アパラチアンチューンを5弦バンジョー、マンドーラ、バウロンで | クル・クルリン小話

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久々バンジョー弾いてみました。
 
いつもよく弾いているアパラチアンチューン(アメリカのアパラチア地方の曲)です。
 
この地域はカントリーやポップスの源流を形つくる上で重要な地域なんです。
 
元々はスコットランド、アイルランド等の移民が大西洋を渡ってアメリカに上陸し内陸目指すもアパラチアン山脈に阻まれて幾つかのグループは其処に定住しまして。
後のオールド・タイムやブルーグラス、カントリー、そしてポップス等に分化するんですが。
 
なのでこの地域で演奏されている曲はアイルランドやスコットランドとほぼ同じ曲や凄く似ている曲が多いです。
もしくは明らかにベースメロディーはスコットランドやアイルランドって曲がわんさかあります。

 

この曲もオールド・タイムってジャンルではよく演奏される曲なんですがスコティッシュ系の楽器使っても全く違和感なくて。



 個人的にはこういうオールド・タイムとスコティッシュやアイルランドの音が混ざった音楽も大好きですね。

 
例えば、ハンマーダルシマーだと。
 

 

ハンマーダルシマー弾いてた頃は Malcolm Dalglish が凄く好きで必死でコピーしていました。
 
この系統を幾つか。
 
ユニット名もそのもの Trapezoid(台形)です。

 

 

大きさの違う複数台のハンマーダルシマー使ったユニットでした。

 

アイリッシュミュージックとオールド・タイムが同じバンドの中で演奏されていまして。

 

カッコよかったですねぇ~

 

このTrapezoidは紆余曲折メンバーの出入りがありまして結局、ハンマーダルシマーも使いますが当時、流行っていたDawgミュージックの要素を取り入れたノリのユニットになって終わっていきました😅

 

ここで紹介している曲はモロ、アイルランド、スコットランド、イングランドで歌い継がれてきた曲です。

でも何故かアメリカのオールド・タイム系のユニットが演奏して歌ってまして。

 

 

ご先祖の音楽?なので違和感ないのかなぁ~とは思います。

 

ちなみにこの最後のターンのTrapezoidは京都の磔磔だったかなぁ~十得だったかなぁ~で見ることが出来ました。

 

35年位前ですが。

 

話はズレましたけど元に戻って私が今回使った楽器編成でそのままオールド・タイムっぽいアイリッシュやってたグループでTouchStoneって人たちが居まして。

 

メンバーは凄い人ばかりだったんですがその音源を最後に紹介して終わります。

歌モノとインスト(インストはモロ、アイリッシュ系の音ですけど)

 

 

曲はバリバリ、アイリッシュミュージックのバラッドですが編成が5弦バンジョー(しかもクローハンマー奏法)、クラビネット、アコギ、マンドリン、フルート。

 

間奏のマンドリンは普通にダンスチューンという移民の元音楽、移民先の音楽をかけ合わせたアレンジになってますね。

 

そしてインスト(楽器演奏)


 

モーダル~マイナー~メジャー~激マイナーってストーリーを叩き込んでくるあたりメンバーのBothy臭がわかるのですがよく真似して弾いてました。

 

もしほかにも聴きたい?方が居られたら(居ないかな😅)

https://www.youtube.com/results?search_query=TouchStone%E3%80%80triona

で色々出てきますよ。

 

でわでわ😊