海と山、時々きもの

海と山、時々きもの

ダイビング記録+きもの試行錯誤の覚書。…だったはずなのに最近は山歩きの記録簿と化しつつある。
23年秋から山のない国に滞在中のため山歩き頻度は低下中。

人の多い所が好きではないのでパリもあまり好きではない。
先週パリに行った際、ほんとはRejaneを見て一風堂でラーメン食べたらすぐ帰ろうかと思っていた。
 
でも往復数万円かけていくのにそれではあまりにももったいないかな、と思い、せっかくなので行ってみたかった場所に行くことにした。
もうすぐ日本帰るし(希望的観測)、パリに来るのもこれが最後かもしれないし(希望的観測)。
 
フランス国立図書館のリシュリュー館。
 
見た目はよくある建物。
 
なんでここに来たかったかというと、これが見たかった。
Salle Ovale(楕円の間?)
 
前回駐在してたときに何かの写真で見てこの楕円の間に一目ぼれしてしまった。
何故か勝手に、(ハリポタの世界だ)と思った。
別にハリポタのファンでもないんだけどなんかこのファンタジー感が。
ただ、前回はあいにくずっと改装中で帰国までついに行くことができなかった。
 
入るときにセキュリティチェックみたいなのはあるけど入場無料。
憧れの場所についに入れてどきどきした。
 
 
ガラス張りの楕円の天井やそれをとりまく天窓、壁際にずらっと並んだ圧巻の本棚。
これ設計した人は神やな。。。
私の中ではここは「ハリポタの図書館」としてずっと行ってみたい所だった。
 
わあああ
 
うーん最高。
 
 
 
館内の雰囲気を壊さないように、という配慮なのか、空調もこの通り周りの空間に合う仕様になっている。
 
ただ展示や案内はデジタルも併用。
 
 
ついに夢の場所に来られて感無量だった。
ぐるっと一周回ってしばらく部屋を眺めてから退室。
 
 
国立図書館リシュリュー館、予想以上に大変素敵な空間だった。
Salle Ovaleを見たい、という10年来の夢がついに叶って嬉しい。
 
昨日は日帰りでパリに行ってきた。
初春とは思えない程天気の良い日でラッキーだった。

 
目的はMoyanat(モワナ)のRejane というバッグを見るため。
 
Moynatを初めて知ったのは10年前パリに駐在していた時だった。
雑誌で見たのかオンラインで見たのか忘れてしまったけど、Cabotinというバッグの美しさに一目ぼれして、それまでバッグにお金をかけることなんか考えたこともなかったけど、どうしても忘れられなくて購入した。
 
これがCabotin。
 
Cabotinを買ったときにお店で見たRejaneというバッグも気になって1年後、迷った末にミニサイズの黒を購入した。

 
日本ではそこまで出番が多くなかったけど(何故なら週末は山に行ってることが多かったので)、こちらではレセプションに出る時などに非常に重宝していて、やっぱりいいバッグだなと改めて思っていた。
 
何がいいかというと、①まず名刺とか必要最低限のものだけ入れて邪魔にならないサイズ感。
②そして肩にかけて両手が自由になるという点(グラスもったり名刺交換したりするので鞄手持ちだとかなり面倒くさい)。
③後はこのTaurillonというレザーの頑丈さ。
Cabotinを買った時は見た目の美しさに引かれてBox Calf というレザーにしたけど、これはちょっとストラップがぶつかっただけでも傷がつくくらい傷つきやすくて結構繊細な扱いが必要だった。でもTaurillonというレザーは傷が目立ちにくいので多少雑に扱っても全く問題ない。こっちでは小雨の日も多いけどそういう日に使って多少雨粒がつこうがきちんと拭いていれば問題ない(ように見える)。
 
私のストラップのかけ方が悪いのかたまに縦方向に衝撃が加わるとストラップがぽんと外れることがあるんだけど、それを除いてはほぼパーフェクトなバッグだと思っている。
 

前にポテト王国の思い出に財布を買ったけど、当初はせっかくの機会だしと思ってデルヴォーで一番有名らしいブリヨンというハンドバッグを検討した。

ただ、好きな人には申し訳ないんだけど私は正直ブリヨンの見た目に全く心惹かれなかった。
何度か見てると可愛い。。。かも?と思えてきたけど、私にとってはこのモワナのRejaneの見た目の方が100倍好き。
 
