丹沢・相州アルプス全山日帰り縦走(宮ヶ瀬湖〜半原高取山〜仏果山) | 単独行者の山行録

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歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

1月28日、1月最後の山行はコスパに優れる丹沢の相州アルプスへ。
最近は県外に出るのが面倒なので身近な丹沢を中心に行き先を選ぶことが多いが、その中でも毎回上位の候補に挙がるのが丹沢の端っこに連なる相州アルプスこと中津山地の山々。
全山縦走するとなると数あるご当地アルプスの中でも本格的な縦走登山を楽しめる、個人的に大好きな山域だ。
過去に訪れたのは一昨年 、3年前 、6年前 と決して回数は多く無いけれど、ヒルさえいなければ年間を通して歩きたいと思うほどお気に入り。
歩く長さを体調に合わせて変えられるので、連勤の疲れが溜まった休日でも気楽に縦走できる点もポイントだ。
今回は清川村側からのコースは未踏だったので、未踏コースのうちの一つの宮ヶ瀬湖畔から北端の半原高取山に登り、南端の荻野高取山まで縦断する6年前の逆ルートで縦走することにした。

本厚木駅からバスに揺られて終点に程近い仏果山登山口バス停に着いたのは8:33。
こちら側からのコースは案外人気があるようで、他にも複数のハイカーが下車していた。
コースはほぼ尾根沿いのスロープ状の道で整備も行き届いていてとても登りやすい。
自然林の植生も良く、冬枯れの樹間からは宮ヶ瀬湖を垣間見ることができる。
稜線に出た地点は半原高取山と仏果山の中間点にある宮ヶ瀬越。
全山縦走のため、ここから北端の半原高取山へピストン。
9:27一座目の半原高取山に到達。
展望が開けてベンチまである昼時には賑わう山頂もこの時間は先着者はたった一人で静かだった。
ここに来てすることと言えば、先ずは展望台に登って景色を楽しむこと。
この日は雲は多めだけど見晴らしは良好。
見えないことも多い北関東の日光連山や筑波山塊も良く見える。
次に登る仏果山
南には東丹沢の山並みに最奥に5日前 に登った大山。
西側には寒々しい冬空の下に丹沢主脈の山々と宮ヶ瀬湖。
北側には奥秩父から奥多摩にかけての山並み。
条件が良ければ左手焼山と滝子山の間に甲斐駒ヶ岳が見えるのだけど、残念ながら今日はガスっていて見えなかった。
都心方面をズームイン。
筑波山塊や判りづらいけどスカイツリーもはっきりと見える。

半原高取山を後に来た道を戻って仏果山へ。
展望台から眺めた通りの近さに加えてアップダウンも殆どないのであっという間だ。
9:58仏果山到達。
この山にも展望台はあるけれど、既に複数先客がいるので、先へと進もう。