捉え後の世界(捉え暦):6ヵ月
原始体操開始から:6ヵ月20日
検証理論:北京原人理論(重心力トレーニング)
満~月を忘れていた。後付けだが、一応その日までの身体の状態をメモする。
(実際の記入日:2018/DEC/14)
●足裏・股関節・仙骨・背骨全体との折り合い
仙骨が芽生えてから、仙骨締めなどで、股関節の捉えが深くなったりして、色々と変化が出てきたのはいいんだが、今度は仙骨を意識しすぎて、他の事に余計な力が生じてしまった。
つまり、新しい感覚で違和感との調整がうまくいかなく、他が力みが出てしまうのだ。
まぁ、でもこれはよくある事なので、以前までの調子のよかった感覚と新しい良い感覚とをうまい具合に共存させて、ベストな感覚に持っていく作業が必要となってくる。
今回、特に問題だったのは、仙骨締めによる股関節解放はよかったのだが、同時に背骨の感覚が一段階上がったようで、これとの折り合いに少々手間取った。
仙骨をギューッと締めると仙骨が立つので、それに伴い腰椎の湾曲が軽減される。この背骨がまっすぐになろうとする感覚が、なんと後頭部と第一頸椎との接点まで感じるようになった。
具体的には、
①仙骨を立てると、
②腰椎の湾曲軽減
③腰椎と胸椎との接点が上下に引き伸ばされる
④胸椎の湾曲軽減
⑤胸椎と頸椎の接点が上下に引き伸ばされる
⑥頸椎の湾曲軽減
⑦頸椎と後頭部の接点が上下に引き伸ばされる
⑧結果、仙骨から後頭部までの背骨がまっすぐになる(感じる)
さらに、
①仙骨を立てると
③腰椎と胸椎との接点が上下に引き伸ばされる
⑤胸椎と頸椎の接点が上下に引き伸ばされる
⑦頸椎と後頭部の接点が上下に引き伸ばされる
という感覚になり、
さらにさらに
①仙骨を立てると
③腰椎と胸椎との接点が上下に引き伸ばされる
⑤胸椎と頸椎の接点が上下に引き伸ばされる
⑦頸椎と後頭部の接点が上下に引き伸ばされる
⑨仙骨を下へ引っ張る
⑩頸椎と後頭部の接点を上へ引っ張る
⑪腰椎と胸椎との接点がさらに上下に引き伸ばされる
という感覚を得られるようになった。最終的に⑨と⑩で引っ張り合うことで、背骨が反るのではなく文字通り伸びる。しかし、まだ途中の③⑤⑦を間に入れて伸ばさないと⑨⑩の引っ張り合いはうまくいかない。
調べてみると、太極拳などでいう、
・仙骨
・脊中(腰椎と胸椎との接点)
・大椎(胸椎と頸椎の接点)
・風府(頸椎と後頭部の接点)
が上下に引き伸ばされているようである(正しいかは不明。ただ、おおよその感じる場所が一致していることは確かである)。
背骨には弾力があり、伸ばした時はスプリングを伸ばした時のように一つ一つの各背骨の間が開く感じがある。詰まりから解放されるような感じである。⑪の時は本当に凄い!
そんなこんなで、仙骨と背骨で遊んでいると、股関節がおろそかになり、それが今度は足裏に影響を及ぼしてきた。だから、仙骨と背骨を上記の状態に保ちながら、股関節は緩まり、足裏はフワフワという感覚を得られるように調整を行った。
現在調整がようやく終わり、足裏・股関節・仙骨・背骨全体との折り合いがついた。
少なくとも、これまで以上に味わったことのない感覚である。かなり抽象的になるがメモする。
この現時点での完成形で立ち、さらにそこから最大限力みを取る。そうすると、突然、とあるポツンと置かれた空き缶みたいになる(笑)
立つ意志が無くとも立っており、体の中が空っぽに感じ、重みが消える(故に空き缶w)。なんというか、エアホッケーのパックみたいに軽く地面から浮いているように感じるのである。もちろん外見上は足裏は地面に付いている。あまりにも自分が立っている感覚が無いから、自分はいないのではないかと思うほどである。ちょっと大袈裟だが慣れない感覚なので本当にそのように感じる。
これは察するに、重心線と身体の中心軸がほぼ完全に垂直に一致しているからだと思われる。骨盤の重心から発生する地面への垂直方向の力の作用に対して、そこから返ってくる反作用の力のベクトルの線が真っすぐに身体の中心軸をほぼズレることなく徹っているためではないか(もちろん中止軸を通って上半身の重みが骨盤に行きそこから地球へ作用もしている)。
だから、地面に力がかかっていても、その反作用を最大限もらえてズレること無くしかるべきライン(中心軸)に徹って頭を貫通しているから、両者の力がある意味相殺されて、立っていても立っていないと感じるのかもしれない。物理的に正しいかは不明。
それから重心が内くるぶしの真下に感じるようになってきた。足裏は踵・母指球付近・小指球付近の3点を意識せずとも感じ取れる。内くるぶしが頂点のテントが張られているような感じで、これがもしかしたら足のアーチの感覚なのかもしれない。
もちろん常態化には至ってないが、このように感じる。
以上、身体内部からの報告でした。
始まりはいつも北京原人から。