なんかこの曲線の塩梅がちょうどいい。うまく言えないけど。
 
youtubeに星の数程いるファッション評論家みたいな人の評論を見てると「モワナのレジェンヌの見た目は医者の診察バッグみたいで全く心惹かれない」「デルヴォーのブリヨンは完璧!エレガント!」と言っていたりする人もいるので、ここはほんと個人の好みだと思う。
 
私にはレジェンヌの見た目の方がブリヨンよりも素敵に見えた。
 
後、レジェンヌの方がブリヨンよりも好きだな、と思った理由の一つは開閉が簡単なこと。
ブリヨンはあの開閉はちょっとひと手間かかるように思えて私には面倒くさい。
加えて、あの構造だと蓋というかベルト(?)の部分のレザーにそのうち横皺が入るんじゃないかと思えてそれがちょっと嫌。
その点レジェンヌはワンタッチで開閉できる。
 
この中央の丸い部分をちょっと押し下げるだけで蓋は外れるので後は蓋の端を押し上げるだけ。

 
閉める時は蓋の部分をそのまま押し込めば閉まる。

 
ブリヨンよりはやっぱりレジェンヌがいいよな、と思って、何気なく数か月前にモワナのウェブサイトを見たんだけど、レジェンヌがどこにも載っていない。
 
レジェンヌがどこにも載っていないだけではなく。。。なんかモワナ、だいぶ雰囲気変わった???
なんかゴ〇-ルみたいなバッグばっかだ。。。ガブリエルはかろうじて残っているっぽいけどレジェンヌやカボタンはどこにも見当たらない。
 
あれ?と思って色々調べたら、どうやらレジェンヌは数年前に廃番になった、という海外掲示板の書き込みがあってちょっとショックを受けた。
 
youtubeのいろんな「評論家」の意見を見てると、どうやら2020年にそれまでデザイナーだったRamesh Nairという人が離れてからだいぶデザインや方針が変わったらしい。
 
レジェンヌについても「2020年の前と後では革の質もデザインも全然別物。もし今買うなら2020年前に作られたものを中古で買う方がいい」と言ってる人もいる。
 
色んなネガティブな評論や書き込みを見て「うーん」となりつつも、それでもやっぱりレジェンヌが好きなので、もう製造されていないと知ると最後に色違いを手に入れておきたい、という気持ちになった。
「当地の思い出に」という最初の趣旨からはだいぶ外れるけど。
 
まぁ自分の目で見て納得できるなら買おう、と思ってモワナのカスタマーサービスにレジェンヌの在庫があるかを照会した。
パリの旗艦店に3つだけ在庫がある、と連絡を貰って写真を見せてもらい、その中で気になったWinter greenとTourterelle Greyの2色の取り置きをお願いしてそれを見にいってきたのが昨日。
 
Winter greenは写真では結構青がかかっていたけど実物は思ったよりも結構ミドリミドリしていたので、結局Toutrelle Greyを購入して帰宅。
お店で特に革の質や縫製に問題はないように思ったけど、帰宅して改めて2つを並べて確認してみた。
 
革の質はよくわからない。別に同じに思える。
Tourterelleの方が10年前に買った黒よりもキメが細かい(というのか?革品評家でないのでわからない)気はするけど、それが=革の質が落ちた、ということなのかはわからない。別にどっちも美しく見える。
後、縫製も私のような素人目には違いはわからない。

 
いろんな角度から眺めても特に目立つ縫製の違いはない。

 
 

 
 
なんか微妙にTourtrelleの方が革が薄いような?とは思ったけど、でも実際に測ってみたらTourtrelleの方が30g程重かったのでもう全然わからない。
Tourtrelleが537g、黒が514g。
 
もしかしたらプロが見たら、「こんなに品質に違いがある!」と思う事があるのかもしれないけど、ド素人のゴリラにはわからなかったし、わからないなりに値段と品質に納得して買えたなら、ま、いいか、と思っている。
(たぶん数年前に廃番になった在庫品だからだと思うけど定価より割引価格だった)。
 
