雑記 レトロゲーム 飛龍の拳Ⅱをプレイする① | 激しい骨折のリハビリ体験記(大腿骨、膝蓋骨、肘関節の粉砕骨折(複雑骨折))時々株式投資記録

激しい骨折のリハビリ体験記(大腿骨、膝蓋骨、肘関節の粉砕骨折(複雑骨折))時々株式投資記録

骨折の中でも比較的後遺症が残りやすい、大腿骨遠位部、膝蓋骨、肘関節の粉砕骨折について記していくブログです。リハビリ中にあったこと、気づいたこと、思ったことについて、同じような境遇にあわれた方の参考になれば幸いです。暇つぶしにやっている株式投資も時々紹介。

前回のファイナルファイトに続き、またもレトロゲーム(しかもファミコン)。

 

 

スーパーチャイニーズシリーズで有名なカルチャーブレーンが1988年に発売したゲーム

 

で、ジャンルは格闘アクションです。ファイナルファイトと違い、アクションパートと格闘パート

 

の繰り返しで構成されています。もちろんⅠも存在して手元にありますが、Ⅱの方がストーリ

 

ー性があってシステムの完成度も高く、こちらの方が遊んでいて面白い。

 

 

ストーリーはざっくり言うと、主人公が悪の組織の野望(大魔神の復活)を阻止する為に仲

 

間を集めて敵を倒していくという、よくある勧善懲悪もの。ありきたりなゲームかと思えば、

 

オリジナリティあふれるシステムを採用していることで有名なゲームシリーズです。

その名も「心眼システム」。赤い◎が自キャラと敵キャラの互いのターン毎に体に表れ、

 

それを元に攻撃と防御を繰り返すという仕組み。身近なゲームで言うと、「叩いてかぶって

 

ジャンケンポン(よくバラエティ番組である、ジャンケンで勝った方がピコピコハンマーで

 

相手の頭を叩き、負けた方はヘルメットをかぶってそれを防ぎ、その成否で勝負を決める

 

やつですね。)によく似ています。その為、連続技というのは存在せず、格闘ゲームによく

 

ありがちな「上級者に一方的にハメられてワンサイドゲーム」ということがないのがいい所。

 

反射神経命なので最初は敷居が高く感じますが、上達してテンポのいい攻防を繰り広げ

 

られる所までやりこめば、このゲームの面白さが理解できるようになるはずです。

 

 

細かく説明すると延々続くので、とりあえずプレイしながら説明を・・・。

 

まず、電源を入れると現れるタイトル画面&テーマ曲。

前作でも用いられた曲が良アレンジされていて、名曲と評価が高い。ファミコン音源だから

 

こその味ある音で、音質が良いはずのスーパーファミコン版アレンジは何か違う気がする。

 

 

スタートボタンを押すと、この画面になります。

通常プレイ以外に対戦モードもあったりと、この頃のゲームにしては頑張っているんです。

 

通常プレイはアクションモードを選択。するとチビッコ用とマニア用が選べます。チビッコ用

 

は操作やクリア条件の難易度が抑えられていて馬鹿にされているようですが、初心者は

 

こちらを選びましょう。たぶん、全く未経験の人がいきなりマニア用で始めると、敵に一方

 

にボコられて終わりになる気がします。あと、操作が苦手な人の為に「アニメRPGモード」と

 

いう、攻撃や防御の際にドラクエのようなコマンドが出る、超初心者向けモードがあるのも

 

親切な所。

 

最初の説明は長いけど飛ばせない、イライラタイム・・・。

ちなみにチビッコ用だとこの後、冒頭の画像のようにガイダンス的な物が始まって操作の

 

説明があり、すぐに闘いが始まります。一応、前作の最終戦を再現しているようです。

 

当然、負けイベントではなく、負けると即ゲームオーバー。ここで練習がてら倒すとすぐに

 

レベルがアップするので、マニア用よりスタートが少し楽になります。

 

 

チビッコでは敵を倒した後、マニア用では最初からこの面が本来のスタートとなります。

ごらんのとおり、アクションパートは往年の名作「スパルタンX」を思わせる仕様で、雑魚敵の

 

