ディズニーの『魔法にかけられて』が生涯ナンバーワン映画のボクとしては
実写版『白雪姫』はマストな作品でしたが
公開直後からSNSでの批判が相次ぎ、
それが完全に興行の足を引っ張ってる形になってしまっています。
【ネタバレ込み】
まず先に言っておくと、
ボクはオリジナルは見ていません。
だから オリジナルに愛着のある方と違って
わりとまっさらな気持ちで観ることができました。
ただ、そうはいっても超クラシックな『白雪姫』のお話は
ある程度は知ってます。
だからオリジナルを観ていないボクが観ても
本作が大胆な改変をやっていたのは分かりました。
オリジナルに愛着がないボクから観ても、
もう少しなんとかしてほしかった部分はありました。
しかし、
結論から言わせてもらうと
最高でした♪♪
大好きな映画がまたひとつ増えました!!!
しょっぱなに書きましたが
ボクは『魔法にかけられて』が大好きなんです⤵(ボクのブログです✑)
『まほかけ』には『白雪姫』のパロディシーンがいくつもありますが、
『白雪姫』のオリジナルを観てないボクにとっては
その『まほかけ』のパロディシーンが自分にとってのオリジナルに近い感覚なんです。
つまり、
今回の『白雪姫』を観てて
ボクは大好きな『まほかけ』を何度も思い出しました(´ω`*)
もう オープニングから←持っていかれましたよ
王子様が出てこない問題はありますが、
その立ち位置にいるジョナサンは盗賊として登場します。
そう、
これまたボクが大好きな『塔の上のラプンツェル』じゃないですか!^^
マーク・ウェブ監督は確信犯ですよ。
『(500)日のサマー』で見事なラブストーリーを描いた
ウェブ監督の
〈ボーイ・ミーツ・ガール〉なお話になっていたんです
だから、
CGや豪華なセット・衣装をつかった華やかなシーン以上に、
ボクは白雪姫とジョナサンのシーンにキュンとしました
悪い女王に捕まったジョナサンを白雪姫が逃がしてあげるシーンで
ボクは完全にこの映画に心を持っていかれました。
最初からかなり持っていかれてたけどね♡^^
もちろんキモはミュージカルシーンですが、
ウェブ監督はラブストーリーの『(500)日のサマー』でも
遊び心のあるミュージカルシーンを演出していたし、
パンフレットのインタビューを読んだら
子供のころは毎年夏に4本ミュージカルを観るほどのミュージカル好きということで、
本作の監督を引き受けたのも納得です♪(^_-)
悪い女王を演じるガル・ガドットの存在感がさすがでしたが、
彼女がイスラエルの女優さんであることも
今の情勢では本作に微妙な影響を与えたとは思います。
そして肝心の白雪姫を演じたレイチェル・ゼグラー。
ゼグラーが主演した『ウエスト・サイド・ストーリー』は未見で
本作で初めて彼女を見ましたが素晴らしかったです!!
