今月末にはいよいよイギリスがEUから離脱・・・とはいうものの年内いっぱいは移行期間で大きな変化はないそうで・・・。

メイ首相の時にはとにかくみんなが納得できる妥協点を、とあれこれ大変だったのに、ジョンソン首相になってからは「離脱するっていうたらするんや。」の一点張りであっという間に収まった、という感じ。

 

ただここ最近、離脱することについての前向きな雰囲気が出てきた感じがしております。

なんというか、去年は「食料品が値上がりする」ということでトマト缶なんかを買いだめする雰囲気がありました。

イギリス全国的に、というよりはここらへん地域の反応だったのかニュースになったり、ということはありませんでしたが。

ところが今は全くそういうことはなく、このままでいったら「気が付いたら出てた」みたいになりそうな感じがしています。

 

一時期はニュースも離脱関連でいっぱいで「どうやったら離脱キャンセルできるか」とか「離脱か残留か」とかの議論がいろいろとありましたが、ここ最近はぱったりと聞かなくなっています。

ようやく他のニュースが報道されるようになってきたか、というところでしょうか。

 

少しだけ特番でコーンウォールやスコットランドの漁業関係者の不安を取り上げるものがありました。

今はそのほとんどがヨーロッパ向けの輸出になっているというコーンウォールのイワシやスコットランドの鮭、離脱すると今と同じように商売するわけにはいきません。

(それでも漁師の中には離脱に投票した人も多かったらしい)

お魚大好きの私としては「じゃあ今こそ国内消費アップに向けてお魚食べようキャンペーンしよう」というところですが、もちろんそう簡単にはいくもんじゃありませんよね。

でもやっぱり美味しいお魚をもっとここらへんでも売って欲しい。

 

私個人が感じた離脱関連のマイナスはハリー王子とメーガン妃の「離脱」に対する冷たい反応でしょうか。

まわりではみんな興味なさそうで「嫌やったら特権を全部置いて出て行ったらええやん。」的反応が多かったです。

 

離脱決定になった途端に多くの企業や人がイギリスから出て行きました。

雰囲気的には「沈む船を捨てて逃げる」といったところでしょうか、まあ当たり前といえば当たり前ですがね。

私は相棒に「こういう時には王室御用達の指定をどんどん出してあちこちにイギリス製品売ろうってならんのかね。」と言った覚えがあります。

イギリス王室は結構人気があるみたいだし、日本でも百貨店の英国展で「キャサリン妃がご学友とお茶したティールームのスコーン」なんて人気だったと聞きますから。

 

国全体が暗い雰囲気の時に国民に寄りそう姿勢、というか「一緒に頑張りましょう」の先頭に立ってきたのが王室のイメージでもあると思います。

それを「私達も船を捨てますから。」みたいな出て行き方をするご夫妻に対する静かな怒りがあるのかな、というのが感想です。

 

そんなことを相棒に言ってみたら、「いや、結局は金持ちの我儘やろ。頑張って仕事して現実の厳しさを感じたらええねん。俺様は興味ないわ」と返ってきました。

まあどれだけ頑張っていても一般庶民の私達にみんながニコニコ礼を尽くしてくれるわけじゃないもんね・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私がイギリスに来る理由にもなった物語「指輪物語」の作者の息子であるクリストファー・トールキン氏が亡くなった、というニュースを知りました。

なんか不思議な感じがしましたね。

95歳で亡くなられたということでしたが、私にしたら作者本人が亡くなったみたいに感じてしまって。

「指輪物語」自体が古典のように感じていたからか作者の「ひ孫」とか「やしゃ孫」じゃなくて「息子」ってところが「えええ~」という気持ちです。

 

指輪物語は私が初任給で買った洋書のひとつで、その時は表紙の不思議な感じと店員さんの手書きのお勧め広告に惹かれたのが理由です。

一応英文科卒業ですが、お世話になった先生から「一番先に落ちるのは読解力」と言われて「洋書を読むこと」を意識していたのです。

 

英語を使う仕事であったものの、貿易の英語は「勉強する英語」とは違うし書類を読んだりすることが「仕事」になれば「その筋の英語」は伸びて行くでしょう。

でも「英語」自体を読む練習をしなければそっちは落ちるだろうなと思っていました。

だから張り切ってお買い物したわけです。

 

洋書は普通の日本語の本よりもやっぱり高くて同じボリュームの日本語の本が数百円で買えるのに1000円以上するのは当たり前、

子供の本を買っても物によっては「今月は節約生活」になってしまいます。

働いて「給料」を頂くようになると「好きなだけ・好きな洋書を買うことができる」と嬉しくなって一度に5,6冊大人買いするぞ、と太っ腹な気分でした。

 

「指輪物語」もそのひとつだったわけですが、これはね、ちょっと野望と理想が高すぎた。

卒業してすぐくらいの英語力じゃあ「歯が立たない」

自分の英語力不足を思いっきり感じて・・・凹まなかったね、それでも。(若いから傲慢だったかな・・・)

