こんばんは。
ご訪問くださり、ありがとうございます。
元旦から、大地震に飛行機事故が続き、とても不安なご時世となっております。
還暦のシニアとしては、テレビ越しに見る光景に、若い頃経験した阪神・淡路大震災をしきりに思い出しております。
被災なさった皆様に心からお悔やみ申し上げます。
能登の地震が南海トラフと関係する(同じ断層の北の端が能登である)などという京大の学者のお話を聞くと、備蓄や避難袋の用意のほかに、なにか今できることはないのか…と不安がつのりますよね。
ご自宅を管轄なさっている氏神様のほかに、厄除け、災難除けにお力のある神社仏閣にもお参りしておくと、ここぞという時にお助けいただけるかもしれません。
ということで、今日は、
厄除けや災難除けについて強いお力をお持ちの神社仏閣である、京都の
八坂神社
と
晴明神社
と
醍醐寺
の御祈祷と、厄除けや災難除けによさそうな授与品についてご紹介します。
1 八坂神社
八坂神社は、京都の四条通の東の端にあり、とても御由緒のある古い神社です。
御祭神は素戔嗚尊で、神仏習合当時は牛頭天王、ともいわれていました。
桜井識子さんによると、御祭神は牛頭天王様で、冗談がお好きなかただとか。
神様と仏様のまん中ぐらいの神様で、魔物を祓うお力がめちゃくちゃ強いおかたである、とのことです。
キンクマさんのお話では、牛頭天王様と素戔嗚尊様は別々に八坂神社におられる、とのことで、ビシバシ祓ってくださる点は同じだそうです。
宮司さんは、30年以上前から現在まで、変わらず
「この八坂神社の御祭神は、大変お力の強い神様で…」
と話をされますし、平安時代から疫病よけに霊験あらたかなことが有名であったことから、山鉾で町中をねりあるいて疫病退散をお願いする祇園祭が始まったわけですので、とにかく、
悪いものを祓って、近寄らないようにさせてくださる神様
なのだそうです。
また、八坂神社の御札を自宅に祀って、八坂大神様によくお願いしておくと、
ときどき眷属様が自宅に見回りにきてくださって、悪いものがいたら退治したり追い出してくださる
のだそうです(桜井識子さんの御本からの受け売りです)。
とても有難いことです。
【御祈祷の流れ】
↑の公式サイトに載っていますので、ご覧くださいね。
① 本殿左側の受付で申込用紙に書いて申込み、ご祈祷料を支払うと、
首にかける小忌衣(不織布製のたすき)をいただけます。
※閑散期には、本殿左側から本殿の中に入ったところで受付をすることもあります。とりあえず左の方に行ってくださいね。
小忌衣は、願い事によって、
厄除け→青
心願成就→赤
など、色分けされていて、それと同じ色の申込書の複写分を入れた赤や青のクリアファイルを渡されるので、それを持って本殿に上がり、係の方にクリアファイルを渡して本殿左側の待合室に入ります。
付き添いの人も一緒に入れます。
② 時間になると呼ばれるので、祈祷を受ける人(タスキを掛けた人)は本殿前列の椅子、付添の人は後列の段の上に座ります。
③ 神主Aさん(若めの人)が来られて修祓(しゅばつ…お祓い)
→合掌して低頭、神主Aさんは祓詞を唱えてから、バッサバッサと3回祓ってくださいます。
※ここで思い切り頭を下げると、悪い霊などがしがみつきやすい背中を、バッチリ祓っていただけるそうです。
④ Aさんより年配の神主Bさんが登場して、祭主祝詞奏上
→神主Bさんは長めの祝詞を唱え、そのあと祈祷する人の住所氏名と願い事を言ってくださいます。
※この間、ずっと頭を下げていないといけないのですが、この時に手を合わせて自分のお願い事の動機や叶えていただいたときにどのように助かるかを神様に脳内で説明するとよいそうです。
⑤ ライブ横笛と太鼓による雅楽の伴奏付で、巫女さんによる鶏鳴楽の舞+鈴によるお祓い
