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多くのポータブルオーディオファンに高い評価を得ている、Cayin N7・N8ii と言うデジタルオーディオプレーヤー(DAP)があり気にはなっていたのですが、それぞれ大変高価なため全く手が出ず眺めているだけだったのですが、9万円弱という同社としては安価なラインアップとしてリリースされ、その内容として真空管搭載という今まで聴いたことのない要素に惹かれ、購入してしまった次第です。
今回の製品はコチラ ↓
商品名 : N3 Ultra
モデル番号 : SPK-A005
メーカー名 : Cayin
公式サイト
代理店サイト
中国で1993 年に設立した珠海スパーク(Zhuhai Spark)電子設備有限公司が、Hi-Fi 製品の製造・販売として2002年にCayinブランドを立ち上げ、2013年にはパーソナルオーディオに参入とのこと。
Cayinは、真空管アンプや、デジタル処理技術を用いた製品を出しており、多くの製品でユーザーがカスタマイズ可能な機能を提供しています。
2024/04/26に発売
※公式抜粋
リタリーグレードのRaytheon製JAN6418真空管(NOS)を搭載し、3つの音色を持つDAPです。DACにはデュアルAK4493SをMonoモードで搭載し、また3.5mmシングル、4.4mmバランスおよびラインレベルのアナログ出力で真空管とソリッドステートの両方の音色を体験することが可能な音楽の楽しさを追求したコンパクトなプレーヤーに仕上がっています。
ヴィンテージの真空管アンプJAN6418がもたらす新たな聴覚の悦びを堪能できる本格的でミニマルな体験を提供することを目指したとのこと。
OSとしては、AndroidベースとしたカスタムOSとなっており、Playストアへのアクセスは出来ないようになっています。
また、WifiやBluetoothなどの無線機能は搭載されていません。
パッケージは保管に優しい小さめサイズ
表には製品名、裏面には基本スペックと注意事項の記載を中国語・英語・日本語の3か国語で記載されています。
開封すると2段構成となっています。
上段
下段
上段の中敷き底面は厚紙ですが、接着がしっかりされておらず、上記のように浮いてる状態でした。
背面は、標準で保護フィルムが貼られており、その保護フィルムを保護するフィルムが最外面に貼られています。
※この最外面フィルムを剥がし時に、本当のフィルムごと剥がれるのでゆっくり注意深く剥がすことをお勧めします。
私は、これやって埃が少し入ってしまいました。
( ̄^ ̄゜) グスン
上面 :電源ボタン
右側面:ボリュームノブ・曲戻し・再生/停止・曲送り
底面 :USB Type-C・ラインアウト・3.5mmシングルエンド出力・4.4mmバランス出左側面:MicroSDスロット
※上記写真では、USBとラインアウトに他社メーカーのパーツを付けております。
どんな意味があるのかは不明ですが、MicroSDスロットには、ダミーのSDカードが刺さっていました。
SONY NW-WM1AM2とのサイズ比較になります。
※N3 Ultraにカバーを付けて撮影してしまったので参考程度に。
印象としてN3 Ultraは、一回り小さく手にも持ちやすいサイズとなっており、
持ち運びにより適した製品となっている思います。
厚みに関しては、N3 Ultraが勝っています。この厚みが少し扱いにくさに繋がっています。
公式で詳細に記載されていますのでそちらをご確認ください。
https://kopek.jp/kopek_dev/wp-content/uploads/2024/04/N3ultra-spec_01-1201x1536.jpg
スマホ手取り/直撮りなので歪みやブレはご容赦を。
2024年6月19日追記
「音楽をスキャン」することで追加楽曲が表示されるようになります。(自動スキャンはしていないようです)
全体スキャンとフォルダー指定スキャンの2択が選べるのですが、フォルダースキャンを実行すると指定フォルダ以外のデータが表示されなくなったので実質、全体スキャンしか使用しないものと思われます。
なぜかオリジナル楽曲の曲名が不明になっていました。
※アルバム曲一覧画面では曲名出てるんですけどね。
基本的な機能は一通り実装されています。
イコライザーはかなり細かく調整でき、イヤホンごとの設定を保存しておけるようです。(未実行)
全体的に画面サイズに対して表示要素が小さく、視認性・操作性が著しく低いと感じます。
画面遷移において、”戻る”場合は、各画面タイトル行の[ < ]を押下、または本体最下部のホームボタン[〇]をタップで戻れます。
本体最下部のホームボタン[〇]は、再生中音源のサンプリングレートに応じて6色に発光が変化します。
※設定で発光をOFFにできます。
再生コントローラ:スタイル3種
ボタン位置に一貫性がなく、ユーザビリティの考慮が欠如している印象。
右端のスタイルでボタン間の距離が離れていれば一番良いのですが…
上端を下に引き出すことで表示される設定群です。
ここで音質モードの切り替え(Solid-state / Classic(真空管) / Modarn(真空管))などを行うことが可能です。
一覧画面ではスクロールバーは表示されず、スクロールを開始すると右端にアルファベットのINDEXが表示されます。
この部分をスワイプすることで対象の項に比較的スムーズにアクセスできます。
※ただし写真見て頂くと分かる通り、指先に対して横幅が狭くINDEX自体に選択しにくさを感じます。
追記:2024年6月19日
日本語のアルバム名は、最下段の「#」に括られており、五十音順には成り切っていない状態になります。
日本語主体の方は、このINDEXが役に立たないことを覚悟して下さい。
私:dkの主観によるレビューとなり客観性を持ったものではありません。購入時の参考程度にご活用ください。
エージング:40時間くらい
DAP : Cayin N3 Ultra
イヤホン : final make4
イヤピ : final Type E
ケーブル : NiceHCK BlackDawn 4.4mm
▼Solid-stateモード
▼Classic(真空管)モード
▼Modern(真空管)モード
音場と定位
滑らかな音の繋がりが好きで真空管の音を体験したい!! と言う方にオススメです。
ただし、解像度・クリア感としては高額DAPを超えるほどではないと感じますし無線がないことも含め、現在の環境とよく相談して購入するのがおススメです。
■課題