茶道を英語で教えよう:道具編「炉」 | おもてなし英語化計画実行委員会&和流文化塾(茶道・日本舞踊教室)

おもてなし英語化計画実行委員会&和流文化塾(茶道・日本舞踊教室)

英語で日本を説明しよう!をモットー様々なトピックを英語で語るコラムを提供しています。さらに群馬県前橋市で開校中の文化教室のご案内もいたします。英語を学び、さらに日本文化も学んで「発信型日本人」を目指しましょう。

茶道では様々な道具を使います。

名称やその使用目的も多種多様ですね。

 

一つずつ主要な道具を見ていきましょう。

Let's explain tools for tea ceremony in English!

 

今回は、「炉」(ろ)です。

風炉と対照的に用いられます。

 

 

 

炉は英語でsunken hearth(サンケンハース)です。

 

sunkenはsink-sank-sunk/sunken

つまり「沈む」の過去分詞です。

「一段低い」という意味になります。

 

hearthは暖炉や炉の床という意味があります。

サンタクロースが煙突から降りるところがhearthです。

「家族」という意味合いもあるそうで、

みんなが集まる暖かいところを表すのですね。

 

炉は11月から3月頃、寒い季節に用います。

客に近いところに設置するのもポイントです。

 

炉の中には灰が巻かれており

中央には「五徳」があります。

これは火の上に釜をを掛けるのに使う道具で

trivet(トリベット)というのがふさわしいようです。

 

 

炭点前のときには、客が炉の周りに集まって

炭の組み方を拝見します。

なかなか興味深い体験ですよ。

 

 

風炉も炉も季節に応じたおもてなしの心が現れています。

茶道の奥深さを感じますね。