奥多摩・高水三山+棒ノ折山低山ハイキング(御嶽駅~高水山~岩茸石山) | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

11月4日に行ってきた奥多摩日帰り山行記録。

3、4日は連休だったのだが、3日は身体的に限界をきたしていたため静養。(なんせ、日勤、夜勤、山行、夜勤と立て続けにやっていたのだ。)
私が外出を控えようと決めた日に限って晴れるのは何故だろう?w
4日、世間は三連休の中日。どこの山も混むのは必至だと思ったので当所は何処にも行く予定は無かったのだが、せっかくの秋晴れをふいにするのは勿体ない。
ということで、急遽気軽に行けそうな奥多摩の未踏の低山を歩くことにした。
認識の甘さを後悔しています。(笑)

今日はガイドブックでも初心者向けとされる低山ハイクなので遅めの6時台に起床して出発。
拝島でホリデー快速おくたまに乗り換えると夥しい人の数。
満員電車に揺られ、人混みと共に御嶽駅で下車。
流石は三連休の奥多摩、エグい程の人混みだ。
御嶽駅を脱出するのに軽く5分は要した。(笑)
出口に殺到する人混み

もうね、この混雑を前にして早速後悔。
駅からのアクセスもよくて標高差が低く歩きやすいこの周辺の山に人が集まらないわけが無い。
先を思いやられつつも高水三山の登山口を目指して御嶽駅を出発。
ところが私が目指す登山口へ向かう人は何と一人もおらず、その殆どが御岳ケーブル行きのバスへ殺到した。
御岳山人気、恐るべし。
あまりに白黒はっきり分かれたので、何たる幸運とばかりに心の中で笑いが止まらなかった。
9:07、高水三山の登山口がある慈恩寺に着く。
境内に入ってすぐ左手奥の登山口へ。
慈恩寺前にて

登山口からは植林の中の程よい傾斜の登山道。
道は十分に整備されている上、登りの合間に平坦な道を幾度か挟むので、準備運動に適していてペースを上げやすい。
葉上に止まる綺麗な蝶
整然とした植林の中の登山道
祠がある分岐を惣岳山方面へ進む。ここまで3名だけしか会わなかった。
静かな山行に満足していたが、このあとが大変だった。
惣岳山(756m)頂には10:11到着。
展望の無い静かな山頂では数名が休憩中。
惣岳山頂の青渭神社
惣岳山頂の標柱

山頂北側から急な岩場を下っていく。
もし今回の山行で気を付けなければならない箇所があったとすればここくらいだろうか。
惣岳山北側の岩場

岩場を過ぎると後の岩茸石山と高水山はボーナスステージのようなもん。
稜線を徹底的に巻いていくので、はっきり言って平地を歩くような感覚。
登りのある箇所はせいぜいその二山の手前くらいだ。
この辺りから反対側からの人とドシドシすれ違う。
高水三山は軍畑駅から御嶽駅へ一筆書きで周遊できるコースになっているので、軍畑駅から登って来たのだろう。
私の場合は最後に棒ノ折山まで縦走しなければならないので、どちらの駅から登っても中間にある岩茸石山へピストンする重複区間が生じてしまう。
高水山への稜線
巻き道と植林ばかりの無味乾燥な登山道

岩茸石山頂はどうせ後で寄るので巻いて高水山へ向かう。
巻いた後の分岐からは凄まじい大混雑。
高水山まで常に人とすれ違っている状態だ。
高水山へ向かう途中の縦走路からは奥武蔵の山々が望める
高水山(759m)へは10:50到達。

山頂は人でごった返し。
人混みで煩い上に休むスペースも無いので長居は無用。
来た道を戻り、高水三山最後の岩茸石山へ。
渋滞に巻き込まれ、遅々として進まない。
流石に溜息が漏れた。この人混み、それに事前に調べずに未踏という理由だけで特に考えもせず行き先を決めてしまった自身の愚かさに対して。
何とか追い抜ける箇所を見つけては怒濤の勢いで行列を追い抜いていく。
岩茸石山直下はそこそこ急坂だったが、ここもペースを落とさずに一気にやり過ごした。
岩茸石山頂への急坂
11:08、岩茸石山(793m)に到達。

相変わらずの人の多さに閉口。
ここで昼食としたかったが、せっかく山に来たのに喧騒の中での食事なんて落ち着けない。
景色が良いだけにとても残念だが、棒ノ折山へ向けて直ぐに山頂を出発した。
棒ノ折山へ伸びる稜線
北東の眺望