杓子山・石割山日帰り縦走(高座山~杓子山~二十曲峠) | 単独行者の山行録

単独行者の山行録

歩いた山々の記憶を詳らかに。
山行中心の備忘録。

高座山から軽く下ると岩混じりの道が少し続く。
途中の鉄塔からは三ッ峠山が良く見える。

鉄塔の場所からは三ッ峠山を始め御坂の山々の展望が良い。

鉄塔を過ぎると、岩混じりのアップダウンが何度か待ち受ける。

岩混じりの尾根道

その後、不動の湯からのルートと合流。
そちらからのルートの方が山頂まで楽なので、人気があるらしい。
私もいつか今回のルートとは逆ルートで登山後に不動の湯で汗を流そうと思う。

不動の湯ルートとの分岐

分岐を進むといよいよ杓子山に取り付く。
九十九折の登りが登場し、最後に急登を経て山頂へ。
山頂までの道中にも多種多様な生き物を観察することが出来た。

美しい蝶々

11:20、杓子山(1,597m)山頂に到達。
山頂のベンチには老夫婦の先客がおり、難しい国際情勢について語らっていた。
残念ながら富士山は雲隠れしていたが、北に大菩薩嶺、北西に御坂の山々、南にこれから向かう石割山、更にはうっすらとだが、天子山地の毛無山まで望むことが出来た。

杓子山山頂標識。

↑富士山を背景にこのお洒落な杓子山のプレートを実際に見たいがために今回この山を選んだのだった。(笑)
富士山は見えないが、このプレートが格好良い。

杓子山山頂標識その2。

山中湖、忍野村の集落、富士山

河口湖町と富士吉田市の街並みと御坂山塊

これから向かう石割山とそこへ続く尾根道

山頂の生き物①

山頂の生き物②

山頂の生き物③

山頂は開けていて降り注ぐ陽光と吹き付ける微風が非常に心地よい。
山頂は花畑が広がり、様々な種類の蝶が舞い、トンボが飛び交う自然の楽園のような場所で直ぐに気に入りました。
暫くの間、撮影に夢中になってしまった。
撮影を終え、昼飯のおにぎりを食べながら休憩。
テーブルとベンチも綺麗だし良いところだ。
休憩後、今度は東側にある鹿留山へ向かう。
軽いアップダウンを経て鹿留山とこの後向かう二十曲峠の分岐を直進。

分岐

10分弱歩いて鹿留山(1,632m)に12:08到着。
西側の杓子山より少しばかり高いが、展望は皆無、標識と大木が鎮座するだけの少し寂しい山頂だ。
でも、こういう人気の無い静かな山は大好きなんだな。

木々に囲まれた静かな鹿留山頂

鹿留山頂を後に、先の分岐に戻る。
分岐を二十曲峠方向に進む。
ここから先はかなり急な下り。
しかも岩混じりだから、慎重に下っていく。

岩混じりの急な下り道を振り返る

急坂を暫く下ると道は次第に緩やかになり、立ノ塚峠という未舗装の林道との交差点に辿り着く。
ザックを下し、一休憩。
急な下りですっかり脚が痛くなってしまった。
地図を確認するも石割山はおろか二十曲峠もまだ先。
この林道に入って下山し紅富士の湯に寄って帰ろうか正直悩んだが、何とか思い止まった。

立ちノ塚峠にて。クマさん注意の看板。

再び足を進めると、緩い登りに差し掛かる。
途中で加瀬山というピークを通過。
加瀬山から暫く進むと深い笹藪の道となる。
まあ道は明瞭なのが救いか。

背丈の高い笹が道の両側に蔓延る

笹藪を抜け、少し進むと二十曲峠に至る。