江戸時代の芝居小屋を体験してきた件 | 笛吹きの備忘録

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平成中村座に行きました!

このために、9月の歌舞伎座も10月の国立劇場も我慢したのですよ。何せ文化予算が逼迫してるもので…(^-^;
演目は、歌舞伎座や国立のほうが面白そうだったのですが、『江戸の芝居小屋』というものを体験したかった!

平成中村座は2000年に誕生して以来、20数回も公演しているのに(浅草だけでなく、大阪城や名古屋城、博多天満宮、そしてニューヨークでも!)、私、一度も観劇したことないのです。

何となく、あまり魅力を感じなかったのね。
はるばる出掛けた、豊岡の永楽館歌舞伎やこんぴら歌舞伎で満腹だったんです。
それが、毎年行きたいと思ってたのに、コロナ禍で永楽館も金丸座も上演中止になって、もう3年ですよ。
そしたら、浅草で、平成中村座が4年ぶりに公演する!
なんかウズウズしてきて、よしっ!行こう!となったわけです。
観劇料金お高いけど、遠征費用はかかりませんからね(^-^;

…で、浅草です。
雷門をくぐり、仲見世を通って、浅草寺境内へ
昨日からインバウンド解禁ということで、外国人観光客が多かったです。そして、テレビ局の取材チームがあちらこちらに…。

平成中村座は五重の塔の奥にあります。
遠くにはスカイツリーが見えました。
思っていたよりも、かなり大きな建物でした。
そして、スマート!  外観は、あんまり江戸っぽくない…。
内部は、こんな感じ♪
よく出来てますよね。

前方の客席は平場に座椅子です。
そして、もちろん、マスク必携!

平場は舞台前の100席ほどで、残りの700席は長椅子席です。
二階正面には、お大尽席があります。
限定4席、三万円也\(>_<)/

私はその半額(でも高い…)の平場にしました。
お座布団がふかふかでしたよ♪

芝居小屋ですから、舞台はとても近いです。
しかも、久しぶりに客席から役者さんが登場しましたよ♪
こういう臨場感が芝居小屋の醍醐味ですよね。

仮設の、壁や床のベコベコしてる感じも、芝居小屋っぽいと言えなくもない…。
江戸時代は丸太を組んで、筵を被せた小屋だったのですからね。

サッと建てて、上演して、サッと解体して、また別の土地へいく、勘三郎さんの夢は実現し、引き継がれてますよ。

会場のあちこちに勘三郎さんの目があるそうで、その「隠れ勘三郎」を探しましたが、幕の端っことスタッフさんの背中の二つしか見つかりませんでした。
⤴️注意事項も江戸風にアレンジ…って、そもそも江戸時代にスマホはなかろう。