Black Levi's | アメカジ好きサラリーマンの靴日記

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アメカジは好きだけど、週末にしかブーツやスニーカーを履けないサラリーマンの
靴の経年変化日記。
さらに休日はほとんど波乗りに行くためスニーカーやサンダルばかり履いて。。
いましたが、2013年7月より通勤にワークブーツ等を使用しています(^^ゞ

ホワイトリーバイスというラインはありますが、ブラックリーバイスはたぶんないような。

今日はここ数年、人気のリーバイスのブラックジーンズについてです。
5/1、501の日に間に合わなかったので、本日505の日にブログ公開!
春より秋向けの内容ですが。。



数年前。マイサイズでグッドコンディションのブラック501の、いわゆる先染が2,000円で出ていたのを「505で探してるんだよな」と思ってスルーした事が、今でも時々悔しくなります(^◇^;)

つまり、それだけ人気と値段が急に上がっているアメリカ製のリーバイスブラックジーンズ。

いわゆる先染と後染があります。



繊維業界で、「先染は糸の段階」で染め、「後染は生地または製品の段階」で染めることを言います。
リーバイスのブラックジーンズでは裏返して、横糸が白いなら間違いなく縦糸が糸段階で染められているから、先染。
横糸も黒いなら生地段階で染めて"いそうに見える"から、後染。
と呼ばれています。
(製品で染めた物は古着業界ではたぶん注目されていません。繊維業界では「製品染」と呼ぶことも多いです)



でもこのVCMの本によれば、両方とも先染の生地を使っているようです。
その説が正しいなら、古着業界で後染と呼んでいるジーンズも、縦糸横糸とも黒く染めた糸で織っていることとなります。
後染と呼ばれるジーンズは雰囲気は後染っぽいので、染め方は「先染」と「後染」で違うと思います。

人気が高いのは先染、というイメージですが、実際どうですかね?
ブルージーンズほどではないですが、後染はいわゆるヒゲ落ちもするので、面白いはずです。
個人的にはブラックジーンズにヒゲは必要ないですが、アタリが出たりコントラストがつき、縫い糸の黒がますますコントラストを強調する後染がカッコいいと思ってます。

でも、後染はやや重たく生地が厚い気がします。
ブルーの501と同じような脚なじみの良さは先染に軍配が上がります。
中年になると、カッコ良さだけでは服を選べません(-。-;

先染の色落ちについては、古着を色々見ていると全体的に色が抜ける気がします。



写真は本当の先染とは違いますが、ストライプの先染ブラック501です。
「元々グレーなんじゃないの?」みたいな色になっちゃってます(・_・;

先染はこんな色の抜け方が一般的です。
このストライプは黒い縫い糸が唯一、元ブラックジーンズであったことを主張しています。
一般的な先染ブラック501や505は、濃いベージュの縫い糸です。



色落ちに話を戻しますと、先染はコントラストが付きにくいか?
僕はコントラストのついた物を見た記憶はありません。
でも僕の501は、ちょっとだけ膝の上のシワの色が抜けています。



可能性はあるかもしれません(?_?」
(写真では先染でコントラストのついたブラックジーンズを見た事はあります。ただ縫い目のアタリなどを総合的に考えると、後染のほうが僕個人は今のところカッコいいと思ってます)

今のブラック501とか505がいつから作られたか?
僕は内タグで他人のインスタでは83年製を見たことがあります。

ナゼそんな事を気にするか?
ブルーの501では、赤耳の生地は83年まで作られたとされています(その生地を使ったジーンズは85年まで)。
ブラック501が83年に作られたとすれば、「耳付きブラック501もあるかもしれない!」と言う"夢"は持てます。
(2024.05.05現在、赤耳ブラック501は発見されてはいません)

耳以外のディテール的には、その年代らしさもあります。



ストライプのほうは内股シングル。裾はチェーンステッチ。
内股シングルはさほど見た目に影響しませんが、裾チェーンステッチはアタリが強く出るので嬉しいです^_^
(たぶん裏バータック仕様は存在しません)

え?自慢げで嫌なヤツ?
ただ残念ながら僕の脚が短すぎてロールアップで穿くのでカッコ良さ半減。。

しかも普通の501のほうは2001年製で内股ベージュのダブルステッチ(ダサい)。裾上げされてる。
2本で相殺でしょう(^◇^;)
しかもこの時代の501は、ちょっと太くてコーディネートは難しいです。

個人的には裾はこのくらい色が濃ければ上げてもアタリが出るだろうから良いかな。と思ってましたが、元の持ち主が僕と同じ脚の短さだったみたいで、裾上げ代金かかりませんでした(^^)
最近、裾上げも高いです。

505はレングス30なのに僕にはそれでも1インチ長い(-。-;
なのでこんな具合に穿いてます。



こうして見ると、後染めのコントラスト。アタリ。良いですね。
耳がついてるかも?的な雰囲気があります。

後染は90年代半ばに出てきました。
もし赤耳ブラック501があったとしても、その時代は先染めしかなかったので、耳のアタリは綺麗には出なかったかもしれません。

さて、もう1本は製品染め。



安かったのでユーロリーバイスを試してみようかと買ってみましたが、着用は試さないまま家に置きっぱなしなので、感想は言えません。
色濃く染まっているので、革パンが好きな方の夏服に良いかなと。偏見ですかね。

ユーロ以外で製品染めは、90年代後半に色々な古着屋さんが501をブリーチして作っていました。
ターコイズブルーとか紫とか。
そこにビルケンシュトックやスウェードセッターを合わせるのがカッコ良かったです。

アメリカのリーバイスでも作っていたことは、ほんの10年前に古い在庫を置いた店で発見するまで、僕は知りませんでした。

最近はまた古着屋さんがブラックジーンズ人気にあやかって製品染めした501が売られてます。
洗濯で色移りしないのか、ちょっと気になってます(^^;;

僕はできれば、80年代に時々あるテーパードした個体で、フェードして力の抜けた雰囲気の501を1〜2インチオーバーでバンズに合わせたいなぁと考えてます。
きっと生涯納得できる個体には出会えないんだろうなぁ。