ミシガン現実逃避 -85ページ目

あっという間にクビ

春になるといつも野鳥が私のアパートの屋根裏に巣を作るのですが

今年も作っていました

多分去年のを引き続いて使用してるんでしょうね 家賃払えっちゅーの


ちょうど巣のある位置にワタシのベッドルームの壁があり

朝早くから鳥のさえずりで起こされ えらい迷惑を被っていたのですが

今年はどうもさえずらない でもなにかごそごそしてる。

どうやら無口なやつなのねと思っていたら


ある日、壁にがあいていました。直径3センチほどの


巣でおおあばれでもして蹴破ったのでしょうか

断熱材がワタシの部屋にこぼれおちていました。


なんだずいぶん薄い壁なんだなと思いつつも断熱材を割り箸でつまんで

穴の中に押し込もうとすると


むぎゅと声がして


リスが中から鼻を出してきました。


なるほど。リスなら鳴かずまいと納得。


しているわけにはいけません。

いつ害虫が部屋の中に侵略してくるかわかりません

とりあえずガムテープで穴を補強し、すぐメンテナンスに電話しました。


すぐ見に来てくれたようなのですが、

「他の人を向かわせます」とメモ書きを残してその後一向に来る気配なし。


そのあとなんども催促すればいいのですが、いかんせんのんきな性格と

別に壁に穴があいても大事ではないということでそのまま放置。


そして夏。


ベッドルームに大量のダニが発生しました。


あわててメンテナンスにまた電話し、至急来てくれと頼みましたが

翌日、「またきます」とメモ書きがドアに貼ってありました。

電話番号が書いてあったので電話したらメンテの人と直接話すことができ、

「今の仕事が終わったら次にいきます」と言ってくれました。


そして1週間たちました。まだ誰もきません。

先ほど同じ番号に電話し、

「あの~ 先週修理を頼んだものですが、いつ来てもらえるんですか」

と丁寧に尋ねたところ、すっごい不機嫌な声で

「オレはあそこをクビになったんだ だから直接事務所に電話してくれよ」

と言われてしまいました。


ここで、勤勉なるわが祖国だと

クビになる前に引き継ぎなどを行って問題が発生しないように努力しますよね?

この国でクビを宣告されるともうその日から仕事ができない

(オフィスに入れない)そうなのですが

メンテのひとも同じスタイルでクビを宣告されるとするならば

のちのちトラブルの元になりかねないかなと思うのですが。


まあアメリカのシステムを今更愚痴ってもしょうがない、

おとなしくまた事務所に電話して一から修理の依頼をしました。


こういうとこすっごくあきらめ早いの。









青い花

ミシガンはこの時期なると青い花が咲きます。

さかなはさかな-蒼い花

ミシガン以外にも咲くかもしれませんが。

この絶妙な青色がストライクゾーンでしてね、私の好みの。

この花が咲いている間はうきうきします。


これはどうやらチコリの花らしく ええ、あのサラダに使う。

さかなはさかな-チコリ

こんな可憐な花からなんで白菜みたいな野菜が?と思いましたね。

イタリアではこれは焼いて食べてましたけど。

花の時には見目麗しく、実になってからもおいしいとは

なんて潔い植物なのだお前はと感心しました。


花の間のこの可憐な姿からは想像もつかずなかなかしぶとい性格で

アメリカの現在不況による発生したあちこちの空き地で

いえ本来なら管理者が青々とした芝生を形成していたであろう土地で

この潔い植物どもは我が物顔に繁栄しております。

さかなはさかな-空き地


野生一人勝ち。



ピクニック 隣のテーブルが気になる

ピクニックの続き


今回私たちが縄張りとしたエリアにはほかにも中東系のグループがいて

息子とそのグループの子供たちが仲良くなったのをよい事に結構じろじろ見てしまいました。

向こうからしてみればなんてぶしつけな東洋人なんでしょう

女性(母?)7-8人と男性(父?)3人とその子供たち数人だったのですが、


見事にテーブルは各チームごとに分かれてました。

4人ほど座れば結構なテーブルに8人女性ぎゅうぎゅう詰めに座り、

男性人は3人余裕でテーブルの空間堪能。

子供たちは自分のテーブルと両親のテーブル間をトライアングル状態。


ああ、回教徒は男女一緒のテーブルに着いてはいけないんだ。


女性人は皆髪の毛を隠し、この暑いのに長袖をお召しでいらっしゃいました。

女の子は数人いたけど、親のように髪の毛から腕から完全防備の子もいれば

まだ普通にTシャツショートパンツの子供もいて、

あれは年齢でわけられるんでしょうかね?


