缶コーヒーでも、栃の心でもない、ジョージアの件 | 笛吹きの備忘録

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おばあさんのモノワスレ対策ブログです。
アマチュア楽団でフルートを吹いています。
お芝居が大好き!
母の着物をリメイクして、着る(ここ大事♪)ことを老後のミッションと決めました。

栃の心です。平成30年に大関に昇進しましたが、今は前頭まで陥落しちゃいましたね。

土俵に上がると「西方ァ  栃の心 ~ 西前頭11枚目ェ ジョージア出身~ 春日野部屋ァ」って場内放送が流れます。
このジョージアって、東ヨーロッパの、黒海に面した国なのですよ。ウクライナにも近いですね。
ワイン発祥の地で、8000年以上前にワインが醸造されていた遺跡があるそうです。

ちなみに、缶コーヒーの『ジョージア』は、
発売元コカ・コーラ社の発祥地が、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタであることから命名されたそうで、東ヨーロッパのジョージアとは関係ありません。
でも、栃の心の取組には『GEORGIA』の懸賞が付きますよね。

でね、昨日、宝塚星組公演『ディミトリ~曙光に散る、紫の花』を観てきました。
これがね、ジョージアの物語だったのですよ。
原作は並木陽さんの『斜陽の国のルスダン』です。
13世紀のジョージア王国の栄枯盛衰が描かれていて、その舞台化なんですが、脚本がよく出来ているんです♪♪♪
王子と王女の愛の物語に、政治の駆け引きをからませ、為政者の苦悩、野心、策略など、ハラハラ要素満載で、でも、とっ散らかってる感じはなくて、最後まで飽きさせません。
特徴のある足跡をたどると、必ず居場所を探し当てられるという伏線が、思いがけない形で回収されることにも、グーッと惹き付けられます。
ストーリーテラーとして登場する謎の物乞いが上手い!
3人のリラの精♪ハーモニーの美しいこと♪
戦闘シーンも迫力ありました。
そして舞台美術が見事!  衣装も背景も照明も!
キラキラ派手ハデも良いけれど、こういう抑えて統一されてる色彩感は、ドラマを盛り上げますよね。

これは、名作になりそう!