地獄の4丁目7番地:昨日の友は今日の敵 Part1 | ピロの屋本館@ロサンゼルス

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天使の女王の町Los Angelesでの生活記録

 

Fall 2021

今日からは、

以前何度か登場した

クラスメイトのバカンジーの話を

したいと思います。

 

 

 右差し だらしない嘘つき女編 左差し

 

 

この子は基本、

授業中に発言したり、

グループワークで

積極的に行動したり、

人を率先して手伝ったり助けたり、

って事は

一切しないタイプ。

 

 

生活ぶりはというと、

学校と仕事がありながら、

当時付き合っていた男の家に

入り浸りが多かった。

 

 

そうなると、課題をやったり

勉強したりって時間が

まともに取れない。

だけどやらないと

卒業できない。

 

 

その為バカンジーは、

勉強時間を極力省いて

男との時間を増やそうとしてたんで、

あちこちでその図々しさが

顔を出すことになる。

 

 

例えば、

以前も書いたことあるけど、

課題とか提出物とかね。

 

 

インターンをサボったけど、

そのインターンリポートやら

画像やらを提出しないと

0点にされてしまうんで、

私にそういった画像やら

仕上げたジャーナルやらを

送れとか頼んできたり。

 

 

そんなヤツの手口としては、

絶対終わっているだろう

Dueの前くらいを狙ってくる。

そうなるとこちらとしても、

”まだやってないから”

って断れないと言うかね。

 

 

そういうのが当たり前に

なってきたら、

今度は授業のノート。

 

 

私のメガネは度が合ってなかったから、

かけてもまだよく見えない。

 

 

そんな中、必死で

先生の書いたものを

ノートに書き綴っていたんだけど、

ヤツはなにをしているかというと、

ボケっと聞いてるフリして

座ってるだけか、

ラボとかでコンピューターが

あるような場所なら、

その影に隠れて男とTextしてて

授業もろくすっぽ聞いてない。

 

 

それでいて、クラスが終わったあとに

こう言ってくる。

『あとでそのノートの写メ送って』

そして自分はとっとと帰るという

女王様ぶり。

 

 

なので私はいつも心の中で

真顔むかっ

って感じだった。

 

 

それからこの子は、

約束を守らない。

 

 

学校の課題をやるのに

どこかで待ち合わせをしても、

必ず1時間前になると

何かしらの連絡が来る。

 

 

『今日本当に集まってやる?』

『場所の変更しようよ』

『会うよりZoomにしない?』

『ちょっと遅れる。1時間くらい』

 

 

だからインターンとかも、

『次は〇曜日に来ます』

とか言いつつ

〇曜日に来た試しがない。

 

 

定番言い訳は

”忙しかったから”。

 

 

グループミーティングでも私が、

『みんな家が遠くだから

Zoomにしよう』

と言ったのに、

『実際会ってやった方が

分かり易いし早いから』

とバカンジーが言い張ったから、

それぞれがLAの大渋滞の中、

夕方落ち合うことになった。

 

 

うちからその待ち合わせ場所までは、

夕方は2時間近くかかる。

 

 

もうそんな時間の無駄に

イライラしていたけど、

そこは大人として振舞い、

全面的にヤツの言い分を通し

みんなで集まることとなった。

 

 

支度して出発。

大渋滞のフリーウェイに乗って

10分走ったらTextが鳴った。

 

 

『やっぱりZoomにしない?』

 

 

ドンッムキームキームキードンッ

 

 

それからこんなことも。

 

 

私の元スーパーバイザーエンバーマーの

ピナの子供の1歳の誕生会の時、

バカンジーはすでに

職場でインターンは

していなかったんだけど、

来たいと言い出した。

 

 

もちろんそれはよかったんだけど、

ヤツの目的は

誕生会を祝うことではなかった。

 

 

以前アップしたけど、

マネージャーのサンドは、

私とバカンジーの両方に、

仕事のポジションオファーをくれた。

 

 

でもバカンジーは、

お金のいい別の職場を選び、

サンドのオファーを蹴った。

 

 

しかし、始めてたった3ヵ月で

その職場で問題を起こして

マネージャーに目をつけられたことで、

仕事をし辛くなり

辞めたいと言い出した。

 

 

だから誕生日を祝うフリして、

本当はサンドに”雇ってくれ”と

頼むのが目的だった。

 

 

因みに、一体どんな問題を

起こしたかというと、

まだ仕事が残っているのに

帰ろうとしていたところを

スーザンというマネージャーに

見つかった。

 

 

『何してるの?』

スーザンから言われたバカンジーは、

『帰る準備』と答えたという。

 

 

するとスーザンが、

『あなたまだ、

仕事沢山残ってるんだから

帰れないでしょ』と。

 

 

ヤツの職場は残業も多いから、

最初に雇われる時に、

それを承諾して

契約書にサインしている。

 

 

だからバカンジーは、

一旦はバッグを置いて仕事に戻ったけど、

スーザンがトイレに行った隙に、

再びバッグを持って

走って帰って来たという。

 

 

以来、スーザンから目をつけられ、

仕事中に必要以上に

監視されるようになったんだとか。

 

 

学校で会った時に、私はその話を

本人から直接聞いたんだけど、

話していたヤツは薄ら笑の

『ふんっ』という態度で

スーザンをコケにしていた。

 

 

しかし誕生会の時には、

胸元が大きく開いた服で登場し、

態度を一変させ、

『They are so mean to meショボーン

(彼らって私に凄く意地悪なの)