このグレージュみたいな色は10年前、美しいなと思って黒とどちらを買うか迷った色なのでこれが残っていたというのも勝手に運命を感じて嬉しい。
 
店員さんにレジェンヌの廃番の理由を聞いたけど、「わからない。僕がこの店舗に来たのは2年前だけどその時にはもうレジェンヌは廃番だったよ」とのこと。
今残っているガブリエルというラインもたぶん10年前、レジェンヌやカボタンよりちょっと後くらいから出始めたものだったと思うけど、私はガブリエルよりもレジェンヌの方が好きなんだけどな。。。レジェンヌは廃番になりガブリエルは残るということはレジェンヌは一般には需要がなかったのか。悲しいな。
 
そう考えると、シャネルのクラシックフラップとかエルメスのケリーとかデルヴォーのブリヨンとか、何十年も続いているバッグというのはそれだけ多くの人から愛され需要があるということで本当にすごいんだな、と思う。
 
レジェンヌは一般には受けなかったのかもしれないけど、私は大好きだった。
残念だけど、さようならレジェンヌ。
 
もう人生でこの先通勤用と山用以外のバッグを買うことはない気がするので、この黒とグレージュのレジェンヌは死ぬまで大事に使って行きたい。
 

気が早いけど帰国に向けてぽちぽちと準備を始めている。

 

先日はポテト王国の思い出に当地で有名な(らしい。当地に来るまでほぼ知らなかった)レザーグッズのお店に行って財布代わりのカードホルダーとストラップを買い、イニシャルを入れてもらった。

 
帰ってきてから満足してたけどしばらくしてふと、そういえば去年妹に「今こっちで欧州ブランド買っても別に安くない。日本で買ったほうが得」と言ったことを思い出してカード支払い額(円換算額)と日本の公式サイトの販売価格を確認したら日本で買ったほうが2万円くらい安かったことが発覚した。
 
。。。

 

まぁ、「ポテト王国の生活の思い出に」買おうと思ってたから2万円分は思い出コスト(?)ということで。。。

オンラインでは載ってなかった欲しかった色の店頭在庫があったしこっちで買ったことを特に後悔はしていない。

 

ただ、そういえば色々な欧州ブランドの山グッズも同じ、すなわちこっちで買うより日本で買ったほうが安いんだろうか、と疑問に思ったのでちょっと調べてみた。

 

それが下の表。

 

登山グッズの日本・ポテト王国(=EU)価格比較表(2026年2月時点)

 

品目によって違うのかもな、と思って、アイゼン、ザック、服、テント、と調べてみた。

 

結果、自分の調べた範囲ではサマヤのRadical1を除く全てで品目関係なく日本で買ったほうが安かった。

 

Radical1はなんでこっちの方が安いのかよくわからない。

日本の輸入のタイミングで最近仕入れたから高いとか?それともこっちの販売価格が古いモデルだから価格を抑えているとか?謎。

 

自分が調べられていないブランドでこっちが買った方がお得なものもあるのかもしれないし、私の調べた内容に間違いがあるかもしれないけど。。。たぶん、今の円安っぷりを考えると大体のものは欧州でわざわざ高いお金出して荷物を増やさなくても日本で買えばよい気がする。

 

ただ、留意点としては日本で販売していなくて欧州にしか売っていない製品や色があったりする。

 

例えば上の表のミレーのプロライター、欧州のミレー公式サイトでは28Lサイズがあるけど日本の公式サイトでは28Lサイズがない(代理店販売はある)ように見える。

あと、同じくミレーのトリロジージャケットは日本の公式サイトでは黄色・ネイビーの2食展開のみだけどEUのサイトでは水色(ターコイズ色)を含めたら3色展開している。

 

なので、もし今のタイミングで欧州旅行のついでに登山用品でも買おうかな~、みたいな人がいれば、一度日本とEUのウェブサイトを確認して値段や色展開を確認した上で「EUでしか買えないもの」を買ったほうが後悔のないお買い物が出来る気がした。

 

・・・まぁ、私のようなミジンコに言われずとも普通の人はそうしてそうな気がするが。

 

自分が去年妹に「わざわざこっちで買うことない」と言っておきながら最近すっかり忘れて買い物していたので、改めて色々調べてから買い物しよう、と決意した。

 