攻撃の仕方(しがみつき)と倒した時のやられ方はまんまそのもの。更に岩が転がってきた

 

り、木の枝のようなよく分からない物が飛んできたりする所も、よく似ています。

 

PCエンジンのゲーム「功夫」に似ているという声も。

ここでは「道中に落ちてる天女のはごろもを拾う」→「夜まで待って洞窟にいる仙人に会う」

 

→「道中の雲に乗って天女に会う」でクリアーですが、夜になるまで待つというのがまた長く

 

結構イライラします。夜になると雑魚敵キャラが変わり、飛雷道士という、野良試合を挑んで

 

くる敵も現れるので最初はここでゲームオーバーになることも。夜はむやみに出歩かない方

 

がいいという点はドラゴンクエストⅢに似ていますね。

 

 

「とうせんぼう」という所に到着した主人公、龍飛。字は「通せんぼう」ではなく、「唐仙房」。

ここでは修行を兼ねて色々な極意やアイテムを授けてもらえます。ここで初めて「ラッシュ」

 

という攻撃ができるように。Rというマークへの攻撃が成功すると一定時間、連続で赤い◎

 

が出続けて敵を一方的にボコれます。上中下関係なくAかBボタンを押すだけで攻撃が必ず

 

成功(敵は防御不可)するので楽ちんです。

前座2名を倒すと宗主が登場。ただし、倒すのに手間取ったり舐めプレイをしたりすると、

 

闘いの途中でもこのように怒られて修行のやり直しを命じられるので注意。

再度のイライラタイムで、ただただうざい。「言われなくても分かっとるわ!」と言いたくなる。

 

というか、このげんがいという方、どこから現れたんでしょうか?少林寺に戻されてるし。

 

 

しばらく闘って相手のダメージが減って来ると、「変身せよ!」と突然の命令。

どこに向かって・・・。あさっての方向でしゃべっている、間抜けなお方の図です。

 

訳も分からず、言われるがままに変身コマンドを選択すると・・・

轟音とフラッシュ(まぶしい)と共に、鎧を装着したお姿に。「聖闘士星矢(せいんとせいや)」

 

という漫画とアニメが昔流行りましたが、絶対それを参考にしているような気がする・・・。

 

別に変身したからと言って攻撃力や防御力の数値が上がる訳でなく、何が変わるかいうと、

 

「法力」という必殺技が使えるようになります。KOゲージという数値が100になると上+B

 

ボタンを押すことで発動し、これが結構強くて重宝するのです。

 

たまに防がれますが、連続3回まで使用できます。3回使うとKOゲージは90になり、再度

 

100になればまた連続で・・・とかなり主人公側に甘い仕様です。上達するとこの仕組みを

 

利用して、速攻で敵を倒すことができるようになります。あと、KOゲージが100の状態なら

 

タイトル名にもなっている従来からの必殺技「飛龍の拳」も勿論使えます。

拳と言っちゃっているのにどう見ても飛び蹴りのようですが、龍の拳をイメージしているという

 

ことだそう。法力とどちらが強いかについては、法力は特定の相手(悪の手先)にしか使え

 

ないので汎用性の面で言えば飛龍の拳、問答無用で相手の体力を削っていくのなら法力。

 

この理由については後ほど説明します。

 

 

クリアすると次の面へ。途中途中でアドベンチャーゲームのようなコマンドモードになります。

誰が考えたのか、「なんだこれ・・・?」と思える無意味な展開が目白押しです。

 

ギャグ色が濃い目なのは、同社の製品「スーパーチャイニーズ2」と同じ開発メンバーが

 

作っているからなのでしょうか?そっくりなキャラも出たり、タイアップしている場面も所々

 

出てきます。下はその最たる例で、おまじないを逆から読むと・・・

ふざけているようで重要なフラグ。これを聞いておかないとこの面をクリアできません。

 

この面では許可を得てないと思われるキョンシーが普通に出てきて、ボスもキョンシーです。

ボスの方はあるアイテムを手に入れてないと、ダメージ0にしても何回でも復活します。

 

 

こういう中ボスがアクションパートではたまに出てきて、体当たりを喰らうとびっくりするほど

 

