海と山、時々きもの -33ページ目

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

一日目、信濃大町からのバスは予定より少し早い時間に扇沢に着いた。

おかげで、出発時間を30分程はやめることができた。

 

この日の目的地は冷池山荘のテント場。

チェックインは16時までだけど、私の目標は軽食の販売時間(~15時)内にたどり着いて昼食とすること。

そのつもりで、今日の昼食は用意していない。

 

ド平日だけどさすが扇沢というべきか、バスも結構登山客が乗っていたし、柏原新道にも結構人が入っている。

柏原新道は4日前に来たばかりだし、今日は明るくなってからのスタートだしで、のんびり登ることができた。

4日前の自分の進み具合+爺ヶ岳中峰から冷池までは最後の登り返しを除けば下り基調であることからすると、今回テント泊装備とはいえ、6時間ちょいくらいでつけるんじゃないか、と思っていて、心に余裕があったのもある。

 

紅葉は相変わらず絶好調。

 

前回、曇りの時も美しかったけど青空と紅葉もやっぱり奇麗だなと思う。

昨日山荘に泊まったのか、降りてくる人たちが結構いたけど、皆絶景ににっこにこだった。

私も勿論フェイスカバーの下はにやにやしてた。

「上はもっときれいだよ。360℃絶景だよ!」と色んな人に声をかけていただく。

有難うございます。

 

左側ずっとこんな感じなんで、もう嬉しさで顔面崩壊するしかない。

 

出発が早かったのと、幸い、この前とさほど変わらないペースで種池まで上がれたので、種池で少し長めの休憩をとることにした。

補給大作戦その1として、ここでぜんざいをオーダー。

ここまでは行動食としてクエン酸アメを2,3個なめながら来たので初めてまともな補給。

 

このぜんざいが、むちゃくちゃおいしく感じた。

完全に個人の好みとか体質によると思うんだけど、私は行動途中で疲れている時にたくさんの固形物を食べることができない。

その点、ぜんざいはどんなに疲れているときでもいつでもおいしく食べられる、私にとって神食の一つ。

 

ぺろんと平らげて30分程休憩してから、冷池に向けて立つことにした。

この時、ポカリ1本を補給したんだけど、その時売店で目についたパン(ジャムパン)もついでに1つ購入した。

ほんとは今日の夜(出発直前に放棄したハヤシメシの代わり)と明日のお昼用のパン計2個を冷池山荘で購入するつもりだったけど、シーズン終盤だしもしかしたら売り切れとかもあるかもな、と思ったのが理由。

これは我ながらいい判断だっだと思う。というかむしろこの時何故2個買っておかなかったのか、とも思う。

ということをその時は知る術もなく、出発。

 

今日も感謝です、種池山荘。

 

冷池方面に向かって歩き始めると、紅葉を満喫していたさっきまでとは打って変わって、不安がどんどん膨らんできた。

紅葉は同じようにきれいではあるし、稜線上の眺めは素晴らしいんだけど。

 

不安その1は、予約不要日とはいえ、冷池山荘のテン場が埋まってしまわないか。

今のところテン場には1張程度にみえるけど。。。

 

そしてそれよりももっと大きい不安その2は、明日あの猫耳ちゃん達を超えて、さらにキレットと五竜岳を超えて、五竜山荘のテン場に10時間以内にたどり着けるのか、ということ。

 

五竜岳のテント場の受付は15時までなのでそれまでにたどり着かなければならない。

バテること込みで行動時間は余裕もって10時間とみて、朝4時に出る計画ではあるけど、それでもたどり着けるだろうか。

 

稜線上の眺めが素晴らしいだけに、冷池方面に近づいてゆくにつれて鹿島槍が本当に大きく見えてきて、明日への不安が高まっていった。

 

不安を抱えつつも、爺ヶ岳は南峰、中峰とも巻いて、割と体力的には余裕もった状態で冷乗越に到着。

 

ここからいったん下ってその後の登り返しが結構きつくてHPを削られはしたものの、一応予定より早い14時前には冷池山荘に到着した。

まだ余裕があったので、受付して、いったんテント場まで上がってとりあえずスペースだけ確保してから、もう一度山荘に下った。

 

補給大作戦その2。

 

一応目的である「昼食代わりの軽食を頼む」ことには成功した。

カレーはめちゃめちゃおいしかったけど、やっぱり疲れているときに大量の固形物はきつい。

 

山荘前の広場からの景色を眺めながらゆっくり時間をかけてカレーをいただいた。

 