 

 

 

<おまけの個人的疑問>

「欧州で買うより日本の方が安い」現象はこっちの色々なお高いブランドでも同じように思う。

例えばシャネルの服やバッグ、ルブタンのパンプス、ブシュロンのアクセサリーなども日本で買う方が今はお得。

 

ただ何故かマックスマーラのコートは日本で買うよりこっちで買うほうが安い気がする(ものによっては数十万円単位で)。

 

服、とか、靴、とか分類ごとに欧州でお得/日本でお得、が変わるのであれば品目ごとの関税の違いなのかな、とまだ納得できるんだけど同じ「服」というカテゴリーなのに日本価格の方が安いブランドと欧州価格の方が安いブランドがあるのは非常に謎。

 

コートだけ「服」じゃなく別のカテゴリーなんだろうか?

それとも輸入時の契約為替レートが違う(=日本価格の方が安いブランドは今よりかなり円高だった時に契約していた)とかなんだろうか???

 

不思議だ。。。

 

 
タイトルは迷った結果こうなったけど、私のような登山初心者のピヨピヨヘタレチキンがたった2回スイスの山に行っただけで偉そうに「スイスの山は…」などと語れる/語る資格があるとは思っていない。
 
ただ、去年の7月と8月スイスに行く前に、自分が「私のような若葉マークのヘタレに一人でスイスの雪山が登れるのだろうか」とめちゃめちゃ不安で色々調べたりしたので、もし今後一人で登りたい人がいればちょっとでも日本語の情報として参考になれば、と思って個人的な感想をおいておく。
 
 
改めて書いておくと、去年の7月と8月、自分が登った山は以下の通り。
 
①メンヒ(7月)
②ブライトホルン通常ルート(8月)
③アラリンホルン(8月)
④デュフールシュピッツェ(8月)
 
これも改めて書いておくと、登頂できたのは②と③のみ。
①のメンヒは頂上手前のリッジで足が竦んで引き返し下山時プチ滑落してたぶん右手の小指の腱を切っている。
④のデュフールシュピッツェは体力不足技量不足でそもそも足もとにもたどり着けていない。
という結果に終わっている。
 
出発前に自分が一番不安だったのは「一人でスイスの雪山を登れるのだろうか?」という事だった。
 
日本では一人で雪山行ったりしているけど、地形とか雪質とかうまく言えないけど登り方の常識とか、そういうものが日本に比べてスイスでは難しかったりしないだろうか、という不安。
 
4つ登って(登ろうとして)みて思った感想としては、
 
山による
 
というもの。身もふたもないけど。
 
例えば、ブライトホルン通常ルートであれば、天気が良くて視界が良好でトレースがばっちりついている、という前提であれば、一人でも問題ないのではないか、と思う(あくまで個人の感想)。
 
技術的に難しい所も危ない所も全くなく、人が多いからトレースもがっちりついているし、単に歩いていれば頂上に着く。
 
メンヒも、岩登り技術と雪山の歩行技術があり懸垂下降ができれば一人で登ることは可能だと思う。
 
ただ、高所恐怖症の人であれば私のように頂上手前のリッジでは足が竦むだろうし、岩登り技術がきちんとない人は私のように下山時に滑落して指の腱が逝かれる可能性は十二分にある。
 
 
デュフールシュピッツェに関しては、一人は結構リスクが高い、と思った。
 
日本の雪山になくてスイスの雪山にある固有のリスクとして、氷河歩きがあると思う。
今回初めて氷河というものをまともに歩いて思ったのは、
 
氷河を一人で歩くのは結構リスキーである
 
ということ。
(一応シャモニーの雪山教室の時に氷河はちょっとだけ歩いたけどちょっとだけ過ぎて記憶から飛んでいた)
 
私の事前の想像力が欠如していたんだけど、氷河というものの表面は、本当に「氷」であって、私が思っていたのより数倍固くアイゼンが刺さりにくい。雪面にアイゼンを蹴りこむのとは違う。
 
そしてこれも私の想像力が欠如していたんだけど、当たり前に常にまっ平なんてことはなく、斜めっている(そして斜めの先はクレバス)所もたくさんある。
 
ブライトホルンの記録を書いた時、「万一隠れクレバスに落ちても這い上がれるようにアイゼンを装着~云々」と書いてたけど、実際ローテンボーデンからモンテローザ小屋への道で氷河を歩いて思ったのは、
 
クレバスに滑り落ちたらたぶん途中でアイゼン蹴り入れてorピッケル刺して止まるとか無理なのでは?
 
