捉え後の世界(捉え暦):10ヵ月14日
原始体操開始から:11ヵ月4日
検証理論:北京原人理論(重心力トレーニング)
骨盤低の肛門・仙骨の前あたり、会陰の辺から、鳩尾の奥、そして眉間の奥を通るラインが中心軸で、左右の股関節・脚の内側・鎖骨を通る、左右のラインの3本の軸。
初めは、左右のライン。股関節で捉えた姿勢で歩くことで形成され認識できるようになる。もちろん中心軸は感じれないがあると思う。
次に、中心ライン。捉えがある程度熟成してくると、形成され認識できるようになる。左右もあるのだが、中心ラインに気を取られる。
そこから、左右?中心?左右?中心?と紆余曲折を経て、
現在は、3本軸がまだまだ弱いが同時に感じられる。
中心軸は下から、左右はそれに拮抗させるように上から。こうすると上の意識と下の意識の調和がとれる、現段階では。
面白いのは骨盤周辺に、3本ラインが所狭しと存在すること。そしてそれが上半身を貫いていること。
3本あるなと感じられている時は、やはり身体の安定感がかなりある。骨盤が、3本の剣山に刺さっている感じなので、そりゃ安定感がある。
歩くと3本軸をより感じられる。右に重心が移動すれば、右ラインと中心ラインが重なり、次に左。そして交互に中心ラインが左右をいったりきたりする。左右のラインと中心ラインが一致していると、中心ラインの振り幅が均等になって、すっす歩いてしまう。平行移動する振り子のように感じる。でも、ラインが重なる時に、股関節の捉えが外れると上手く重ならないし、不安定になる。しっかり、捉える=重なるになれば、片足とは思えないぐらい安定感が出る。軸は上半身も貫いているので、身体全体で歩いている感じになる。
振り子のようと書いたが、別に意識的に振り子のように動かしているわけではない。内部感覚の問題で、内部からぐわっと左右に押し出されるようにユラユラ動いている。外見は自分が思っているほどは動いていないのが面白い。ユラユラと言ってもフラフラとは違う。何故なら、安定感はあるからである。よく達人が言う、不安定というのは、ユラユラであって、おそらくフラフラではないのではないか。やはり、ここでも胴体深部が動く住人とそうでない住人とで、解釈が異なるのかもしれん。前者はユラユラ(安定の不安定)、後者はフラフラ=単なる不安定。居つかないは不安定と同等では無いと思う。
歩いていると、つくづく、左右あっての中心であり、中心あっての左右であると感じる。
そして、これを可能にしているのが大腰筋である。こいつが動ないとどうしようもない。ぐわっと内部から押されるようにと書いたが、大腰筋が力の源。こやつが右に伸びれば、重心が右に移動し、下部では右股関節が地面を捉え、右ラインが明確になり、上部では鳩尾が右に移動し、右ラインと中心ラインが重なる。左側も然り。
大腰筋は上半身と下半身の連動させる要。
「伸ばす縮める」という体操がこれを可能にしてくれる。
しかし、自分もそうであったが、この体操を正確に大腰筋を使って行うのはけっこう大変。
以下、これまで気づいた注意点をまとめておく。
・骨盤と肋骨を離す、という表現
これは大腰筋が上下に伸びて、結果として起きる現象である。深層筋無視して、頑張って脇腹を伸ばせ伸ばすほど表層が動いて効果が無い。
・上半身だけの問題ではない
脇腹を伸ばす、肋骨を開く、腕を伸ばすに、集中しすぎて下半身の動き・連動が無い場合がある。肋骨をクネクネ動かすことではない。正確に大腰筋が伸びると、自然と骨盤は下方向へ、肋骨は上方向へ動く。そして肝心なのは、重心が下がる。つまり、伸ばす縮めるを行って、重心が下がらないと大腰筋は動いていない、つまり上半身と下半身の連動は皆無ということになる。
・大腰筋が伸びることで重心が伸びている側に落ち着く
これを教え込むために、おそらく伸ばす側の股関節に重心をかけるとあるのだと思うが、できるようになると、正面を向いた状態から、例えば右側の大腰筋を平行移動するように徐々に伸ばすと、それにつられて重心が右の股関節に移動しカチッと落ち着く。さらに移動すると、それ以上右側に行けなくなった大腰筋は今度は上下に伸び始めて、肋骨は上へ、骨盤が下がり重心が下がる。この時、股関節の捉え、つまり股関節から重心を外さないようにしないと、そうはならない。ほとんどが上への意識が強すぎて、重心が外れる(脇腹を伸ばそうとして肋骨を持ち上げることに意識が行き過ぎて、無理に表層で引っ張るもんだから、腰がそれにつられて外れる。まぁ、諸悪の根源は、腕を挙げることかな)。ちなみに、「下げる」はまだまだで、自然と「下がる」でないと大腰筋の効果は出ていない。「重心が下がる」ことを決して無視してはいけない。繰り返すが、基準として、大腰筋を伸ばして、重心がその方向に移動していないなら、それは大腰筋を使えていない。
・ゆっくりと行う
少なくとも自分は、何もしていない状態から、最大限伸びるまでに最低5秒はかかるし、場合によっては、意識的に10秒ぐらいかけて行う。ゆっくり等速度で、深層筋が動くとき特有のジワ―っとを感じながら。
★参考動画(2019APR28)
→【3本軸と伸ばす縮める】
(映像提供:本のセンセさん)
「伸ばす縮める」=「骨盤と肋骨を引き離す」というは、上記のプロセスがあって初めて成り立つ公式。
文字通りの表面だけの「骨盤と肋骨を引き離す」というシンプルなものでは決してないように思う。達人は実はすごく複雑なものを外見上シンプルに見えるようにやってしまう。そして、そうシンプルに言語化してしまう。ただそれだけ。伊藤昇氏のその一人のはずである。
改めて思う。胴体レベルによって、認識レベルは違う。
「胴体深部が動かない」=「表層筋」=「認識レベル:外身」
「胴体深部が動く」=「深層筋」=「認識レベル:中身」
自分もそうであったが、胴体が動かないうちは、表面上の動きや言葉だけにとらわれてしまう。形だけは真似できるから。
嘘か本当か、内部からの報告でした。
始まりはいつも北京原人から。