景色はきれいなんだけど、どうしても視線は鹿島槍に向いてしまうし、そして頭は明日の行程のことを考えてしまう。

 

不安。

 

不安しかない。

割とまだ元気だけど明日はどうなるかな、と思いつつ、食事を終えた後、水1ℓ(宿泊者サービス)+500ml(購入)とポカリを購入。

ついでに夜ごはん用のパンを購入しようとしてパンありますか、と聞いたら、なんと、もう売り切れてしまっている、との回答。

当たり前ながら、「山小屋補給大作戦」にはこういうリスクもある。

 

まぁ、じゃあ別に今日の夜は、本来明日の朝食べようと思っていたリゾッタ①の半分を食べて、明日の朝に残りを食べることとすればいいか、明日のお昼用には種池山荘で買ったジャムパンあるしな、と食料計画を練り直しながら、テント場に戻ってテントを張る。

 

テント場からは種池山荘やその向こうの立山方面がよく見えた。

たぶん、槍ヶ岳もこの通り↓ちょっと見えている気がする。

 

一通り荷物を整理し終えて、時間もあるしさてお湯でも沸かそうか、とプリムスのバーナーを取り出して、コッヘルを火にかけた。

…ら、点火して間もなく、なんか気のせいか火の勢いが弱まり始め、あれ?え?と思う間もなく、すっと火が消えた。

 

ガスバーナー、ご臨終(ガス切れ)。

 

これはさすがにちょっと動揺した。

一瞬、頭が真っ白になった。

 

家の中にある使いかけのバーナーのうち、振ってみて一番重そうなやつ選んだのに。

今日の夜+明日の朝食用のリゾッタ①のために山専ボトルにお湯ためて置こうと思ったのに。

そりゃ水でも戻せなくもないし、冬山とは違うとはいえ、夜と朝という冷える時間帯に冷たいリゾッタを大量摂取したら絶対におなかを壊す自信がある。

とすると今日の夜ごはんと明日の朝ごはんどうしよう。

 

少し迷ったものの、背に腹は代えられないので、冷池山荘まで降りて、恥を忍んでガスバーナー売ってるか聞いてみたけど、ない、とのこと。

 

ですよね。

 

いや、ほんと恥ずかしい。

自分の準備不足を恥じつつ、とりあえず目についたカロリーメイトを購入しテントに戻る。

 

焦りかけたものの、もうどうしようもないし、今日の夜は何か行動食を食べ、明日の朝はパン(本来はお昼用に購入)を食べるしかないか、と観念した。

とすると昼に食べるものがなくなるけど、これはまぁ。。。スポーツようかんとクエン酸アメとこのカロリーメイトで何とかなるだろう。

どうせ行動中は固形物あんまり食べられないしな、と冷静に考えたら、そんなに大した事態でもない気がしてきた。

 

明日は気温高い予報だし(冷池のテン場はドコモの電波は入った)。

温かいものが飲めなかった/食べられなかったところで、少なくとも行動中において、たいして負の影響はないだろう。

 

テント場は結局10張強、張られただろうか。

結構、ソロの人が多い気がした(夜は話声もほとんど聞こえず静かだった)。

夕日がきれいで、明日の不安がちょっと和らぐ。

 

上の写真から10分もしないうちにガスがもやもやと出てきて、この後あっという間に真っ白になってしまった。

 

明日も早いし日が陰ると風も冷たくて寒さが身に染みる。

早々にテント内に引っ込んで、夕食代わりのスポーツ羊羹1本を摂取し、トイレに行って身支度して7時頃には就寝。

明日行けるだろうか、もし朝起きて調子悪かったらどうしよう、と不安に思いつつも気づいたらうとうとしていた。

 

今回の山行まではまた、一日3回くらいWindyをチェックする日々が続いた。

多少ぶれはしたものの、13から15日までの天気は好天ほぼ無風。気温もそれほど低くない、というか金曜日以降は結構高め。という素晴らしい天気予報。

 

考えに考えた末の装備はこれ。

 

今回のコンセプトは「軽量化」。

すぐヘバるヘタレ野郎なので、2日目(行動予定時間10時間)の八峰キレット超えの途中で力尽きることが何より怖かった。

何ならキレットの途中でビバークする覚悟だけど、それはテン場を予約した五竜山荘に迷惑をかけるので、そんなことにならないように念には念を入れたい。

 