ということ。
 
それくらい表面が固い。
 
しかもローテンボーデンからモンテローザ小屋までは朝だし目印のポールもあるしでまだましだけど、モンテローザ小屋からデュフールシュピッツェに向かう時は真っ暗な中で標識もない氷河を通過する必要がある。
 
もしここでクレバスに落ちたら終わる気がする。
 
実際に私が行った翌週、同じ場所か近い場所でポーランド人のソロハイカーがクレバスに転落して亡くなっている。
 
これは事故のニュース
 
記事には「モンテローザ氷河」とある。
モンテローザ氷河は広いので私がたどり着けなかったもっと上の方なのかもしれないけど、とりあえずこの氷河のどこかのクレバスに落ちたらしい。
午後に通りがかったパーティが助けを求める声を聴いて救助を呼んだとのことなので即死ではなかったけど、運ばれた後怪我が元で病院で亡くなったとのこと。
 
このケースでは声は届いたけど、もし届かなかったらたぶんずっとクレバスの中に落ちたままなんだろうなと思う。
一人で登るとそういう、落ちても誰にも気づかれないリスクがある。
勿論2人パーティで2人ともクレバスに落ちることあると思うけど(実際にそういう救助映像も見た)、ロープで確保して適切な距離を保って歩いていれば、クレバスに落ちるリスクは一人よりも格段に低くなると思う。
 
このデュフールへの旅の途中で出会ったドイツ人や最後の夜に泊まったツェルマットのホテルの人も私が一人だと聞くと口を揃えて
 
「一人は氷河歩きが怖い。クレヴァスが怖い」
 
と言っていた。
それはほんとにその通りだと、今回身をもって体験した。
 
ゴルナグラート氷河やモンテローザ氷河みたいにクレバスが見えているところもあるけど、氷河が終わったと思っても歩いている下にはたぶん見えない穴が至る所にあるんだろうな、というのは感じた。
 
トレースの脇にいきなりこんな穴が開いていたりする。写真ではうまく伝わらないけどたぶん私の身長(168㎝)より深い穴。
 
 
で、こういう氷河がない山であれば一人で行けるんじゃないかな、とも思うけど、それも今回結構怖いな、というのはアラリンホルンで思った。
(スイス山岳クラブの地図で見る限り、アラリンホルン周辺に氷河はあるけど一般登山ルートは氷河から外れているように見える)
 
こういう段差はこの日はしっかりしているように見えたけど、もしこの橋が崩れたら勿論下に落ちる。
2人以上で確保した状態であればいいけど一人ならフリーフォール。
 
あと、登山ルートはブライトホルン一般ルートなみに踏み固められていたけどトレースのすぐ脇に深い穴(これも私の身長以上)が空いていたりもする。
 
後、ちょっとルートからはずれるとこういう深いクレバスがあったりする。
 
なので、地図でルート上に「氷河」と明確に名のつく場所がなくても、氷河地帯近辺なのであればこういう深い穴はあるし、トレースや視界が明瞭でなく人がいないときにそういう所で穴に落ちれば結構な確率で終わるのではないかな、と思った。
 
あと、今回反省として一人で登る場合に備えてやっとけばよかったな、と思ったのは、
 
①紙の地図を読むスキルを養うか②スイス版yamapかyamarecoをDLしておくこと。
 
…まぁこのどちらもなしにデュフールに挑戦しようと思った私は今となっては無謀だったなと思う。
一応SACからダウンロードした地図とコンパスは持っていったけど、
 
読むスキルがなかったらそれは持ってないのと一緒
 
なんだよな。当たり前だけど。。。
一応ちょっと勉強していったつもりだったけど当たり前に現地では何の役にもたたなかった。
暗い中で左に紙地図とコンパスを、右手には携帯のGPSを握りしめて首を傾げているだけに終わった気がする。
 
