半年前からの開催でしたが、昨日で最終回。
今回も色々勉強させていただきました
特にレベルアップの可能性を感じられたのは、継続することの大切さをどう伝えるか?ということ。
美容師さんならわかると思いますが、スタイリストデビューするには相当な努力が必要です。
ブームのように『何時間練習しました』というのは好きではありません。
その質の問題だと思うので、僕のように鈍臭い人間は人の何倍もレッスンしなければなりませんし、器用な方なら半分で良いでしょうから
それより気になるのはそのお店の労務管理。
オーナーさんはそういった方の労務管理をマネジメントできているのでしょうか
多分本人は『僕が好きでしていることなんで、残業じゃないんです』と言うでしょう。
それに対して『仕方ない。好きだけやって良いよ』みたいになってませんか?
『これは美容業界独特の文化だから』なんて思ってませんか?
違いますよ。
他の業種の方でも特に若い方なら、先ほどの会話にあるレッスンという言葉を、残業に置き換えていただければ日常茶飯事です。
しかし、労務管理上、残業時間はコントロールしなければならないのです。
ならぬものは、ならぬのです(ドラマはみてませんが)。
レッスンは労務です。
たとえ教育であっても、本人の意向があっても、レッスンが労務である以上、レッスンは残業なんです。
美容業界独自の問題ではなく、他の業種にも同じことは起こっていて、そこに向き合う企業は向き合っています
話は逸れましたが、レッスンについてはそうやって時間をかけて、アシスタントがスタイリストになるわけです。
が、スタイリストが管理職になるために、どれだけ努力しているでしょう?
なんとなく一番キャリアの長い人、または売上が多い人が管理職になってないでしょうか?
本当に管理職の適性を見極めての人事でしょうか?
アシスタントからスタイリストになるのと同じように、管理職になるためにはそれに見合う技能の習得が必要です。
少なくとも
お客様を分析できる顧客管理
在庫などの業務管理
人事関係の労務管理
お店の収支を把握する財務管理
は、できなくては困ります。
それらを継続的に学んでいただく環境を創る事が、次の目標です