、そしたら別にどちらも寝られなくはなかった。
個人的な好みだろうけど、私はザックを枕代わりにする方がまだ快適に寝られる気がする。
とりあえず、横幅プラス縦幅は問題ない。
問題は、高さ。
テントの中央部が一応一番高くなる訳だけど、その中央部に座っても普通に頭がテントにぶつかる。
すいませんねぇ胴長短足で座高が高くて。
と暗い気持ちになったけど、身長168の自分でも頭がぶつかるってことは、これもう大抵の男の人とかヨーロッパ人とか首曲がらない?と思う。
もう少し具体的に書くと、この高さ90cmというのは、身長168cmのゴリラがテント中央部で緩く体育座りして自分の膝頭辺りをじっと眺めるような姿勢で、頭がテントにちょうどつく高さ。
まっすぐ前みたらテントに頭突きして押し上げているような状態になる。
これ、結果的に私はちょっと窮屈すぎて座っているのが耐えられなかったので、テントの中にいるときは、横になってるか、入り口半開にして、外に上半身を乗り出しているような状態にしてた。
しかも一番耐え難かったのは、朝起きてテントが結露している状態で起き上がると、テントに頭突きして頭が湿るっていう、ね。。。
そうすると入り口半開にして外に身を乗り出すしかないんだけど、そうすると寒いっていう、ね。。。
今回これが唯一、しかし結構つらかった点。
全部閉め切っても閉所が怖い、などは全くなかった。
⑥透けるのではないか
これは予想通りというかなんというか、結構透けた。
1人なもんで外から確認はできなかったけど、ただ夜起きたときにテント越しに結構月明りでうっすら明るいな、というのがわかるくらいだったので、薄さは他のテントより薄いと思う。
ただこれは如何様にでも対処できる。
着替えたり体拭いたりするときは日中にやるか電気消してやればいいだけ。
後、下山してから思ったけど、割と閉所恐怖症気味の自分があんなみっちりテントでも怖くなかったのは、この透け感(?)のおかげだったのかもな、とも思った。
…というわけで、radical1を今回使ってみた感想を長々と取りとめなく書いてしまったけど、
総括すると、
「私のようなヘタレチキンにとってはこの軽さは涙が出るほど有難いけど、結露したテントに頭突きせざるを得ない高さは結構つらい」
ということだろうか。
ヘタレに生まれてすみません。
後もう一つ。
前にAssault 2 8Kについて、1人には広すぎる、と書いた気もするけど、ずっとテントの中に引きこもってられる広さ快適さというのは結構重要なんだな、というのも今回の気づきかもしれない。
8kやエアライズみたいに内ポケットに何でもぽいぽい放り込めるのは整理整頓が苦手な私にとってありがたかったんだな、というのもわかった。
失って、初めてわかる、有難み。
…と、私のようなド素人がさんざん言ってsamayaほんとにほんとにごめんなさい、という気持ちだけど、ただ、買ったことを後悔しているか、と問われると、特に後悔はしていない。
まだ1回しか使ってないし。
冬は結露はどうせ凍るから、ぱーんと叩き落として外にぽいっとすればいいだろう。
今回もだけど春の蓮華岳みたいに荷物が重いときのテント665gという軽さは私にとっては必須だと思うし。
なので今のところ、
・エアライズ⇒無積雪期のテント泊及び人の多い雪山テント泊用
・8k⇒人のいない雪山テント泊
・radical 1⇒夏の2泊以上の縦走時及び雪山で荷物が重い(縦走あるいはロープ持っていく)時用
と使い分けようかなと思っている。
私の大事なテントちゃん達、みんな引き続きよろしくお願いします。
【追記】
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一応この後、Radical1を残雪期に使ったときの感想は↓こちら。


















































