この点がもう少しましだったら氷河であんなに迷う事はなかった気がするし、変な所に迷いこんでクレバスに転がり落ちなかった私はラッキーだった。
 
スイス版というかヨーロッパ版yamapかyamarecoってあるのかな。
たぶんあると思うんだよな。シャモニーの雪山教室の時参加者がそれっぽいのを開いていた気がするので。
 
氷河は毎年移動するし地図に氷河の場所までどれくらい正確に書いているのかわからないけど、私のようにyamapに依存しきった奴がいきなり紙の地図なんて読めるわけもないんだから、事前にちゃんとリサーチしてアプリをDLしていくべきだったと思う。これは今回かなりの反省点。
 
纏めると、今回のスイス山行前の自分の不安「一人でスイスの雪山に登れるのだろうか」という疑問に答えると、
 
「技術的に一人でも登れる山はある」
「氷河地帯にある山に登る場合に深い穴(クレバス)に落ちるリスクがあり、クレバスに落ちた場合、一人で這いあがる事はたぶん不可能
「紙の地図を読むスキルあるいはスイス版登山アプリは必須」
 
 
だろうか。
 
今回2回スイスに行って、7月の山旅では自分の未熟さを、8月の山旅では氷河の怖さを思い知った。
 
しかしじゃあ次はガイドツアーか複数で行くかというと。。。たぶん次も一人で行くと思う。
 
私のようなピヨピヨチキンが何を偉そうに、と思われるかもしれないけど、欧州に来てからガイド登山か雪山教室ばかりで今回のスイス旅で久々に一人登山をして、やっぱり一人の気楽さは何ものにも代えがたいと思った。
3月に予約している山旅は一人で行ったら確実に死ぬのでガイド登山にしたけど、そういう所以外は一人で行きたい。
 
たぶん私は今年夏には日本に帰れると勝手に思っているけど、それまでにスイスに行くことは。。。たぶん無理な気がする。
でもいつかまたデュフールにリベンジできたらいいなと思うので、ヨーロッパ版登山アプリについては次行くまでに調べようと思うし、日本に帰ったらまたミ〇〇ツ登山教室に行って今度は雪山でなくクライミングを習いたい。
 
 
今回のホテルは一緒に行った知人が予約してくれた5つ星で、古いけど設備は大変充実していた。
 
ロビーにはクリスマスツリー。
宿泊客は欧米人ばかり。
 
知人が予約してくれたのは朝食込のプランだったけど、現地に行ってみたら年末の年越しディナーは料金に含まれていますよ、と言われせっかくなので参加することにした。料金に含まれているのは料理のみで、飲み物は別途頼む必要がある。
 
部屋から見える中庭のプール。この周りにテーブルや椅子を出す。
 
 
更にプールからちょっと1日目を離している間にこのバーの周りに足組を組んで板を敷いてダンスフロアが作られていた。
 
出発前は大晦日のディナーをどうするか決めてなかったけど、一応なんかあった時のためにと思って黒のワンピース(テロテロジャージー素材で普段使いの奴だけどアクセサリー次第でギリカジュアルの上の方に持っていける)とヒール付のサンダルは持ってきていた。
但し寒すぎてワンピースの上にカーディガン羽織った上にショールもかけたのであんまりきちんと感はなかったけど。。。
 
この世に陰キャ選手権があったら入賞できる自信があるくらいには陰キャなので、これまでの人生で年越しカウントダウンみたいな陽の者のイベントには参加したことがない。
 
パリピ欧米人たちは年越しディナーぱーちぃなるものにどういう恰好で行くんだろう、と眺めていたけど、女性は結構気合入った格好が多くて驚いた。
ドレスは総スパンコールのミニドレスとか胸が半分くらい出ているロングドレスとか結構なドレスアップ度高めのドレスだったし足もともヒール10㎝ありそうなパンプスとかかなりきちんとしていた。
リゾートなのに皆ちゃんとこんなドレス持ってくるんだなぁと感心。
しかもこの気温16度くらいの寒い夜なのに上に何も羽織らず露出したままなの強い。さすが欧米人。
年配のご婦人はワンピースにジャケットみたいな恰好が結構多い。
 
