映画『鬼平犯科帳ー血闘』を観てきました。

吉右衛門さん亡きあと、幸四郎さんが跡を継いだのです!
しかも、若き日の平蔵を染五郎さんが演じているのです!
ついでに「こころ旅」を中断してる火野正平さんも出てます!
だから! 日本国民はみんな映画館に来ているはずだと思ったのに…。

客席はガラガラ…。大丈夫か、鬼平!
一場面、一場面、丁寧なカメラワークで、美しく切り取られて、激しい殺陣でさえ静謐を感じさせる映画でしたよ。
イチオシは染五郎さんの無頼っぷりですね。
屈折した自我と真っ直ぐな怒りは、吉右衛門平蔵の若き日を思わせました。
「悪を知って外道に落ちるか、悪を知って外道を憎むか」
幸四郎平蔵、がんばれー
