12月の第2土曜日は「黙想と祈りの集い~テゼの音楽と共に」の開催日でした。

カトリック所沢教会で、年に4回定期的に「集い」を開催するようになって丸2年が経ち、この12月で9回目を数えています。
目的は「誰でもが、心穏やかに祈れる場を作ること」との思いを一つに、スタッフの皆さんと一緒に「集い」を作ってきました。

ろうそくとイコンで、かなり、いい感じでしょ。ウフフ自画自賛…。
毎回、カトリック所沢教会の「イコンを書く会」から、信徒さん手作りのイコンをご提供いただいています。
今回のイコンには、「主の変容」が書かれています。
毎回、言ってますが、イコンは描くではなく書くなのね。

「主の変容」を描いた絵画(絵画なので描く)はたーくさんあります。有名なのは、ラファエロの最期の作品でしょうか…。
ホンモノはヴァチカン美術館所蔵ですが、サン・ピエトロ大聖堂でモザイク画を拝見することができます。

日本では、徳島鳴門の大塚国際美術館に原寸大の陶板画がありますね。
イエスさまが、弟子のペトロとヤコブ、ヨハネを連れて、タボル山に登ったとき、旧約聖書に登場するモーセとエリアが現れ、イエスさまが光り輝いたという出来事を「主の変容」と言います。(詳しいことは、Wikipediaで調べてね)
なので、ラファエロの絵には、中央にまばゆいばかりのイエスさま、その両端にモーセとエリア、イエスさまの足元には畏れおののく弟子たち、さらに、その下には民衆の姿が描かれています。
ご提供いただいたイコンは、真ん中の光り輝くイエスさまだけですが、原画(15世紀@ノヴゴルドのイコン)は

⤴️こういうもので、ここからイエスさまのお姿だけを模写して、今回のイコンを製作されました。
私たちは、ろうそくの灯りにほんのり輝くイエス像を祈りの窓とし、静かに歌いました。(私はフルートを吹きました…)

もうすぐクリスマスです。
世界は、解決しそうもないことで溢れていますが、きっと、いつか、糸口は見つかります。