職場復帰してから、ちょうど1年が経ちました。
その間、復帰後に他の職場の人に会う機会が何度かありましたが、やはり聞かれるのは
なんでそんな怪我をしたのかという事です。情報がないから、労災なのか私用での事故なの
か、不思議に思っている人が多かったようです。今でも以前の上司だった方など、久しぶり
にお会いした時に「噂では聞いていたけど・・・」という話で、驚かれることが多い。
後遺症については1年経った今、こういう怪我をした割にはほぼ障害が残らず、一応全力
疾走というものもできるようになりました。正座ができる状態も維持できていますが、やはり
切開した左ひざの辺りの違和感は完全に消えず、しゃがんだ時の内部圧迫感は変わらず
あります。これ以上を求めるのは贅沢なので、一応スパ銭でリハビリはしてますが、まあ
改善したらラッキー、という程度です。
労災については、一度職場で親指を扉で挟んで「爪全剥がれ+指先複雑骨折」を経験して
います。その時も診断した医師から「元には戻らないかもしれない」と脅されて、人生が
変わるかもしれないと思いました。でも結果は、ごくわずかな違和感を感じる位で完治した
ので、まあ骨折に関しては昔から運がいいのかもしれません。しかしまあ、人生で一番の
大怪我をしたと思っていたら、数年後にそれを上回る今回の大怪我を経験したので、
次重大事故が起こるとしたら死亡事故くらいしかないですね。生きてる事に本当感謝です。
そろそろ、こういうポスターでも貼って自己啓発しないといけないかも・・・。
別に工事現場や製造現場ではないのですが、指さし確認等の簡単な危機管理はどこの
職場でも大事ですね。この猫は「現場猫」と呼ばれる、何年か前にネット上で自然発生的に
話題になったキャラクターで、本当の作者は不明とのこと(部分的な元ネタはいくつかあっ
て、それらを組み合わせて作られているみたいです)。ちなみに、大元の絵はコレ。
安全第一ヘルメットをかぶった猫が、何かを指さしして「ヨシ!」と言っています(でも、実際
は全然良くないパターン)。大体は杜撰な検査体制や管理体制を揶揄している様の形容に
使われるため、そういうことの警鐘を鳴らす存在として扱われているようです。ポスターでも
しっかり、「猫のフリ見て我がフリ直せ」と言われちゃってるし・・・。
忙しいと自分も少なからずこういう経験はあるし(もちろん重大な事案は除く)、チェック機能
があってもお飾りになっていることで起こる、公金横領等の事案は世に溢れています。
アレンジしたものも出回る程で、「何か知らないけど、うまくいってるからまあいいか。」と
思っていたのに、よくよく調べると穴だらけ・・・というのも、ありがちなパターン。
ルールや手順を守らなかったりすると重大事故につながるのは得てして多いもので、
私の怪我も元はと言えば、横着したことによるものだったのを思い出します。そういう事で
もう1つ、分かる人は見た瞬間何のことか分かる挿絵。決して、桃の種をくり抜いている
場面ではありません。詳しい説明をすると長くなるので、詳細は「デーモン・コア」で検索
しましょう。とにかく、ざっくり言えば猫がチェレンコフ放射をまともに喰らってしまい、無事
死亡が確定した場面です。日本でも似たような事例が東海村で起こっていて、これも検索
すると決して笑い話にできない、無慈悲な光景であることが分かります。
正に「杜撰さ、ここに極まれり」といった感じです。こういう最悪の事態を引き起こさないよう、
「急がば回れ」の精神を大事にしないとダメですな・・・。私もせっかちな性格なので、いずれ
知らないうちにこういうことをしそうで怖い。