デトロイトはアメリカ最大のムスリムのコミュニティーがディアボーン市にあり、

結構布で全身固めた女性をみかけるのですが、

スーパーとかでこうこうとした電気の下、全身黒づくめの彼女たちを見るとやっぱりぎょっとします。

さかなはさかな-ブルカ

まあピクニックの女性人は奇麗な色の布で姿を隠していましたけどね。

暑いのにお疲れ様です。




ピクニック ひとつでも欠けるとパニックに陥る


入道雲がもくもくと広がる気持ちいい夏の日の午後は

暑い家の中にいるのは犯罪でしょう。


いってきました。近所のメトロパークへ。BBQセットを持って。

釣り用に庭からみみずも採ってきたし。

朝からせこせことおにぎりも握りました。


ところで、ピクニックの本場英国だと、

ここで籐のバスケットにギンガムチェックの布が内側にまいてある

正統派ピクニックバスケットなどにワイングラスと皿なぞをつめて

優雅にお出かけするところなのですが


米国式だと、そこらのスーパーの袋にプラスチックのコップ、

発泡スチロールの皿を適当に放り込み、

ビニールのテーブルクロスを木のテーブルにかけ、

事が終わればテーブルクロスごとまとめてゴミ箱に捨てるんですよねぇ。

生ゴミも紙もプラスチックも。


分別とかエコとか、そういう単語、あまりミシガンでは聞きません。

ものすごくお高い籐のピクニックセットの存在は知っておりますが。


今回はグラス、お皿、フォークとナイフはちゃんとしたもの持って行きました。

籐のバスケットなぞないので、スーパーの袋にいれて。


ワインとかも持って行きたかったのですが、

ここ(米国)はたしか公園でアルコール飲んでいいとことだめなとこがあるようなので、

こそっとビールだけ持って行きました。


ええ、米国はどうどうと外で酒飲んじゃいけないんですよ。理不尽な。




空が高いと気持ちいいです。


さかなはさかな-ピクニック


緑を見るのは眼にいいです。


さかなはさかな-外の風景


さて、BBQの準備でもと思い 公園備え付けのBBQグリルをみてはたと思い出した。


何かが足りない。そうだ網を持ってくるのを忘れた。


公園内にはあちこちに備え付けのBBQグリルがあるので、基本的には炭さえ持ってくれば事足りるのですが、

ついている網(鉄の棒のようなもの)はさすがに連日の労働の跡がくっきり残っておりまして

墨でまっくろ、錆でオレンジ色なわけです。

そこに直接肉を置くのは忍びないので、使い捨ての網というのが$3くらいで別売りしているので買ってくるのですが、


見事に忘れた。


ぼうぜんとBBQグリルを前にしてたたずむ母を無視して息子は釣りに行ってしまいました。


こんなところでくじけちゃいけない、海外生活長いんだ、いろいろ苦汁も味わったじゃないかと自分を叱咤し

取り出しましたるアルミホイルで備え付けの網(鉄の棒)を1本ずつ巻いていきました。


いけてるじゃん ワタシ。グッジョブ。


と自賛しつつ、ごきげんで炭を並べていざ点火。



ご存知ですか。炭は最初は勢いよく燃えます。それはイキのいい炎をあげて。

そのあと炎が完全に消えてから長持ちする炭となるのですが。

炎にはすすがたくさん含まれています。このことを完全に忘れていました。



ていねいにまいたアルミホイルは

端の部分だけ残して見事にすすでまっ黒になりました。

このすすを集めて下敷きに塗ったら日食観測には最適なアイテムでしたわね。


結局アルミホイルを棒に貼り、そこに肉を乗せて焼きました。

BBQ用に買ったカルビ。はい、脂がたっぷりとのったカルビ。

じゅーじゅー落ちる脂の音を聞けずにBBQは静かに進んでいきます。


さかなはさかな-炎奉行

一度溶けて外にでた脂もまた肉にまみれてそれはオイリージューシーな

さかなはさかな-焼肉

まあ結果としてお肉はおいしかったですよ 自然の空気が絶妙な隠し味で。


さかなはさかな-ランチ



マンモグラムを受ける

実はマンモグラムは今年の2月に一度受けているのですが、ひっかかりましてね。

あれ、精神的にプレッシャーきますよね

ただでさえ、冷蔵庫のドアに挟んでしまったような苦痛があるのに。

(経験者のみわかる表記)

翌々日くらいに留守番電話にメッセージが入ってて

「この前の検査の結果について至急連絡ください」なんてさ。


驚いて電話したら

「この前うまく取れていなかったみたいなのでもう一度来てくれます?」

みたいなオブラートにやさしく包んだ表現で。


あ、確認しました。「料金は発生しますか?」←これアメリカでは必須質問事項

「いえいえ、無料ですよ」


アメリカの病院と健康保険会社は完全別機関なので、

うっかり治療を受けてしまってあとで莫大な請求がきたりするので

かならず確認しなければいけません。

「それは保険でカバーされるのか否か」



アメリカでは、診察室にはいって先生が入ってくるとまず「こんにちは、私はドクター○○です。ごきげんいかが?」と聞きながらしっかり握手するのですが。このときドクターの心の中には「また金ヅルがやってきた」と思わせんばかりの満面の笑みで握手されるので、通常病人な精神状態にはちょっとフクザツなものがあります。ごきげんいかがって、ごきげんじゃないから来たのに・・・・