男性はそこまででもなくて、大抵は襟付きシャツくらい。中には蝶ネクタイしてジャケット羽織っている人やマツケンサンバみたいなギラギラ素材のジャケット着ている人もいたけどごく少数。
 
食事はビュッフェ形式で色んな食事があった。
さすが海辺で海鮮も豊富。
 
前菜コーナー。

 
寿司コーナー。

 
飾りのスイカたち。

 
たぶんチェ・ゲバラだと思うんだけど、何故にエジプトのリゾートでチェ・ゲバラが選択されたのか謎。

 
チェゲバラとディズニー映画のプリンセスが並んでるのちょっとおもしろい。

 
たぶん上段は中東のエライ政治家とかだと思うんだけどその人達とマリリンモンローが並んでるのもちょっと面白い。

 
デザート。
手前のこのもしゃもしゃしたお菓子たちは中東やマグレブ諸国でよく見る奴で、ナッツペーストみたいなのをもしゃもしゃでくるんで蜜掛けしたお菓子。
私はこの甘さ増量500%みたいなお菓子が大好きだけど、妹は甘すぎて苦手らしい。

 
プールの脇のステージではダンサーさんが踊ったり音楽演奏したり、そしてそれに合わせてプール上のダンスフロアでは欧米人たちが踊りまわっていた。
 
なんかリゾートっぽいなーと思ったのは、たぶん宿泊客の出身国はある程度把握していて、そこが12時になるたびに「今〇〇が新年になりました!Happy New Year!」とアナウンスがあった事。
アルメニア、というアナウンスも聞こえたので結構ヨーロッパの色んな所から人来てるんだな、と思った。
(宿泊客の中で一番多いというロシアはたぶんディナー開始時には既に新年になっていたからだと思うけどアナウンスなし)。
 
色んな国の年越しアナウンスを経てエジプトが12時になった瞬間にはイルミネーションとひらひらが舞い花火が打ちあがった。

 

これが陽の者が参加するという年越しカウントダウンぱーちぃか。。。

 
良い経験にはなった。
 
知人と初日の出見ようね、と言っていたものの私は酔っぱらって寝てしまったので起き上がる気力はなく、これは寝転がりながら撮ったエジプトリゾートの初日の出前(日の出の瞬間は二度寝して見逃した)。

 
海外リゾートで年越しするのは初めてではない(確かタヒチは年を越したはず)けど年越しパーティに参加するのは初めてで、楽しかったけど陰キャには色々と眩しく、まぁ人生でもう参加することはないかな、と思った。
 
滞在した4日間で非白人の宿泊客は我々だけで、こういうアウェー感を味わうのは久しぶりだった。
聞こえてきた言語はイタリア語、英語、ロシア(?)語。
 
ホテルの人によるとロシア人の宿泊客が大半らしいんだけど、本当だろうか。
 
確かにシャルムエルシェイクはロシア人が多いとは聞いていたけど、今もなんだろうか?
ホテルでもスパや朝食の時に結構ロシア語っぽい言葉(ダ―とかニェットとか)が聞こえてきたけど、私の乏しい言語知識ではロシアとその周辺国の言葉の区別がつかないし勿論顔見ても区別つかないので、果たして彼らがロシア人なのかその周辺国の人達なのかはよくわからなかった。
 
あんまそっち関連のニュース詳しくはないんだけど、ウクライナはそもそも一定の年齢の男性は国を出られないとか聞いた気がするけどロシアはそういう制限ないのか?
一応戦時中なのにエジプトまで年越ししに行く経済的余裕があるのか?
 
もし戦時中なのに一般家庭がこんなところまで海外旅行に来る余裕があるんだとすると国としても余裕があるってことなのかな。国力すごいな。
この人達がロシアから来てるんだとすると皆どういう気持ちで今にこにこの笑顔でフロアで踊っているんだろう。
 
まぁでも私だって世界のあれこれを見ないふりして自分の欲に忠実に生きてるんだから人のこと何か言う資格はないんだよ、それはわかってるんだけどね。。。

などとちょっともやもやしながらエジプト旅、終了。
エジプトに行くちょっと前から風邪ひいていて鼻たれ小僧だったけどポテト王国に帰ってきたら1週間くらい雪で鼻たれ小僧が悪化した。