「鈴祓いをいたします。ご低頭ください」と言われたら低頭→シャラシャラシャラン〜と鈴を鳴らして再び祓っていただけます。
※この巫女さんの舞パートは、1万5000円以上の祈祷を頼んだ人がひとりでもいると実施されますが、それ以下の料金の人ばかりだとパスになります。
⑥ 拝礼
全員起立して、一斉に二礼二拍手一礼します。
※昔は、代表2名(高い料金を払った人)が玉串奉奠をしていたのですが、差別だ、とクレームがついたのか、全員玉串なしに変更されました💧
⑦ 授与品交付
名前を確認して紙袋入りのお下がりをいただきます。
お値段によって授与品は変わりますが、御札と御守とお酒は必ず入ります。
ちょっと高めのコースだと、かつおぶしやとろろ昆布、だしパック、紋入りの飴などがつきます。
御守は願旨にかかわらず、全員が白いベーシックなものです。
以上でご祈祷は終了です。
【お勧めの授与品】
災難厄難疫難除けカード御守
おりんさん
2 晴明神社
晴明神社は、平安時代(紫式部のころ)のスーパー超能力陰陽師、安倍晴明様を御祭神とする神社です。
晴明様は、魔の方面にお強く、魔物系を祓うことに長けておられるそうです。
また、魔の色を少しつけたお守りなども使って、魔物に仲間と認識させて障りがでないようにする、などの方策もとっていただけるとか。
晴明神社の御札や御守りを持ってほかの神社に行くと、
魔物か?!
と祓われてしまうので、ほかの神社には持ち込まないほうがよいそうです。
【ご祈祷について】
正月三が日は、予約なしの飛び込みでもご祈祷してくださいます。
30分おきに15人ずつぐらいまでなので、
今、何時の御祈祷なら大丈夫ですか
と聞いて、指定された時間に待合室に入る形になります。
ただし、元日はものすごい人出になります。
「境内に入る」ための行列が表通りまで伸びるありさまでした。
三が日以外は、一週間前から予約スタートの要予約です。
「その日は御祈祷はありません」という日があったりして、なかなかシビアなので、旅行して御祈祷の予定、と言う場合、第二案も用意して、予約開始日にすみやかにご予約くださいね。
【ご祈祷の流れ】
① 社務所で申込書を書きます。この時点で整理番号がつきます。
② 指定された時間に、本殿右横の待合室のお座敷に入ります。
時間になると巫女さんが呼びに来られて点呼をとります。
③ 巫女さんの先導で本殿に入ります。
帽子とコートは本殿内では着用禁止です。
コートなしでも暖かい服装でお越しください。
貴重品以外は、本殿の内側の荷物入れにすべて置きます。
キャリーケースはどこかに預けて、境内に持ち込まないことをお勧めします。
御神前に5人ずつ3列の席があり、背もたれに整理番号が書いてあるので、自分の番号の席に座ります。
④ 宮司さんが来られて、以下のとおり進みます。
(修祓と祝詞奏上の内容は八坂神社と同じです)
修祓
↓
祭主祝詞奏上
↓
ひとりずつ、御神前に出て、順番に、
玉串奉奠して二礼二拍手一礼
(法事の焼香のときと同じで、全員に見守られながら立ち上がって前に進み出て、一連の動作をして、席に戻ることになります。)
↓
授与品を宮司さんが順番に配られます。
※上記の通り、玉串奉奠と二礼二拍手一礼を、全員の目の前ですることになります。
玉串奉奠のやり方については、こちらのリンク先をご覧ください。
↓
ポイントは、
・二礼二拍手一礼の二礼と一礼は、いずれも
90度のめちゃくちゃ深いお辞儀です。
(ピョコッと40度ぐらい頭を下げる人が多いのですが、それは「礼」とはいわず、「揖」(ゆう)といって、略式扱いで、いささか神様に対して失礼なのだそうです。
なお、↑のリンク先の花嫁さんのアニメ動画は、礼の角度が浅すぎます。もう少し深くお辞儀してくださいね。)
