加藤道夫という劇作家、翻訳家、演出家について | 演劇集団プラチナネクスト 稽古場ブログ

演劇集団プラチナネクスト 稽古場ブログ

演劇集団プラチナネクストは、文学座が開設した「プラチナクラス」の卒業生が立ち上げた演劇集団です。

こんにちは、六蔵です。正確に言うと、「誰も知らない歴史」で六蔵役を演ずる役者です。

4月から始まった本読みのお稽古、的早孝起さんの演出指導も熱を帯びて参りました。

ところでほとんど伝説となった作家・加藤道夫に的早さんがスポットを当てる理由はどこにあるのでしょうか?

本人から聞いたところもありますが、その前にまずは加藤道夫の略年譜をご紹介いたしましょう。(「文学座通信」より)

 

1918年 福岡県に生まれる

1921年 父が東京帝国大学理学部教授転任により、一家を挙げて上京

1940年 慶應義塾大学英吉利文学科に入学

    予科時代に芥川比呂志、中村真一郎らと知り合い

    フランス文学研究会を結成

1941年 「新演劇研究会」結成

    (第1回公演で「ろくでなし」を翻訳、ソートン・ワイルダー

    作「わが町」を翻案)

1943年 陸軍省通訳官の試験に合格

1944年 「なよたけ」脱稿。南方へ赴任。

     ”人間喪失。マラリアと栄養失調にて死に瀕す”

     翌年、帰国。

1947年 「麦の会」発足(長岡輝子、荒木道子、芥川比呂志らと)

1949年 「麦の会」が文学座に合流、初期アトリエ公演を

     実行、確立していく。

 

ちょっと長くなりました。この先、文学座での活動が始まります。

続きは後ほど。

 

(文責・六蔵)