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本日は移植後のドナー定期検査のためお休みをいただいております。

クレアチニン、0.96まで戻りました!

中性脂肪とコレステロールにクレームがつき、おやつ禁止令が発令されました(号泣)


閑話休題、今日は、神社仏閣の狛犬さん、狛狐さん、撫牛さんなどに前掛けを奉納することと、その材料となる金襴などを通販で買えるお店(と実店舗)をご紹介します。


なぜ前掛けを奉納するの?

神仏のお姿を見ることができて、お話もできるという霊能者の桜井識子さんによると、神社仏閣の狛犬さんや狛狐さんに前掛けを奉納すると、中に入っておられる眷属様(神仏の下で修行をされているかたがた)が、その前掛けにこめられた信仰心を受け取って、ものすごくニッコニコにお喜びになるのだそうです。

しかも、金襴を使ったおしゃれなデザインだと、さらにめちゃくちゃお喜びくださるとか。

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桜井識子さんのブログ1 


桜井識子さんのブログ2 


桜井識子さんのブログ3 


この記事を読んだときは、へぇー、そうなんだー!と思った程度でした。

その後、始めて比叡山無動寺谷辨天堂にお参りしたとき、辨天堂の入口におられた狛犬さんがめちゃくちゃ素敵な前掛けをしておられたので、主人と二人で目を丸くしてしばらくずっと見とれていました。
後にわかったのですが、純さん、というかたがお作りになって、奉納されたものでした。
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純さんのブログを遡って読ませていただくと、もとは、カラフルまり姫さんがデザインして作り方を公開してくださったものなのだとわかりました。
こちらのブログに、まり姫様が、型紙や寸法もすべてのせてくださっています。
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…と、このような先達のかたがたのお陰で、わたしも昨年夏頃から前掛けを作って奉納できるようになりました。
奉納すると眷属様がとてもお喜びくださる感じがして、しみじみと嬉しくなります。


さて、せっかく作るなら、やはりお喜びいただけるという綺麗な金襴(錦)でオシャレに美しく作りたいなあと思いますよね。

私は京都に住んでおりますので、いつも四条通で店先に金襴の反物を並べて売っている、
ノムラテーラー
というお店のことがまっさきに頭に浮かびました。

こんな感じで、店先に巻いた金襴が積み上げられて売られています。

店舗は四条麩屋町東入ルで、四条通の北側、河原町と烏丸の間です。

こちらには多彩な金襴があり、桜井識子さんお勧めの赤地の金襴もたくさんありました。

また、前掛けの飾りに使う金の鈴や、金のリボン、バイアステープ、ミシン糸なども、店舗三階の手芸パーツ売り場で揃えることができます。

金襴は切り口がめちゃくちゃほどけやすくて、あとからあとから糸が抜けてきて、自分の着ている服を手始めに、家中がキンキラキンの糸くず祭りになるのですが(コロコロ大活躍です)、布の切端に塗りつけるとほつれを止められる、筆ペン式のほつれどめ剤(ゆるめの接着剤的なものです)があり、それも三階で売っています。

そして、ノムラテーラーでは、通販でも実店舗と同じ金襴を買うことができます!


表示されているお値段は長さ10センチあたりのものなので、必要な長さ分だけ数量指定してご購入ください。


こちらの「梅モダン」は、紅梅と白梅の柄ですので、天満宮関係の狛犬さんや撫牛さんへの奉納によろしいかと思います。

こういった宮中っぽいみやびな柄もございます。


最初はノムラテーラーさんだけで買っていたのですが、その後、もっといろいろな金襴はないかな、と、ネットで探すようになりました。
すると、金襴大充実のお店がありました。
こちらも京都に店舗のある、
Oriet Kyoto
さんです。
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神社仏閣用、とうたっておられるだけあり、それっぽい柄が大充実です。

また、前掛けの首に巻くパーツのための紐をつくるのに使う繻子や綸子などの赤地の布も各種ありますので、必要な布はここで全て揃います。
通販で購入する時、布によって幅と単位が違いますので、よく確認してから数量をご入力ください。
反物の幅の半分を1単位としているものがかなりあります。

