今時の無線機の周波数は一つの源発振による管理が主流ですが、そこに外部の基準発振を接続できる機種もあります。アマチュア無線用としては過剰スペックですが、超高精度もお金か工夫次第で身近になりました。
周波数カウンタなどの基準にはカラー・テレビのサブキャリアが利用された事もあります。これは放送局側のルビジウム発振器の精度が大元で、秋月電子のキットが有名でしたがアナログ地上波の廃止で終わりました。しかしルビジウム発振器自体が入手できればそれが一番です。かつて私もそのひとつ、EFRATOM LPRO-101の中古が安価に出たと噂を聞いてeBayで入手し、カウンタ(FR-101用自作品の再利用)と一緒にケースに組み込み現用中です。私の所有する周波数カウンタ、SSG、FG、スペアナは全て外部基準にロック可能なので、その用途です。
ところでこのLPRO-101がデジタルオーディオのクロックに使うと音質向上するとかで(1bit ADのジッター対策、でしたか?)後に評判になったのです。こうなると日本では無駄な部品を付けて高値転売とは想像通りの流れですが、ともかくその使用例を見ると誰もが皆、市販のスイッチング電源ユニットを使っているのです。市販オーディオ機でも内蔵クロックは極めてQの髙い水晶発振ではあるだろうに、それとルビジウムとの差が分かると主張する人たちが安い汎用スイッチング電源にケチはつけなくていいのですか?
しかしスイッチング電源程ではないにせよ、シリーズ式だろうと大ゲインの閉ループ制御ですからノイズは出ます。我々にも容易に得られる低ノイズ電源としてはまずは電池、汎用的には非安定化の整流出力にLPFをしっかり入れる事を考えるべきですが・・・某Q&Aサイトでそう書いたところ、別な回答者から「それよりまず平滑回路が重要」と突っ込まれました。いや、私は平滑回路をLPFと呼んだつもりでしたが、「その人が知っているLPF」とは周波数も作用も違う別物なのでしょう。
Q&Aサイトの利用には回答者のレベルを疑う必要は常にあるようです。