体力を奪われます。見てる間にゲームオーバーというパターンも多く、下手すると親玉より

 

攻撃力が高い場合も。慣れていても油断すると死、なのでくれぐれも注意しましょう。

 

 

倒した後の展開は、お待ちかねの異種格闘技戦。このゲームのメインディッシュと言って

 

も過言ではなく、私はこういう面の為にこのゲームをプレイする程です。建前はとある調査

 

団結成の為に行われる選抜試合だそう。しかし、なぜ格闘技で選ぶのか・・・。

 

 

闘いの前には各人の一言コメント(コント?)。口喧嘩というバトルがすでに始まっています。

主人公の龍飛の名言「ふざけるな!いくぞ!」がここで初登場。相手はただ自己紹介してる

 

だけなのに、この辛辣な返し・・・。一応両者は前作ですでに闘っているので、「知ってるのに

 

今更何を言う!」という感じで言ってるだけかも。ちなみに、この台詞は後に再登場します。

 

相手の話の腰を折ることになるので、現実に言い放ったら絶対嫌われそうな台詞。

必殺技としてロープに飛び乗ってからのハリケーンキックと、変な動きからのフライング

 

クロスチョップを使ってきます。ハリケーンはジャンプしまくって避ける、チョップは普通に

 

中断防御で防げばOKでそんなに強くないけど、初見ではかなりてこずると思います。

次戦はソンラムさん。この方も前作で闘っている相手ですが、こちらはまともな台詞をしゃべ

 

っているせいか、主人公の返しも普通です。龍飛さん、もしかして相手を選んでる・・・?

ムエタイスタイルで、必殺技は飛び膝蹴りです。画面端にいると防御でしゃがんでいても

 

必中してしまうので、端にいることだけは避けましょう。この方は投げを喰らわせやすく、

 

2連続成功することが多いです。体力も低目で弱いので比較的倒しやすい相手。

 

 

3戦目はさいごうさん。初対面のせいか、双方淡々としたやりとりです。

何か含みを持たせた言い方。こういう相手にこそ「ふざけるな!」というべきだと思う。

 

必殺技は光りながら逆三角形の軌道を描く三角飛びと空中飛び蹴りです。どういう原理か

 

分かりませんが、両方とも完全に浮遊してきます。三角は降りてくるときにジャンプでよけ

 

る、飛び蹴りはさっきと違い、画面端にいた方がよけやすいのでそこだけ注意。

 

 

相手はダメージが0になると変身。「さいごうは「リュウのきば」の一員だったのだ!(棒)」

背景が変わっているのは、一般観衆を巻き込まない為か異空間に移動しているという

 

設定だそうです。こういう闘いになると変身が解禁されます。先程からご覧の通り、一般人と

 

の試合でもスタートボタンを押すと変身コマンドが表示されますが、選んでも「いまはへん

 

しんできない」と断られます。もちろん、なかまやほうりきコマンドも無効です・・・。そういえば

 

前作では先程のライオンキッドがリュウのきばの一味だったことを思い出しました。龍飛の

 

冷たい返しは、それが原因だったのかも。いや、きっとそうに違いない。それにしてもリュウ

 

のきばって、秘密結社的で危なそうな組織のようなのに、そんなに簡単に脱退できるんで

 

しょうか?自分で有名と言っちゃってる程だから、組織から絶対命狙われますよ・・・。

 

 

あと、変身すると法力が使用可能になるのは先程紹介しました、が・・・。

この写真を見て何かおかしいと思いませんか?心眼マークの◎が主人公側についている

 

のに、なぜかちゃっかりと法力を繰り出しちゃっています。実は本来相手に◎がついてない

 

と使えないはずなのに、わざとなのかデバッグミスなのか相手から少し離れた状態であれば

 

問答無用で敵に法力を喰らわせられるのです。正義の味方にあるまじき非道い仕様です

 

が、この仕組みを利用しない手はありません。相手からすると「ルール無視すんなよ!」

 

と言いたくなるはずですが、そんなことはお構いなしで使用します・・・。もちろん、敵は

 

ちゃんと心眼ルールを守って使用してくれるのでご安心ください。正義はなんでも許される。

更にすごいことに相手が法力を喰らって倒れた後、起き上がる瞬間に合わせて法力を

 

