新橋演舞場で歌舞伎NEXT『朧の森に棲む鬼』を観てきました。
今年最後の観劇です。
そして、今年の観劇のなかで一番! 最高に面白いお芝居でした!

11月末からの上演なので、すでにご覧になった方の感想ブログをたくさん読みましたよ。どれもベタ褒め♪
期待マックスで、新橋演舞場が見えたらスキップしたくなっちゃった(*^ー^)ノ♪ しなかったけど…。

新橋演舞場は久しぶりです。ゴージャス♪華やか~
ちょっとだけ奮発して、右側二階席にしました。

花道がよく見えます。でも舞台上手がちょっと見切れるのね。そのためにモニターが設置されていて、正面から見た舞台が映し出されるのですが、

画面がちっちゃくて…、モニターをオペラグラスで見なくちゃならんのですよ。…なんて心配は無用でした!
お芝居が始まったら、もう、舞台に、目が釘付けで、モニターのことなんか忘れてましたね。

舞台背景はすべてプロジェクション・マッピングで表現されます。さらに照明が凝ってる!
静止の緊迫感がほとんどない殺陣なんです。刀をビュンビュンくるくる振り回しっぱなしで、それが照明の光線を切り刻んで美しいこと♪
そして、バッサリ斬られると、その一瞬だけスポット照明が赤くなります。血しぶきです。
そのタイミングの見事なこと! 照明さんブラボー!でしたよ。
ぶっかえりや、本水、宙のりなど、古典的な仕掛けも次々と出てくるし、見栄も六方もやってくれるし、歌舞伎の面白いところが全部あって、そして!歌舞伎の退屈なところが皆無!なのです。
いつかは、古典歌舞伎のアナログな仕掛けも、こういうハイテク演出になっていくのでしょうか?
あ! キンタが主役ではありませぬ。
主役はライ、尾上松也さんと、松本幸四郎さんのダブルキャストでした。
もぉぉぉー、最高に悪いやつ! まぎれもなく「歌舞伎」の主役です。