台湾の神さまと台中の東海国際芸術街 | アジアのお坊さん 番外編

アジアのお坊さん 番外編

旅とアジアと仏教の三題噺

台湾を始めとする中華系の宗教に詳しい方にはお馴染みの媽祖(まそ)神、例えばタイでも中華街のみならず、テーラワーダ寺院の境内に小祠があって、「天后宮」などと書いてあれば、それは媽祖女神を祀るお堂だ。

媽祖の脇侍が順風耳と千里眼のお二人で、台湾では、西遊記のメンバーやナタ三太子と並んで、媽祖・順風耳・千里眼の三尊も人々に人気だから、雑貨屋さんなどで、こうした神々の人形を目にすることもしばしばだ。

例えば、下は前にも紹介した順風耳と千里眼の小さな人形。

イメージ 1


ところで、今回の訪台で、佛光山台中別院からの帰り、仏教とは特に関係ないけれど、これも一つの参考にと、ガイドブックでもお馴染みの東海国際芸術街を拝見させて頂いた。

タピオカミルク発祥の春水堂本店などもあるこの通りで、これも近頃、有名なタオルで作る人形のお店、「興隆毛巾」を覗いたら、ここにも順風耳や千里眼が!

イメージ 2


日本でも達磨さんや布袋さんのように、宗教に由来する人物が、後々に置き物のモチーフとして人々に愛されたりする事例がある訳だから、決してこれは台湾だけの特殊なケースではないのかも知れないが、それでも下のような、神さまの名前を印字したレシートを目にすると、私はちょっと嬉しくなる。


イメージ 3

                          おしまい。



ホームページ「アジアのお坊さん」本編も是非ご覧ください!!


※お知らせ※
タイの高僧プッタタート比丘の著作の
三橋ヴィプラティッサ比丘による日本語訳CD、
アーナパーナサティ瞑想の解説書「観息正念」、
並びに仏教の要諦の解説書「仏教人生読本」を入手ご希望の方は
タイ プッタタート比丘 「仏教人生読本」「観息正念」改訂CDーR版 頒布のお知らせをご参照下さい。