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次女は中等度難聴です。
出生後すぐの検査で分かりました。
直近の検査では40〜45dbの聞こえ程度。
補聴器を使用するか微妙なラインで、
今時点では装用は未検討。
次女のコミュニケーション手段の一つとして、
手話を取り入れていきたいと思っています。
前任の主治医からは、
お母さん、手話はなくても大丈夫ですよ![]()
と言われました。
ろう学校の先生からは、
どんなに軽い難聴でも手話はあった方がいい
と言われました。
医師という専門機関の人であっても、
手話の必要有無について、
意見が別れることに戸惑いました。
ろう教育においても、
学校によって方針が異なるようです。
その後、【難聴】について、
自分なりに調べたり、
ろう者、難聴者の方の体験談を直接聞いたりしました。
ろう学校の【難聴】体験が、
より手話の必要性を感じる機会となりました。
補聴器メーカーの協力のもと、
耳穴にシリコンを注入して、
擬似的に難聴状態を作り上げます。
聞こえは40dbくらい。
教室に流れる大きな音楽は聞こえますが、
衣擦れの音などはもちろん聞こえず。
一緒に参加した夫との会話も、
ヒソヒソ話が出来ずに困りました。
自分がどのくらいの声を出しているか
分からないのです。
一番衝撃を受けたのが模擬授業。
先生役の人が読み上げた文章を、
書き取るテストをしました。
先生役は、
口元を手で隠したり、
教室をぐるっと回ったり、
その周りで太鼓を鳴らしたり。
出題数は5問、一問10点。
文章を一文字でも間違えれば0点。
参加者達の最高点は10点で、
多くの人が0点でした。
助詞など短い小さな音が聞き取れない。
初めて聞く単語は全く歯が立たない。
(深海魚の名前など、聞こえる状況でも難しいです。)
先生役が後ろ向きだと、
もう全体的に何を言っているかさっぱり。
これが、【難聴】の子にとっての日常の授業風景なのか…。
相当の集中力が必要です。
聞こえないからと言って、
毎回質問は難しいです。
だってほとんど聞こえない…。
聞こえない、聞こえにくいことが平常化していると、
そもそも聞き逃したことがあったかどうかも分からない。
情報を100パーセント正しく受け取れることの安心感。
手話があればこそだと、理解しました。
そして問題は、難聴児の多くが【感音性難聴】ということ。
音が歪んで聴こえたり、
低音、高音、どの領域が聞こえやすいかも、千差万別。
「こんにちは、今日はいい天気ですね!」
「こんいひわ、Qi∂は∈∈@きで§$ね!」
感音性難聴の場合、
全く異言語に聞こえる可能性があるといいます。
補聴器をつけたとしても、
異言語が雑音付きで大きくなるだけ。
音を拾えても、
理解出来るとは限らない。
次女の難聴を通して、
初めてそのことを知りました。
将来的に、手話を使うかどうか、
次女の判断に任せますが、
選択肢として用意してあげたいです。
サイトメガロの特徴として、
難聴が進行性のため、
将来的に聴力が落ちる可能性もあります。
理想はろう学校の幼稚部に通わせて、
そのまま小学部に通わせたいと思っています。
ただ、我が家の場合、
現在育休中ですが、
来年度に復職する可能性が有力。
もし通常の保育園に通わせることになる場合、
どのようなフォローが必要か、
情報収集をしていくことになりそうです。
次女のろう学校では、
仕事をしていても退職されたお母さんが殆ど。
先生も、幼稚部の初年度までは、
しっかり自宅で保育して欲しいと言うスタンス。
なぜなら、
ことばの獲得に影響するから。
仕事を続ける選択肢はないのかと驚愕し、
途方に暮れました。
ですが、最近、
難聴のお子さんがいても、
働いてる方もいると(考えてみれば当然)、
ブログやSNSを通して知りました。
皆さんがどのように、
両立されているか学びつつ、
我が家の形にあった生活様式を模索していかねば。
次女の場合、発達の遅れもあるので、
それを踏まえての検討が必要です![]()