というわけである意味他力本願に、途中の山小屋で補給しまくることを念頭に、削れそうなところを削りまくった。

人に迷惑をかけたくないから山小屋に頼る、というのは矛盾しているようにも感じて、どうなんだ、とは思うんだけど。。。

そして、この「山小屋頼み」というのはわかってはいたけど結構リスキー(特にこのシーズン終了間際は)なので良い子はマネしない方がいいとは思う。

 

ということは追々書くとして、出発時の装備と簡単な感想は↓以下の通り。

 

【ザック】

エーリエル55

 

⇒岩場を行くのでFerrinoのInstinct40+5と迷ったけど、結果としてエーリエル55にして良かった。

 ウェストベルトの厚みがあるので、長時間背負っていても当たりがまだまし。

 スポーツタイツのせいもあるかもしれないけど、帰宅後、左の腰骨の下が擦過傷のようになってしまっていたんだけど、これがもしInstinct40+5だったらもっと擦れていたと思う。

 

【服】

・ミレーの上下アミアミ

・上はモンチュラの冬用のナントカマグリア+パタゴニアのR1+モンチュラのフリース+レインウェア

・下は夏用スポーツタイツ+冬用のモンチュラのエクスカリバー+テン場での保温着としてのモンベルのダウンパンツ

・下山後の替えの上下下着(服は下山後にTシャツを買うつもりで用意せず)

 

⇒結果として行動中、睡眠中、ともに寒く感じることはなかった。行動中はむしろ汗ばむことも多かった。特に3日目。

 眠る時はスポーツタイツとレインウェア以外はすべて着込んで寝たけど、これで寒いと感じることはなかった。

 

【寝具】

・イスカの3シーズン用シュラフ

・サーマレストのネオエアXLite(冬用のR値が高い奴)

・SOLのエマージェンシーシート(シュラフカバー替わり)

 

結果として寒く感じることはなかった。ただしエマージェンシーシートをうまくカバー代わりに使えなくて、結露が大量に発生し結構シュラフが濡れた。これは勉強になったので後日また書く。次からは、少なくとも夏はシュラフカバーをきちんと持っていこうと思う。

 

【テント】

・SamayaのRadical1(右に写ってる灰色のセット。左は比較のためのエアライズ1)

 

⇒例の655gの奴。今回一番軽量化した部分。

 もう、この世に「豚に真珠で賞」があったら確実に受賞間違いなしの、私のような奴には分不相応な買い物だと自覚はしている。

 今回も全く使いこなせてなくてRadical1に申し訳なかった。これは改めて使用した感想を書くつもり。

 

【食料】

・モンベルのリゾッタシリーズ2つ

・フリーズドライのたまごスープ

・スポーツようかん3本

・クエン酸アメ10個ほど

・紅茶スティック×3,コーヒースティック×1

・ナッツ&フルーツミックス1袋

・ポカリ500ml×1本

・山専ボトル(500ml)×1本

・プリムスのバーナーとコッヘル

・アミノバイタルのスティック×5本

 

⇒「途中の山小屋で補給しよう大作戦」により、山小屋を当てにして一番軽量化を図った部分。

 ほんとは当初これに写真にも写っているハヤシメシ2食分を袋に詰め替えた奴をもっていこうと思ってた。(ハヤシメシ×2とリゾッタ×2で2日分の朝晩のごはんにする、行動中はえいようかんか山小屋で調達した軽食でしのぐ、という計画)。

 

ただ、袋に詰め替えたハヤシメシ(ビニール袋に入れたのをジップロックに入れてさらにそれをビニール袋で2重)が想像以上に匂いが外に漏れて、ザックの外側まで漏れる程だったので、考えた末に直前に持っていくのを断念した。

冷池のあたりは熊が結構出るときくのに、そんな匂いの出るものを持っていたくなかったので。。。ハヤシメシごめん。

なので結局、想定-2食分で出発することになった。

これも含めて食料に関しては結構反省が多い。

 

【その他 】

・帽子&フェイスカバー

・ヘルメット

・ヘッデン

・救急キット

・携帯用トイレ(万が一キレットの途中で危機が勃発した様)

・チェンスパ(万が一キレットが凍結していた時用)

・日焼けとメイク落とし+化粧水に浸したコットン、ウェットシート、身体拭きシート

・コンタクト、歯ブラシ、薬

・バッテリーチャージャー(AnkerのPowercore Essential 20000)

・デジカメ

・ヤマケイの地図、コンパス

・薬(ロキソニンとストッパー)

・貼るミニホッカイロ×4

・ストック

・ソーラーライト

・プラティパス

 