【4/27加筆】
参考に、神職のかたの二礼二拍手一礼の動画を貼ります。
↓
https://twitter.com/stg_rikaarima17/status/1784005465212620808?t=YT4peJGPH96vLPzWF2yuYA&s=19
今日は立って行う二拝二拍手一拝を撮りました。祭式は大きく立礼(りゅうれい)式と坐礼式に分かれます。特に神宮では庭上(ていしょう)坐礼式という社殿の外の祭場にて坐礼で行うお祭が斎行されています。 pic.twitter.com/J8yvHnwnsa
— 有馬里佳 神職 (@stg_rikaarima17) 2024年4月26日
・二拍手は、
大きく肩幅くらいに手を広げてゆっくり大きな音で叩くとよいです。
・玉串の回し方には決まりがあります。
かなりややこしいので、↑のリンク先のイラストをご覧ください。
回さずにバサッと置いてるお兄さんとかおられて、ヒェーっ、となりました。
授与品は、
御札
御守
五芒星煎餅
五芒星ステッカー護符
などですが、こちらの神社では、
御守は祈願の内容に合わせてくださっています!
厄除けの場合は厄除け御守
病気平癒の場合は病気平癒御守
が入っています。
てっきり、スタンダード御守のみの八坂神社と同じ方式かと思って、お値段が普通の御守の3倍もする病気平癒御守を先に買っておいたら、見事にダブりました…orz
【お勧めの授与品】
※布製のお守りは各種お好みのものをお求め下さい。
五芒星魔除けステッカー御守
お祓い串
私は仕事柄、一部の方の恨みを買いやすいので(注:地上げ屋ではありません)、定期的に晴明神社の清め砂で悪念返しをやっております。
とてもスッキリと楽になります!
残った砂は、お弁当用のおかずカップに入れて、部屋の四隅に置いています。
盛り塩は、数日でどよーんと悪くなるそうですが、清め砂はかなり長持ちします。
3 醍醐寺
准胝観音様が有名なお寺ですが、
五大力さん(五大力尊)
という、不動明王様を中心とした戦う系の仏様も祀られています。
醍醐寺のアクセス等はこちらの醍醐寺についての記事をご覧ください。
↓
五大力尊とは、醍醐寺ホームページによりますと、
「不動明王」(中央)、
「大威徳明王」(西方)、
「軍荼利明王」(南方)、
「降三世明王」(東方)、
「金剛夜叉明王」(北方)
の五大明王の総称で、衆生済度(しゅじょうさいど)のご請願の勝れた仏様方でございます。
この仏様を信仰すれば、
昼夜をとわず影が形に従うが如く寄りそって、その人の御身を守り、家を護り、あらゆる災難を払い除け、その身は無事息災、一家は安泰隆昌になるようご加護下さるのです。
五大力さんのお祭りは、毎年、
2月23日
にあります。
京都では、この醍醐寺と、以前ご紹介した積善院準提堂の2つのお寺で、この日に五大力尊仁王会が行われます。
※積善院準提堂について
↓
醍醐寺の五大力尊仁王会の進行予定は次の通りです。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240105/19/piyopenta/2a/57/j/o0767108015385931860.jpg?caw=800)
醍醐寺では2/23(金)に「五大力さん」の名で親しまれる、国家の安穏と万民の豊楽を祈る法要「五大力尊仁王会」が行われます。この日に授与される五大力尊の「御影」は、1週間にわたり延べ1,000人以上の僧侶が祈祷を込めたもので、災難・盗難除けとして広く信仰を集めています。https://t.co/hEu8k9ZEtF pic.twitter.com/nXvDjvlz7W
— 京阪電車おでかけ情報【公式】 (@okeihan_net) 2018年2月22日