🎬️『(500)日のサマー』(2009)
(500)DAYS OF SUMMER
本作のマーク・ウェブ監督の『白雪姫』が公開されたので、
前にいつ観たか忘れるくらい久しぶりに観ました。
15年前に映画館で観た時に大好きなラブストーリーでした♡
パンフレット2冊買ってピンナップにしてたほど^^
【ラストシーンにまで具体的に触れてます】
ボクは本作に甘酸っぱいラブストーリーの印象を持ってましたが、
久しぶりに観ると甘酸っぱいというより
なかなかしょっぱかったですね。
記憶違いというか、自分が好きなハッピーなところだけ記憶に強く残ってたんやと思います。
好きな音楽が同じで意気投合する始まりが凄くイイし♫
IKEAでデートするシーンも楽しかった。
ボクが鮮烈に記憶に残ってたのは
主人公二人の恋が始まるところと
ラストシーンでした。
特にラストシーンは
自分が今までに観てきた映画全ての中でも
10本の指に入るくらい最高のもので
忘れられなかったんです。
主役のカップルを演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットとズーイー・デシャネルがとにかく魅力的で、
公開当時は二人ともトップスターになると思って、
実際レヴィットはいいところまでいきましたが、
近年は二人ともあまり見かけなくなったのが寂しいです。
公開当時は二人のフレッシュなスターを見つけた高揚感もあって、
今以上にドキドキして観れたんやと思います♡♡
トムとサマーの「(500)日」を描いていて
「(◯◯◯)日目」と、時間が前後して描かれるのがポイント。
時間がジャンプアップしたりすることで、
恋が始まるウキウキと恋が終わる切なさが
タイムラグなしで描かれるから
よりダイレクトに、残酷なほど
恋愛してるときの気分の浮き沈みが描かれます。
トムの友人たちや、子供なのに相談相手になってくれる女の子も魅力的で、
それをクロエ・グレース・モレッツが演じてるのも今観たら懐かしい^^
サマーの方は友達関係が描かれなくて、
その掴みどころのないキャラクターが魅力的であると同時に、
好きになってしまうとなかなかしんどい相手というのも説得力あります。
ただ、そこを深刻に描くんではなくて、
わざとオーバーな演出で描いて面白おかしくしてるのがいいです。
96分とコンパクトにまとめてるのも
今観るとなおさらいいです。
恋か始まって最高にハッピーなところではミュージカルになるとこ最高やし♫
そこから落ちるシーンも
あまりの落差に笑ってしまうw
恋愛経験のある人なら(あるある!)な展開というか
ノリの連続で、
とにかくすんなり感情移入できるからハマります(^^)
今回久しぶりに観て気づいたのは、
観るタイミングによって感情が揺さぶられるところも変わってくるということですね。
つまり、見方を変えれば、
いつ観てもどこかは感情移入できるってことやし、
斬新なようで実は普遍的な恋愛ものでもあるから、
常に共感できるラブストーリーやと思います。
敢えて「ラブストーリーではない」と謳ってるのも確信犯^^
‘恋愛の理想と現実’をここまで可視化したシーンも珍しいと思う。
ホント、全編に渡ってマーク・ウェブ監督のセンスが溢れていて、
この作品だけでもボクはウェブ監督を信頼できます。
ちなみに『アメイジング・スパイダーマン』の一作目も大好きです^^
セリフもいちいちキマッてる。
あまりにも有名な、主人公が結婚式で花嫁を奪う『卒業』のラスト。
ボクは『卒業』の全編を観たことがないんですが、
さっきの喜びに溢れた表情から
意外に普通の表情に戻っているところがなんか印象的です。
でも、恋愛ってまさにそんなものやと思う。
目の前の相手だけじゃなく、
自分の中の感情の上げ下げとどこまで付き合えるか、
もちろん相手の感情と向き合わなければだめ。
そこで波長が合う時はいいけど、
年がら年中そういうわけにもいかないのが人間同士。
でも、やっぱり
誰かを好きでいることこそが
人生で一番素晴らしいことやとボクは思うし、
この『(500)日のサマー』もそれを教えてくれます。
しかも
ラストシーンで、
最高すぎるエンディングで♬
最高ですね~!!!
偶然も運命も、
それを見つけようという意志がなければ見つけられません♡