⇒正直、もっていかなくても良かったかなと思うものは結構ある。

 一番はバッテリーチャージャー。普段使う10000では不安だったので今回新しく20000を買い足したけど、3日目下山後も余裕でバッテリーチャージャーの残量があったので10000で良かったかもしれない。。。重さが2倍近く違うし。でも、安心感という意味では20000があってよかった。

 チェンスパももっていかなくて良かったかもしれないものの一つ。今回、直前までいろんな人のレコとか冷池山荘のTwitterを見ているとチェンスパはなくてもよさそうに思ったし実際使わなかったけど、ただ、こちらに関しては、また次同じような山行があったらきっと持っていくと思う。

 

 例えば、バッテリーチャージャーが途中で切れて携帯が使えなくなっても(あまりよろしくないとはいえ)進むことはできるけど、もし八峰キレットの途中で凍結箇所が出てきたときにチェンスパがなかったら進退窮まる可能性が高いので。。。

 

今日、疲れてお昼前に起きたら、目が出目金みたいにはれ上がっていた。

山から帰ってくると時々こうなるんだけど、これは何が原因なんだろう。。。むくみ?それとも気圧差?

 

今回の鹿島槍ー五竜を決めたのは10月初くらいだったと思う。

9月の時点では、以前書いたように、「雪が降る前に黒戸尾根から鳳凰三山をリベンジしたい」と思ってた。

それがいつ頃鹿島槍ー五竜に変わったのか、はっきりしたきっかけは思い出せないけど、やっぱり心のどこかで前穂北尾根に取り付けもしなかったことがずっと引っかかっていたような気がする。

ほんと我ながらしつこさにドン引きだけど。

つまり、たぶん、「岩場をあるきたい」、という欲望が捨てきれなかった。

 

そうしてふと、「テント泊2泊3日だったら、前に思ってた鹿島槍ー五竜でもいいのでは?」と思ったら、そっちの方が長く稜線歩きを楽しめるし、岩場鎖場も満喫できるし、でいいこと尽くめな気がしてきた。

 

この前爺ヶ岳に登ったときはもう99%、鹿島槍ー五竜をやる気満々だったので、美しさに感動しつつもはるか向こうに見えた鹿島槍を超えてさらにその先にある五竜を超えていくことができるのだろうか、という不安な気持ちもあった。

 

yamapの地図(私には少しきついこともあるコースタイム設定)やヤマケイの地図(私には割とゆとりあるコースタイム設定)を眺めながら考えて提出した登山計画書は以下の通り。

 

【1日目:10月 13日】

  8:30 柏原新道登山口
12:00 種池山荘
12:30 種池山荘
15:00 冷池山荘 (テント泊)

【2日目:10月 14日】
4:00 冷池山荘
13:00  五竜岳
14:30   五竜山荘(テント泊)

【3日目:10月 15日】

5:30 五竜山荘
8:30 唐松山荘
9:00 唐松岳
9:30  唐松岳
10:00  唐松山荘
12:30  八方池山荘

 

誤算だったのは、この時期だったからなのかはわからないけど、平日は新宿から扇沢までの夜行バスが出ていなかったこと。

仕方ないので、前日仕事帰りに最終のあずさに乗って松本に行き前泊、朝始発で信濃大町駅に行き、そこから路線バスで扇沢まで行くことにした。なので、1日目のスタートがやや遅いように見えるのは、信濃大町からのバスだと最速でもこの時間になるから。
 
結果のコースタイムはこちら。
 

1日目は扇沢8時前に発で冷池山荘に13時40分についているので割と計画を余裕もって進められた。

ちなみに爺ヶ岳と記録されているけど、4日前に登ったのでこの日はすべて巻いた。

 
 
2日目も余裕もった計画にしたつもりだったけど、結果的にはほぼ計画書通りの時間になった。
冷池のテン場を出た時間が記録されていないけど、4時10分頃に出発している。
鹿島槍北峰はスキップしたものの、キレット小屋まではほぼほぼyamap基準のコースタイム通りに行けた。
が、キレット小屋から五竜岳まではコースタイム3時間半のところ私は4時間半もかかっているのでへろへろ具合が如実に表れている。
 
3日目は結局八方までいかずに遠見尾根を下ったので参照はできないけど、すごく疲れて遠見尾根もかなり時間かかったので、八方まで行ってたら計画書通りになったかは怪しい。
コースタイムでは五竜山荘からゴンドラ乗り場まで4時間くらいで降りられるはずなので、まぁ途中ゆっくり行ったとはいえばててたんだろうなと思う。
 
