ピザを食べに標高4500mを目指した旅⑥:マルゲリータピザinマルゲリータ小屋 | 海と山、時々きもの

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ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

マルゲリータ小屋のチェックインは入り口からすぐの小さいカウンターで行う。

「予約してた●●です」というと、「支払いはもうニフェッティ小屋で済ませてるね」と言われ部屋番号と夕食時間&テーブル番号・翌日の朝食時間を書いた紙だけを渡された。

 

部屋は既に人がいっぱいでベッドを選ぶ余地はなく、入り口付近の二階建てベッドの上の方になる。

昇り降りが結構つらいやつ。。。

 

ただここも他の小屋の例にもれず、非常にあったかかった。夜寝てる時に暑くなって一枚脱いだくらい。

何でこっちの小屋ってこんなに暖かいんだろうと思うんだけど、窓が二重になってたりするからそれでなのかな。。。

これは夜に撮った二重窓。

 

荷物を入れた後はとりあえず下におりて目当てのマルゲリータピザを注文した。

 
ソロを白い目で見られシロッコを風で飛ばしヘロヘロになりながらやっとたどり着いた。。。君に会うために。
 
 
最初そのまま手づかみで行こうとして、近くの人達がナイフフォークで食べてるのを見て慌てて倣った。

 
感無量。。。
 
まぁそりゃあ普通に街で食べるマルゲリータピザでこれくらいのは無限に食べられると思うんだけど、頑張ってたどり着いた4554mで食べるピザの味は格別だった。
 
お味は格別だったけど、例によって疲れているときにあんまり食べられないので、この一切れのピザを2時間くらいかけてちまちま切りながら食べた。
 
この後キッチン横を通ったときに伸ばしたピザ生地にソースを塗っているのが見えたので、わざわざここで焼いているっぽい。
有難すぎるな。。。
 
ピザをちまちまやりながら明日の天気をチェックした。
こっちは快晴予報。

 
こっちは微妙に雲がある予報。でも今日みたいにsnow showerの予報ではないだけまし。

 
明日快晴なら、本来は道中にある色んなミニ山に寄っていこうと思っていた。
事前にyoutubeで、Piramide vincentからLudwigshohe、Parrotspitzeを経てマルゲリータ小屋に到達している人の動画を見ていて、そんなに危険ではなさそうだなと思っていたし。

 
ただ、今日結構すれ違った人達に「No rope? No good」と渋い顔をされたので結構気持ちが萎えてしまったのと、もっと大きい理由としてシロッコを喪失してしまった今、ノーヘルで寄り道するのはちょっとどうなんだろう、という気持ちがあった。
少なくともparrotとLudwigに関してはヘルメットいるような山には見えない。。。せっかく時間あるしもう来ないだろうから行ってみたい。。。でもただでさえソロで白い目で見られてるし初見のルートを行くのはどうなのか。。。大人しく来た道を引き返したほうが良い気がする。
 
マルゲリータ小屋はニフェッティ小屋に比べるとかなり小さく、休憩できるのは部屋か食堂か外のこのテラスのみ。
テラスは激寒で、ベンチなどはない。
この日の午後は、ガスってほぼ何にも見えなかった。

 
テラス下は普通に崖なんだけど、ほんとようこんなところに小屋建てようと思ったな、と思う。
イタリアの人達、まじでありがとうございます。

 
ちらちら外を覗いていると一瞬晴れたりもするんだけど、やっぱりガスっている時間の方が多く、当初行こうかなと思っていたお隣のZumsteinspitzeはあきらめた。
ヘルメットなくしちゃったし。。。Zumsteinspitzeは頂上直下にちょっとだけ岩場があるのでヘルメットはきっとあったほうがいい。
後、また「No rope?」とか言われたくないし。。。

 
 

 

 

 

この辺りも、少ないとはいえクレバスはちょっとある。私が行ったこの時は危なくはなかったけど、もう少し気温が高い時だったら口はもっと開いてそう(隣にもきっとこの下クレバスなんだろうな、という層が見えてる)。

 
夕食の時に私以外は皆グループぽかったので何か言われるかな、と身構えていたけど、小屋では何にも言われることはなかった
(受付の時も特に何も言われなかった)。
 
夕食はスープとパスタとタリアータ+デザート。このタリアータもめちゃめちゃおいしかった。
ニフェッティ小屋とマルゲリータ小屋は同じ運営グループだけど、ここは食事に力を入れているのかもしれない。
 
全てが完璧なマルゲリータ小屋で1個だけちょっと「お」と思ったのはトイレ。
わたしが見つけられなかっただけかもしれないけど、トイレが1つ(1か所とかではなく1つ)しかない。
食堂の脇に表示はないけど人が出入りしている場所があったのでもしかしたらそこにももう1か所あるのかもしれないけど。
 
少なくとも宿泊棟には1つだけで、当たり前だけど結構混む。
後、水洗とかペダル式とか何にもないシンプルなぼっとん形式。なので、利用者が増えるにしたがって結構あれな感じになる。
わたしは一応、ペットボトルの水持参で入室しそれで流して手もゆすいだ。
 
念のためだけどこれは文句とか不満がある訳では勿論ない。他が4550mの山の上とは思えない設備やサービスだったのでちょっと意外だな、というだけ。
こんな高所のてっぺんに小屋建てて維持してくれるだけで有難い。
 
マルゲリータ小屋で一番不安だったのは高山病にならないか、ということ。
わたしが事前に見た動画の中の1つに投稿者と奥さんはニフェッティ小屋で前泊したにもかかわらず2人とも気分が悪くなってマルゲリータ小屋滞在中に何度か吐いた上に、深夜に他の宿泊客が高山病でレスキューヘリで運ばれていった、というものがあった。
投稿者がガイドに聞いたところによると、高山病を防ぐにはニフェッティ小屋に最低2泊はしたほうがいいとのこと。
 
モンブランの時は寝る前にちょっと気持ち悪くなった程度くらいだったけど、今回は全く高度順応的なことをせずいきなりニフェッティ小屋に上がり翌日に4500m超のマルゲリータ小屋まで上がってきている。
一応モンブランのときにも飲んでいた処方箋無しで買える高山病予防の薬を飲んではいたけど、シャモニーから帰った後ネットで色々見てたらこれはダイアモックスと違って酸素欠乏を軽減する効果はないので高山病の薬としてそんなに効果はない、という指摘もあったりして、不安だった。
 
ただ幸い、マルゲリータ小屋滞在中に高山病の症状が出ることはなかった。
暖かい小屋で非常に快適に過ごし、この日も早めに就寝。