捉え後の世界(捉え暦):1ヵ月12日
原始体操開始から:2ヵ月1日
北京原人理論による胴体開発は、水源を求めて、穴を掘り進めるのに似ている。
水源=捉えで、使う道具、例えば、つるはしやスコップ=体操で、
手作業で毎日コツコツ掘り続ける=北京原人姿勢の維持である。
決して機械に頼ってはならない。
正確な水源に位置をつきとめるために、客観的データである、地質調査結果などが必要である。
それが手刀チェックだ。これで、どこを掘り進めるべきか分かる。
水源=捉えへの、いわば道しるべ。
早速掘り始めるわけだが、最初の地面は、土とは限らない。
アスファルトかもしれない。
コンクリートで固められているかもしれない。
そう、この固さが最初の胴体の固さの度合いだ。
掘り進めると、意外とすぐ慣れてきて、順調のように感じる。
しかし、すぐに固い地層に出くわす。
新たな癒着の層だ。
掘らないと分からなかった、癒着である。
ここからは、掘っては固い地層にぶつかり、掘ってはぶつかりを繰り返す。
癒着のミルフィーユはぶ厚い。
でも、決して手を止めてはいけない。
今手にしている、つるはしは絶対に壊れないから。
それから、手で直接掘り進めることもする。北京原人姿勢の維持だ。これなら道具無しでも、掘れる。
わずかでも、それが1ミリでも。
やがて道具の使い方が上手くなり、一回のつるはしで、かなり掘れるようになる。
下手ながらも続けた体操が上手くなるのだ。
手で掘れる量も増えてくる。
繰り返すが決して機械に手を出しだり、作業をサボってはならない。
掘った分は、続けている限り再度埋まることはない。
四苦八苦しているうちに、土が湿っていることに気づく。
これが深層筋の自動覚醒の始まりだ。
水が湧きはじめてきたのだ。
さらに掘り進めると、やがて水溜まりができる。
捉えの意識的な芽生えである。足元に水を感じざるを得ない。
もう捉え無しではいられない状態になる。
まだ量は少なく、濁っているけど、ここから世界が一変する。
想像してもらいたい、水がある世界と、そうでない世界の違いを。
そう、捉えがある世界とそうでない世界を。
渇ききって固まった身体に水が流れはじめる。
水は生命の源だ。
さらに掘り進める。
気付くと、足から徐々に身体が水に浸かっていく。
若干の浮力が生まれる。
これが体重が乗っているのにそう感じないフワフワする感覚の芽生えだ。
同時に腸腰筋の覚醒の合図でもある。
水に浸かっていく、つまり捉えが作用する箇所からどんどん胴体が開発されていく。
足、足首、踝、脛、膝、腿、腰、肋骨。
現在は肋骨の下まで水が来ているようだ。
なぜなら、鳩尾=アイスフロートになっていて、浮いているからだ。
これは、腸腰筋の覚醒がさらに一歩進んだことを意味する。
ここからは、源泉を棒で確認しながら、水を絶やさぬようにして、
頭まで水が浸かるようになるまで、水を増やす(まだ未踏の地であるが)。
同時に濁った水の不純物を取り除く。
細かい浮いてくる癒着を取り除く作業である。
道具がつるはしから網に変わる。
やはりここでも機械に頼ったり、サボってはいけない。
時々、水がちゃんと湧きでているか手刀チェックする。
湧き出てくる水と共に、今度は地上を目指す。
湧き出た水の量だけ、水の純度が高いぶんだけ、身体が軽くなっていく、矯正されていくはずだ。
最初の掘って地下を目指す作業とはまるで違う。
浮いてくから重力がかからないし、見上げれば光がみえる。
闇に向かっていく最初の掘削作業とは大違いだ。
しかし、掘った分だけ地上は遠い。
まだまだある。
のらりくらりと浮上するとしますかね。
まずは頭まで水が浸かるようにして。
始まりはいつも北京原人から。