 
3日目は八方から新宿まで、14時過ぎのバスを予約していた。
五竜発に変えることもできたけど、個人的に八方の湯の露天が好きなので八方に行きたくて、降りてからエスカルプラザで八方までの交通手段を訊いたら、この日だけだったのかいつもなのかはわからないけど、1時15分発の無料のシャトルバスがある、と教えてくれた。
エスカルプラザの遠見の湯に入ってからシャトルバス、という手段もあったかもしれないけど、結局私は八方の湯への未練捨てがたく、八方バスターミナルまでタクシーを呼んでタクった。料金は2,400円弱。
 
ちなみにこの日、八方から新宿までのバス、私一人しかいなかった。
バス料金5,000円しか払ってないんですけど。。。運転手さんに申し訳なきこと富士山のごとし。。。
木曜日に扇沢から入山し、爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳、五竜岳を超え、今日のお昼に白馬五竜に降りてきた。
 

 
計画では、ほんとは今日、唐松によって白馬八方に降りる予定だったけど。。。もう岩場がおなかいっぱい過ぎたのと、予想以上にへろへろだったので、もういいかな、と。
 
 
この距離23.7㎞というのはyamapをみると私の山記録の中では一番長い。
(先日の前穂北尾根挫折の時には32.7kmという記録がついているけど、このうち半分は林道歩きなので除外)
この登り下りが2500mを超えるというのも初めて。
そりゃこれだけ疲れる訳だ。。。
 
岩場好き、鎖場好きとして前から憧れだった八峰キレットを超えることができたのはうれしい。
でも思った以上に疲れて当初予定だった唐松までも行けなかったくらいなので、以前思ってたキレット二つ越え(扇沢から入り鹿島槍、五竜、唐松を経由して白馬に抜ける)はたぶん私の体力でやったら遭難するな、というのもわかった。
少なくともテント泊では。
 
また後日改めて書こうと思うけど、2日目、鹿島槍までは絶好調だったけど、そこからの下りで神経を使ったのかめちゃめちゃ消耗し、キレット小屋から五竜までコースタイムを大幅にオーバーしてしまった。
3日目は朝起きたとき、テントが狭いのとシュラフでうまく寝られないのとで結構体に疲れが蓄積している感じがした。
 
後、「お風呂に入りたい」という欲が大気圏を突破しかけてた。
 
夏山でテント泊2日3日は前からやってみたかったけど、私には汗まみれの着たきり雀でいるのは2日が限度かもしれない、というのも今回わかった。
 
色々想定外の事態もあったし、正直2日目のキレットー五竜は疲れすぎていい歳して半泣きになりかけたけど、最高に充実した2.5日だった。
無事に下山できて山の神様に感謝。
そして種池山荘と冷池山荘と五竜山荘に感謝。
 
 
 

山を歩いているとほんと、山小屋の存在を有難いと思う。

そこに存在してくれているだけで心強い。

 

冬は言わずもがな。

この前の悪天候の鳥海山でも、避難小屋で雨風凌げるのがほんとに有難かった。

 

トイレや飲み物、食べ物もそう。

例えばこの前の白毛門のような麓から山頂まで水場も山小屋もない所は、トイレや飲み物に対する不安が常にある。

一方で、今回の爺ヶ岳は途中の種池山荘が開いているのがわかっていたから、水やトイレの心配をせずに登ることができた。

 

今回持参した飲み物はポカリ1本と山専ボトル(500ml)のお湯の合計1ℓ。

足りなくなったら種池山荘で調達しようと思ってそれだけしかもっていかなかった。

(ただしこれで道迷い遭難とかしたら終わると思う)

 

なので山小屋はそこに存在してくれるだけでありがたいと思ってるけど、今回柏原新道登って、登山道が整備されてるのもほんと有難いなぁと改めて感じた。

今回の道はほんと歩きやすかったし、しかも随所に標識や注意書きがあった。

 

「駅見岬」とか「包優岬」とか。

 

こういうのとか。

 

富士見坂もそう。

 

アザミ沢、というのもあった。

 

たぶん登山客が楽しいように色々名前を考えてくれたのかなぁと思うとその気持ちが嬉しい。

 

注意書きも有難い。

 

こういうのも。

 

道も石が敷き詰められたりベンチ置いてくれてたり、歩きやすいように色々考えてくれたんだろうなぁ、と。

 

種池山荘に登山道整備の募金箱があったので、ほんと少しだけど置いてきた。

こんなに素敵な紅葉が楽しめたのも登山道があるおかげ。

有難うございます。