茶道では様々な道具を使います。
名称やその使用目的も多種多様ですね。
一つずつ主要な道具を見ていきましょう。
Let's explain tools for tea ceremony in English!
今回は、「炉」(ろ)です。
風炉と対照的に用いられます。
炉は英語でsunken hearth(サンケンハース)です。
sunkenはsink-sank-sunk/sunken
つまり「沈む」の過去分詞です。
「一段低い」という意味になります。
hearthは暖炉や炉の床という意味があります。
サンタクロースが煙突から降りるところがhearthです。
「家族」という意味合いもあるそうで、
みんなが集まる暖かいところを表すのですね。
炉は11月から3月頃、寒い季節に用います。
客に近いところに設置するのもポイントです。
炉の中には灰が巻かれており
中央には「五徳」があります。
これは火の上に釜をを掛けるのに使う道具で
trivet(トリベット)というのがふさわしいようです。
炭点前のときには、客が炉の周りに集まって
炭の組み方を拝見します。
なかなか興味深い体験ですよ。
風炉も炉も季節に応じたおもてなしの心が現れています。
茶道の奥深さを感じますね。