こんにちは。
プラネット整形外科 代表院長のシン・ドンウです。
以前、私はミニリフトの価格についてお話ししました。
その際、「価格以前に副作用が多いため、ミニリフトはあまりおすすめしない」というお話もさせていただきました。
私自身、17年間で数千件以上のフェイスリフト手術を行ってきましたが、現在はミニリフトを行っていません。
ただ、「どんな副作用があるのか」「なぜ起こるのか」が気になる方は多いようです。
そこで今日は、ミニリフトの副作用について詳しくお話ししたいと思います。
副作用にもさまざまな種類がありますが、今回は特に「へこみ(陥没)」について重点的に解説します。
今後も時間がある際に、ミニリフトの限界や副作用について継続してお話ししていく予定ですので、ぜひよく読んだ上で手術を検討していただければと思います。
ミニリフトの副作用
へこみが起こる理由① 切開範囲
へこみが発生する主な原因は、代表的に2つあります。
①切開範囲が狭いこと
②狭い範囲に強い力が集中すること
つまり、この2つを解消しなければ、へこみは防げません。
しかしミニリフティングには、この2点を改善しづらいという特徴があります。
順番に説明していきます。
まずは「切開範囲」についてです。
ミニリフトは、一般的なフェイスリフトとは異なり、耳周辺の一部のみを切開します。

そして、その切開部位からたるんだ組織を引き上げ、皮膚を張らせる手術です。
多くの病院で強調されるSMAS(筋膜層)の剥離・引き上げも、この段階で行われます。
しかし、単純に“引っ張る”だけでは、すべての問題が解決するわけではありません。
なぜなら、私たちの皮膚は平面ではなく立体構造だからです。
引き上げる過程で、自然と凹凸やシワが発生します。
実際、気になる方はご自身の皮膚を強く押してみてください。
押した周囲に細かいシワができると思います。
これは、シャツや革にシワができる現象と同じです。

では、フェイスリフトもミニリフトも「組織を引き上げる」という点は同じなのに、なぜミニリフトだけへこみが起きやすいのでしょうか?
その理由は、「引っ張るポイント」に違いがあるからです。
切開範囲が広いフェイスリフトでは、
ヘアライン,耳周囲,首
など複数箇所から皮膚を引き上げることができます。
一箇所だけで引っ張るのではなく、複数方向からテンションを分散できるため、自然で滑らかな仕上がりになりやすいのです。

しかしミニリフトの場合、切開範囲が耳周囲に限られています。
そのため、固定ポイントが耳付近に集中してしまいます。
本来、
ヘアライン、耳全体、首に分散されるはずの力を、耳だけで支えることになるのです。
結果として、一箇所に強い力が集中してしまいます。
ミニリフトの副作用
へこみが起こる理由② 張力の集中
2つ目の理由は、「狭い範囲に強い張力が集中すること」です。
これは以前、フェイスリフトの傷跡についてお話しした際にも触れました。
すべてのリフト手術は、たるんだ皮膚を引き上げることで改善を図ります。
もちろんミニリフトも同じです。
では、加齢で下がった皮膚を上へ引っ張れば、そのまま維持されるのでしょうか?
答えは違います。
引き上げた皮膚も、同じように重力の影響を受けます。
さらに、本来の位置から人工的に剥離して移動させているため、「元に戻ろうとする力」も働きます。
つまり、
引き上げた状態を維持しようとする力
VS
元の位置へ戻ろうとする力
この2つが常に拮抗している状態なのです。
そのため医師は、皮膚が元に戻らないよう、強固に固定する必要があります。
しかし問題は、顔には皮膚だけでなく骨も存在しているという点です。
引っ張られる皮膚の中心部には、頬骨があります。
そのため、引き上げる力が強くなるほど、頬骨周辺へ伝わる力も大きくなります。
すると皮膚が過度に引っ張られ、頬骨の内側へ食い込むような状態が起こることがあります。
これが「へこみ(陥没)」です。
このへこみを防ぐには、集中した張力を分散させるしかありません。
しかしミニリフトでは、張力が耳周囲に集中してしまうため、現実的には分散が難しいのです。
私自身も、この限界を理解しているからこそ、現在ミニリフトを行っていません。
それでも多くの患者様から、
「ミニリフトはできませんか?」
とご相談をいただくため、私は数年にわたり、こうした副作用を改善できる方法を研究してきました。
その結果、副作用や限界を補える術式として考案したのが「ミニプラスリフト」です。
この手術は、切開範囲をヘアラインまで拡張した方法です。
先ほどお話しした、
✔️狭い切開範囲
✔️張力集中
という2つの問題を改善できるメリットがあります。
今日は、ミニリフトの副作用の中でも「へこみ」についてお話ししました。
今後も、さまざまな限界や副作用についてご説明していく予定ですので、ぜひよく比較しながら、ご自身に合った方法を選んでいただければと思います。
以上、プラネット整形外科 シン・ドンウでした。
ありがとうございました。
公式LINE
公式HP
Before&After