なお、前掛け用の金襴や布を買う時、絹や木綿などの天然素材ですと、
雨に濡れた時しわしわに縮んでしまい、悲しいことになります。
天然素材は乾きも遅いので、あえて

ポリエステル製

をお探しになるようお勧めします。

以前に、伏見稲荷大社で、正絹の金襴で作られたと思われるみごとな前掛けが狛狐様に奉納されていたのですが、雨に当ったために布がでこぼこに縮んで崩れ、お気の毒なことになっていました。

なお、前掛けの飾りに使う金の鈴や、金色のビーズなどは、ノムラテーラーの三階や、その他の通販で買えますが、大きめのものは

5個で170円

といったお値段です。

しかも店頭在庫があまりなくて、すぐに底をついてしまいます。


先日、京都の実店舗ではありますが、卸売がメインの問屋で小売もしているという、手芸用品のメッカのようなすごいお店をみつけました。

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東洞院松原東入ルの
山口忠兵衛商店
さんです。
因幡薬師の近くになります。

三階建てビルが、全て手芸用品で一杯で、たとえば金の鈴だと、100個入りとか200個入りなどの大袋を売っています。お値段は普通の半額程度です。

縫い糸や刺繍糸もすべてのメーカーのものがあり、ないものはない、という充実ぶりです。

飾り用の小物の購入でお悩みのかたがおられましたら、お参りなどのついでにお立ち寄りくださいね。
土曜日は営業してますが、日祝休みなので、そこはお気をつけください。

便利な装飾用機械

最後に、前掛けを人工パールで美しく飾り付けられる取り付け機械とパーツをご紹介します。

reveリ〜ノ

という製品です。

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使用例です。

こんなふうに、金襴にパールを直接植え付けることができます。

 

糸ノコみたいな形のマシンで、片側にシリコンキャップにはめこんだパールをはめて、反対側に小さなビスをはめて、それで布をはさんで、ハンドルをギュッと握るだけです。


メーカー公式サイト 


パールなどのパーツは別売りで数百円です。



なお、神社仏閣で前掛けを奉納する時は、基本的に社務所などでおうかがいするようにしてください。

巫女さんや神主さん、住職様などがいろいろとお教えくださると思います。


カバー画像は、伏見稲荷大社の稲荷山の薬力社の狛狐様に、お正月用に奉納した前掛けです。

Oriet Kyotoさんの菊柄の金襴と、赤無地の紗綾形の金襴を使っています。




綺麗な前掛けで、眷属様がたに喜んでいただけますように。

いつもコメントやイイネをありがとうございます。

とても励みになっております。


【追記】

↑の薬力社さんの前掛けの3本の飾り布は、金襴の裏側に硬めの接着芯をアイロンでつけてから型紙でしるしつけをして、できあがりサイズに切り落とし、両端を赤いふちどりバイアステープではさんで縫い、下の三角のところを金糸で刺繍っぽく飾り縫いしたあと、金のパーツと鈴をつけています。


お寺の御本尊の前の柱に、よく「幡」という旗のような縦長の飾りがつけてあるのですが、その飾り布と同じ処理をしてみました。

三十三間堂の中尊様の前にあるものがわかりやすいです。

 ↓

※幡の例です。


また、天満宮の撫で牛さんの場合は、低く伏せた形をしておられますので、形を半円形にしたほうがおさまりがよいようです。

上の直線部分の長さを、その撫で牛さんの首周りの長さと同じぐらいにして(メジャーで測らせていただくとよいです)、あごの下から床というか台座までの長さを円の半径にするとよいかと思います。

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ご参考になりましたら幸いです。


(3/14再度追記)

以前からよく利用していた通販のお店を上げ忘れていました。


都香庵さんです。

都香庵

 ↑

のように、綸子のよいものを扱っておられます。

綸子は、やわらかくて、狛狐さんや狛犬さんの首周りに結ぶ紐を作るのに最適です。


また、このお店の金襴にも素敵な柄がいろいろあります。

金襴 


木綿の赤い布で前掛けを作ると、日当たりがいいところでは3ヶ月ほどで色が褪せてしまいます。

化繊を上手に使って、素敵な前掛けをお作りになってくださいね。