急いで評論社の和訳版を買いましたわ。

 

経験により「自分が知っているお話の英語版は知らない単語が出てきても原書で読むことが苦にならない」ことを感じていたからです。

全く知らないお話を読む場合、知らない単語が出てくると詳細を理解するために辞書を引きたくなります。

でもそれがあまりにも「たくさんの単語」だと読み進むのがしんどい。

いちいち読んだ文章を頭の中で「和訳」するクセがついたりしてもうめんどくさくなっちゃうし。

 

それが「知ってるお話」だと知らない単語に出会っても「あ、このことだな」わかるので辞書を使う必要がありません。

和訳せずとも物語も自然に頭の中に浮かんできます。

だから純粋に読書を楽しむことができるわけです。

 

ただ「指輪物語」は和訳版も難しかったわ・・・。

でも物語の世界観にどっぷり引き込まれてそのうちに「朗読CD」も買ったしBBCのラジオドラマのCDも買ったくらいです。

 

映画になる、ということを知ったときにはどんな風になるのか不安でした。

なんか違うよな~なんてエラそうに思った場面もあるけど、映画としては面白かったし大好きな俳優さんも出演してたのでよかったです。

でもやっぱりこのお話は映像で観るより小説として読むほうがいいかな、とは思っています。

じっくり考えたりすることもできるし。

何よりも「原作を読んだことのない人も楽しめるように」ということで映画は詳細を端折ったりいくつかのポイントを束ねたりしないといけないでしょうし。

それがまあね、不満だったりもするわけですが。

でも映画は映画で面白かったと思ってます、DVDも持ってるし。

 

関係ないことをいろいろ書いてしまいましたが、クリストファー氏の訃報は私が「憧れた英国」がまたひとつ消えていったな、という気持ちになるニュースでした、ということです。

 

2週間に1回、八百屋さんとブラック・シー・マーケットに行くのが楽しみです。

通院のついでに行くわけで、病院への行きしなにバスの車窓からそれぞれのお店の「開店」を確認しておきます。

 

この日、八百屋さんで白菜・大根・里芋・デーツ大量を買い込みました。

白菜や大根は最近になって普通のスーパーでもたまに目にすることができるようになっています。

でもやっぱりあんまり買う人がいないせいか傷みかけだったりすることも多いのでせっかく見つけても買いたいとは思わないことも多いのです。

 

八百屋さんのものは100%満足、とは言えないこともあるものの許容範囲だし何より見つけて嬉しい、のほうが先立つというのが本音でしょうか。

私が「さあ、どれを選ぼうか」と臨戦態勢に入っていると、背後に張り付くようにして東欧系と思われる女性の二人組が立ちました。

英語で会話しているものの、独特のアクセントがあるので「この人達も外国人だな」とわかります。

私が大根を手に取ると「へえ~、大根やって。」

白菜を手に取ると「何々??白菜??ふーん。」と面白そうに話しています。

 

彼女たちもそれぞれお目当ての野菜を果物を手に取り、私を追い越していったので見送っていて気付くと周りにはいろんな人がいました。

黒人男性が茎の赤い何やらみたこともない葉物野菜(ほうれん草やルバーブではない)を嬉しそうに大量にお買い上げ。

その横では柿を吟味中の女性。

 

以前通っていた八百屋さんは(イギリス)国産の果物や野菜にこだわって品ぞろえしていました。

でもこのお店は外国人の多い地域にあるせいか、一般のイギリス人にはあまりなじみのない野菜や果物に力を入れているようです。

お客さんに「あ、これこれ。イギリスで買えると思ってなかった。」と喜ばれるからでしょう。

 

ちなみに私の買った「デーツ」はイラン産のもので、大きくぼってりとしています。

パッと見たら「干し柿?」あるいは「あんぽ柿??」みたいに見えるでしょうか、食べるとほどよい甘さと風味があります。

甘いもの制限中の相棒ですが、これは甘みの他にも身体にいい栄養素がたくさん含まれているので「注意しながら楽しんでいいもの」です。

 

でも実はこの日・・・

ブラック・シー・マーケットのケーキカウンターで20センチ大のエクレア買った・・・・

チョコとキャラメルそれぞれの風味1個ずつ・・・・

イギリスの「エクレア」は甘くない生クリームが入ってるんですが、まあね、悪くはないけどさ・・・

でもこのマーケットのエクレアは甘さ控えめのカスタードクリーム入り、私の中で100点満点合格点だったのよ!!!!!

 

おかげで予算オーバーの買い物になりましたが・・・反省してるけど・・・後悔してないもんね。

ただし、もともと甘いもの好きの相棒もしっかり「お相伴したい」と。

それで食べる時は1日1個を半分こずつにしました。

本当はダメというのはわかっているけど卵好きのグレムリンもカスタードクリームを小さじ4分の1舐めてました。

もう本当に反省して節制した食生活に戻します・・・