と涙目でサンドに訴えた。

 

 

そんな裏事情を知らないサンドは、

自分の以前の職場での体験談やら、

職場を訴えるなら

あーしろ、こーしろとか

親身になってアドバイスしていた。

 

 

そしてまんまと騙されたサンドは

バカンジーにポジションを

あげてもいいと言い出し、

条件付きで

採用することを約束した。

 

 

それからもう1つ、

この誕生会での出来事を

ついでに書いておこう。

 

 

パーティーは1時からだった。

 

 

するとバカンジーが

一緒に行こうと言ってきた。

 

 

一緒って、、、

お互い別の場所から車で行くのに、

一緒もなにもないだろっ

と思ったけど、まぁここで断ると

今後クラスでやり辛い

というかね。。。

 

 

ところが、ヤツはその日

2時まで仕事だから、

その後だと2時15分頃だと

言い始めた。

 

 

私は宿題とか勉強もあったから、

できるだけ早めに行って

早めに帰って来たかったんだけど、

そういった感じで

少し時間がズレた。

 

 

で、その”一緒に行こう”だけど、

職場までは当然別々。

職場に到着したら、

職場の敷地に入らないで、

横のstreetに車を停めて

待っててくれと。

 

 

なんじゃそりゃ?!真顔むかっ

 

 

当日私は約束の時間の

15分前に到着したけど、

バカンジーが15分遅れると

連絡してきた。

 

 

つまり到着が

2時半とかね。

 

 

パーティーは大人数だったから

パーキングでやっていたんだけど、

私にはもうそれが

車から見えていた。

 

 

でもバカンジーは、

自分が到着するまで

パーティーには行くなと。

 

 

しかし、待てど暮らせど

ヤツはやって来ない。

 

2:30

2:45

3:00

3:30

 

結局私は1時間半くらい

車の中で待つ羽目に。

 

 

でもいい加減頭に来たので、

とっととパーティーに参加した。

 

 

ヤツはその後20分くらいして

到着したらしいけど、

来たなら自分で来ればいいのに、

そこでも私にわざわざTextしてきて、

『Where are you?』

 

 

で、ストリートまで

自分を迎えに来いと。

 

 

そこまで1人で行動できないなら

来んなっむかっ

 

 

仕事が終わったらそのまま向かうと

当初言っていたはずなのに、

最終的に約束時間より

1時間半以上も遅れ、

やってきた姿は、

長い髪をしっかりカールし、

バッチリ化粧し、

そして服まで着替えていた。

 

 

実は、ヤツの職場の近くに

ヤツの男が住んでいた。

だからそこで着替えたりとか

色々していたのは

もう明らかだった。

 

 

おいおいおい。

あんたの誕生会じゃないんだから、

と思ったけど、

それはそれでまた

他の目的があったようだった。

 

 

その目的とは、

同僚のブリオ。

 

 

ヤツが椅子に座るや否や、

ブリオが当たり前のように、

ヤツの隣に

ピッタリくっついて座った。

 

 

あ~、そういうことね、

と思ったのは私だけでは

ないだろう。

 

 

その誕生会は10月だったんだけど、

仕事の契約上バカンジーは、

当初勤めていた職場を12月頭までは

辞められなかったので、

1月からうちの職場で

働きたいと言った。

 

 

エンバーマーのポジションは、

すでに私がもらうことに

なっていたので、

ヤツには葬祭アレンジャーしか

ポジションがなかった。

 

 

で、サンドが出した条件とは、

トレーニングに来ることと、

クラスを落とさないこと。

 

 

10月から1月の

採用になるまでの約3ヵ月間、

少なくとも週に1度は、

トレーニングに来ることが

条件として課された。

 

 

それからクラスを落とさないって

条件の方は、

ヤツが週に35時間は

働きたいと言ったから。

 

 

サンドの意見としては、

学校行きながら

その時間数働くのは

無理じゃない?だったけど、

バカンジーは金に目がない女なので、

その要望を受け入れられるよう、

嘘をついた。

 

 

父親が死んで母親も体が弱く、

兄と自分の収入で

家族を養っているから、

どうしても働く必要があるのだと。

 

 

なのでサンドは、

そういった事情であれば

仕方ないけど、

その代わりクラスを落としたら

本末転倒だから、

もしクラスを落としたら

その時には時間数を減らすなり、

別の職場を探すなりする

という条件をバカンジーは承諾。

 

 

そして葬祭アレンジャーとして

内定って形になったと。

 

 

そんな感じで仕事の方は、

自分の都合いいように

事実を曲げるなどして

ポジションを約束されたけど、

それで人は騙せても、

努力と結果が直結している

学校ではそう上手くは

いかなかった。

 

 

これらのだらしないことを

続けていた結果、

課題やらテストやらで

Fとか0点を続けて喰らった

バカンジー。

 

 

何度か前の地獄記事で、

ランデ教授クラスの

成績システムとか、

デーモンクラスの、

次は無い厳しさとかアップした通り、

バカンジーの適当なやり方で

すんなり行くほど、

大人世界というか現実世界は

甘くなかった。

 

 

そしてその後、

ヤツの悪あがきが始まり、

それに私を含めた

クラスメイト数人が、

巻き込まれていくことになるとは、

当時の私は露知らず。。。

 

 
 
続きはまた来週。
 
 

それではまたね音譜