で、タダならいいやってことで2回目のマンモグラムを受けに行きました。

でも1回目は大学病院の分室みたいなこじんまりとしたとこでやったのに

2回目は大学病院まで来て下さいと。


不安にさせますよね。そういうのって。

しかも予約は普通1ヶ月まちなのに

「今週中はどうですか?」とか言われてしまって・・・


すべての予定よりも優先させましたさ。再検査。


で、当日。街全部が大学といわんばかりの巨大大学病院、

ミシガン大学病院行ってきました

まず受付。予約した名前と住所そのたもろもろの書類記入します。

で、名前呼ばれて「女性更衣室」みたいなところへつれていかれます。

そこで診察服に着替えるのですけどね。

こんなかんじ。


さかなはさかな-検査服



いつも思うんだけど、この診察服、前あわせなのか、後ろあわせなのかギモン。

日本だと「前あわせ=当然」なんですが、

人によって前にしたり、後ろにしたりいろいろなんですよね

で紐もどのようにしていいかよくわからない微妙な長さだし。

私は前あわせで。


で、その女性更衣室兼待合室みたいなところで待ってると

(予約したのに小説10ページ読むくらいはたっぷり待たされる)

検査技師によばれます。かくして冷蔵庫のドアの前でまた途方に暮れると。


前回は2回目の検査が終わってから

「はい、じゃあ着替えないで待っててね」といわれ、

待合室で延々1時間半待たされ、

「もう少し丁寧に撮りたいから超音波検査もさせてください」と言われました。

えっ 超音波検査ですか? 保険会社にカバー対象か聞かなきゃと思うのと

えっ 超音波検査ですか? 精密検査しなきゃいけないほどやばいのワタシと

思うのが重なり

気がついたらベッドに横になって検査受けてました。


ああいうときにね、冷静になって

「あ、保険会社に確認しますから待ってください」

とか言える、いや言わなきゃいけないアメリカの保険制度って

やっぱり間違ってると思います。ムーア監督の「シッコ」にもあったけど、

事故にあって意識不明で救急車で病院に運ばれた女性が

送りつけられてきた高額の請求を見て保険会社に文句いったら

「あなたの保険は、救急車に乗る場合は事前に保険会社に連絡しないと保険対象となりません」

と言われ、意識がないのにどうやって連絡すんのよ!

と激怒するシーンがありました

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で、頭の中は高額請求書のモチーフがぐるんぐるんまわっているなか、

おとなしく超音波検査を受けました。

結果、「まあなんかあるけど、もう少し様子見ましょう」ということで。

半年後、再検査といわれ、その日は帰りました。


で、半年たって、行きましたよ。またもや巨大病院へ。

今回の結果は何もなし。ということで。

これで一安心。長かった検査だ~と思いました。




超音波検査の請求書がどうなったか知りたいですか?



検査を受けたのが2月、そして3月と4月と5月には毎月1通のこういう内容の手紙が大学病院から来ました。

「保険会社からこの治療に対してまだ支払いが行われていない状態です」

保留中ということですね。


そして、6月に手紙が来ました。

「保険会社はこの治療に対して支払いを拒否しています。

つきましてはあなたに全額請求しますので払ってください」


あわてて保険会社に連絡しました。


あ、治療費$800です。8万円くらいですか。今の為替ですと。

5分ほど寝っころがって受けた治療が8万円です。


保険会社のカスタマーセンターの女性はやさしかった。

会社では日系の保険会社を使っているので、日本語ダイヤルがあって、

日本人が対応してくれるのですが 非常に誠意をもって対応してくれました。

ワタシは仕事柄この保険会社の日本語と英語のオペレーター両方使うのですが

日本人のは米人の比ではないくらい対応が違います。

なんかね、1を言えば5くらいまでわかってくれるというか。


で、オペレーターはしっかり調べてくれました。

病院が送ってきた私のコード番号が間違ってて保険会社ではじかれていたとか。

なんだ、よかった。


こういうのって多いかもしれません。この国は。

まあ人間が作業しているから当然間違いもあるとは思いますが、

それに対して全く悪びれない。

失敗されたほうも、その場はちょっと怒りますがすぐ忘れる。



まあいろいろありましたが、無事に検査も終わったし、高額請求もないことだし。あーよかった。








と、忘れた頃にまたやってきました。病院からの請求書。


「保険会社はこの治療に対して部分的に支払いを拒否しています。

つきましてはあなたに残金を請求しますので払ってください」


戦いは続く・・・・・