先に書いたように ボクはオリジナルに愛着はないから
白雪姫の肌の色は気にならないし、
先日TVで観た実写版『リトル・マーメイド』のアリエルも良かったです。
ただ、自分が思い入れが強いラプンツェルが実写版になった時、
オリジナルとイメージが違ったら嫌なので、
本作に拒否反応を示すオリジナルのファンの気持ちも分かるといえば分かるんです。
ただ、公開が始まったばかりの映画をネット上で批判するのは賛同できません。
それは映画産業そのものの足を引っ張ることになるからです。
実際、本作のネット上での炎上のせいで
ラプンツェルの実写版の製作が止まったとの記事を見ました。
残念です。
しかし、今回ネットの反応以上に問題やったのは
ゼグラー自身が映画の公開前に不用意な発言をしてしまった事な気がします。
ハリウッドの俳優さんは政治的な発言などを積極的にするイメージがありますが、
今回の騒動で、映画の公開が終わるまでは余計な発言をしない旨、契約書に明記されるかもしれないですね。
ボクはゼグラーの発言は置いといて、
スクリーンの素晴らしいゼグラーに集中しましたが、
ゼグラーの問題がノイズになってしまった人も少なくなかったと思います。あの発言が気に入らなかったら観に行かなければよいのに、とは思いますが。
YOUTUBEの動画も酷評を打ち出したものばかりで、
たくさんの人の労力が結集した素晴らしいシーンがいくつもある映画を
酷評することで再生数を上げて収益を得ようとするYOUTUBERは嫌いです。
自分の金儲けのために他の作品をこき下ろす。
しかも再生回数を少しでも上げたいから公開直後に批判動画を上げる。
まぁいずれはYOUTUBERの方が淘汰されると思いますけどね。
そんな動画が氾濫してる中、
本作の良いところも言った上で
本作をしっかり評論されてる
この動画は⤵面白かったです。
実は予告を見た時に
7人の小人をCGで描いてたのが違和感あって、
本編を観ても 最初はその違和感が拭えなくて、
実写版やのに小人はCGアニメみたいな映像に入りきれなかったんですが、
白雪姫と掃除をするミュージカルシーンで完全にノレました(^^♪
CGだからこそのコミカルな動きと
実写の白雪姫との組み合わせが凄く楽しくて♬
ここは映像技術的にも素晴らしいと思いました。
『まほかけ』の大好きなシーンを思い出すしね^^
ほんとワクワクしたな~🎶
『まほかけ』を思い出すとはいっても、
そのシーンは『白雪姫』のパロディなんですけどね(笑)
オレも仕事行くとき「ハイホ~♪」って歌いながら行こうかと思った(笑)
ゼグラーはキュートな感じの顔立ちの中にも芯の強さも感じさせて、
自立した女性として成長していく本作の白雪姫にピッタリ。
そしてやっぱり あの歌声♪
これほど歌える女優さんもそうはいないでしょうから
ゼグラーに白羽の矢を立てた製作陣の気持ちも分かります。
問題発言はありましたが、
本作における彼女の素晴らしい歌と演技は称賛されるべきです。
相手役のジョナサンを演じたアンドリュー・バーナップも
ミュージカルのトニー賞主演男優賞を受賞した経歴がある実力派。
歌声にクラシカルな魅力を感じましたね♫
これ見よがしなイケメンじゃないのもいいです。イケメンやけど^^
王子様が出てこないとはいっても
クライマックスのいいところでジョナサンが白馬にまたがる演出とかニクい!!(≧▽≦)
白雪姫とジョナサンがイイ感じになっていくところでは
もうボクは完全にスクリーンの中とシンクロしてました
ハリウッド映画のラブストーリーといえば
ボクの中ではダンスシーンが必須なんですが
それがドンピシャなタイミングできた時は
(最高やぁ~!!!)と上がりました
なんか ライブのブログみたいになってきた
毒リンゴのシークエンスの描き方にひと工夫ほしかったけど、
そこよりもクライマックスの戦いがメインやったんやろうな、ウェブ監督的には^^
クライマックスの戦いとはいってもアクションがあるわけじゃなくて、
白雪姫たちと女王&軍隊の戦いの決着をつけるのは
白雪姫の優しい心、
人を、すべての人を大切に想う気持ち♡
ここがなんとも感動的で、
やっぱりウェブ監督はCGを使った派手なシーンじゃなくて、
人の心を描いてるときにその手腕、
いや、ウェブ監督の優しい気持ちがスクリーンに滲み出るのがたまりません♡♡
そしてラストには
思わず膝を打つような見事なシーンがあって
ボクは最高にハッピーな気持ちになれたから
それでウルウルきました(´;ω;`)
そう!
『魔法にかけられて』のラストと同じです。
あまりにも幸せで泣けてくる
あの感じ(*´ω`*)
でももちろん『まほかけ』と同じわけではありません。
ウェブ監督はプリンセスと王子様の‘エバー・アフター’ではなく、
あくまでも白雪姫という一人の女性の成長をラストまで描き切りました。
王子様を出さなかったことにはもちろん意味があったんです。
このブログに書いたように
この作品を大好きになったボクですら
気になるところはありました。だから
オリジナルの『白雪姫』を愛している方たちが色々思うのも分かります。
でもボクは、この心優しい映画が
いつかはみんなに愛される映画になることを願っています🎬