出すとこのようにジャンプ中に当てられる為、必中します。つまりうまく一発目を当てれば

 

最大3発、一方的にダメージを与えることが可能。ただし、至近距離だとこの技は失敗、

 

もしくは技が発動しないこともあるので注意しましょう。ちなみに敵の牙闘士は位の低い、

 

今回みたいな奴なら別に変身しなくても倒せます。

 

 

変身しない場合は法力の代わりに「闘気(とうき)という飛び道具が使用可能です。

操作は一緒で上中下と打ち分け可能。でも下段はかわされやすいので上段が一番当て

 

やすい。これも例によって心眼マークをガン無視できるので、テンポ良い攻防を繰り広げる

 

ならあえて変身せず、この状態で倒す方が時間がかかりません。闘気は法力と違い、至近

 

距離からの方が当てやすいようです。

 

 

あと、こんなこともできます。倒した後も容赦なく、無意味に法力を繰り出す主人公の図。

なぜかやりたくなる、あるある現象です・・・。憂さ晴らしにいかがでしょう?

 

 

4戦目はレスラーのブロディー。完全に相手に舐められています。

特に言い返さない、人のいい主人公。大人のスルー力も一応持ち合わせているようです。

 

必殺技はジャンピングニーアタックとつかみ技のハリケーンドライバー。見た目強そうなの

 

に体力が多いだけであまり・・・という印象。この手の相手によくありがちな設定と言えます。

 

 

最後はクラッシャー。さっきから「いくぞ!」とひねりのない返ししか言わない主人公・・・。

必殺技は光速拳?回避は困難で至近距離だと必中されます。ボクサーらしい素早い動き

 

で攻撃を当てにくい。普通に倒しても先に進めますが、実はこいつの正体もリュウのきば。

 

ある条件を満たすことによって暴くことが可能です。

「下+ABボタン同時押しの下段回し蹴りを当てること」。なかなか気づきにくい条件です。

 

最初、律儀に心眼マークが下段につくのを待っていたら、なかなかつかない。ついても

 

かわされることが多いので、試しに◎が下段についてなくても下段回し蹴りを出してみると

 

なぜかあっさりヒットして、正体を現しました。この通り完全にシステムが破たんしています。

こいつは先程の奴と違って色が違い、格も違うようです。ダリタラーという、変な名前。

 

今回の相手は法力を使用してきます。変身しないと防御しても絶対ダメージを喰らうので

 

変身しましょう。変身しなくても倒せますが、不要なダメージを何度もくらい、苦労する事に。

 

 

法力を使う敵は気まぐれで闘気も打ってきます。これが曲者で、法力を防ぐために防御して

 

いたら闘気を打たれて躱せなかったという事故が頻発します。チビッコモードならそんなこと

 

はないのですが・・・。たぶん、打たれる瞬間に気付いてジャンプしないと躱せないようです。

 

やってみると分かりますが、先読みしてるか距離が空いてないとまず躱せません・・・。

 

 

そういえば、聖水の存在について触れていなかったのでここで紹介。

最大10個まで保持できる回復アイテムで、道中に落ちていたり、写真のように格闘モード

 

中に空中をジグザグに飛んでたりします。道中の物は拾うと自動的に体力回復、格闘モード

 

中の物は取ると保有個数が増える仕組みです。どこでも使えて、もちろん大会中でもこっそ

 

り使用可能という、画期的なシステム。ドラクエの薬草ではあるまいし、RPGのように回復

 

アイテムを自由に使える格闘ゲームはそうそうありません。ここでも、とことん主人公側に

 

甘い設定が見受けられます・・・。特に格闘モードでは一定時間毎に飛んでくるので、粘れば

 

いくつでもGETできます。取れる時に出来るだけたくさんキープしておきましょう。

 

 

後に分かりますが、実はこの聖水こそがこのゲームをクリアするのに必須の超重要

 

アイテム足りうるもので、プレイを進めていくとそれを嫌というほど痛感させられる箇所が

 

2つもあるのです・・・。

 

 

こういう記事はいつも長くなるので、次に続きます。