【赤毛のアン】シリーズ⑥ 小説『アンの夢の家』は夢のような傑作!!【ネタバレあり】 | 【映画とアイドル】

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昔mixiで書いた

小説『赤毛のアン』シリーズのブログを

こちらに転記してUPしていましたが、

前作から二年半も経ってしまってました(^^;

 

何故このタイミングでまたUPしようと思ったのかというと、

新作アニメが『アン・シャーリー』というタイトルで

4月からNHKのEテレで始まるんですよ📺^^

 

 

 

これは観たいですよね~!

久々に『赤毛のアン』モチベが上がったので^^

できればアニメ放送開始前か、

少なくとも放送終了までには全てUPしたいですメモ

 

 

今回は第6作目の『アンの夢の家』になります📕

これはボクの中では1作目・3作目に続く傑作として凄く感動した記憶があります。

 

では、そのまま貼ります✑⤵

《小説『アンの夢の家』~【ネタバレあり!!】》 2009年5月14日

原題“ANNE'S HOUSE OF DREAMS” 村岡花子さん訳

 

 

 

 

鳥のさえずりが聞こえるムード朝にふさわしい夢のような傑作ですexclamation ×2

3作目までと比較するとイマイチだった4・5作目の後だっただけに、
この‘傑作感’はなおさらですぴかぴか(新しい)本ぴかぴか(新しい)

ボクの中ではこれこそが『愛情』の続編というカンじです。


オープニングから
グリーン・ゲイブルズの屋根裏部屋でのアンとダイアナの会話です♪

しかもダイアナが自分の娘に“アン・コーデリア(!!!)”と名付けたエピソードが語られます。

シリーズのファンなら誰もが嬉しくならずにはいられない最高のスタートですグッド(上向き矢印)

モンゴメリはシリーズのファンなら嬉しくなるエピソードを散りばめながら、
アンの新婚生活という新しい物語を進行させます。

‘アンとギルバート’の新婚生活が夢に溢れた楽しいものであることは、
想像しなくても分かりますよね目がハート

 

まさに‘アンの夢の家’での暮らしが活写されます。
村岡さんが原題を直訳したのもよくわかります。

モンゴメリは6作目にして初めてANNEらしいタイトルを付けました。
彼女自身ノリノリで書いたのではと想像できますペンるんるん


しかしこの6作目では、今までのシリーズの展開では考えられなかった悲劇がアンを襲います。

常に前向き、不幸も幸せに変えてきたアンとて、くつがえしようのない類いの悲劇です。

勿論ボクにとっても驚きと悲しみの展開でしたが、
意外に冷静になれました。

それは薄々なにかが起こりそうな予感が心のどこかにあったからかもしれません。

その嫌な予感はレスリー・ムーアという女性との出会いから頭をもたげました。

不幸を絵に描いたようなレスリーと
幸せを絵に描いたようなアンの二人。

 

普通の人なら避けて通りたくなるレスリーに対して、
アンはいつものように何かを感じ入り、果敢にも彼女の懐に飛び込もうとします。

これこそが現代人には欠けているアンの素晴らしい資質なのですが、
それが時には相手を傷付けるリスクがあることはアンも承知の上です。

いつもの展開でありながらもボクは
(今度ばかりは相手が悪い‥。レスリーはあまりにも不幸過ぎるから…)
と少し心配になりました。

この時点でストーリー展開は二つの流れが予測できました。

それはモンゴメリがアンとレスリーの友情について、どれほどの重きを置いているかにかかっていました。


アン・シリーズはその前向きさゆえに、もしかしたら悲観論者の方からは軽くみられる恐れもあるかもしれません。

楽観論者のボクからすれば最高なのですが、その点は若干気にはなっていました。
 

 

アンとレスリーの友情に重きを置いたモンゴメリはここで正しい選択をしました。
アンに今までにはない、消えることはない不幸を与えたのです。

悲しい展開でしたがボクは大きく頷きました。

不幸な人生ばかりを歩んできた人間と、そうではない人間が相いれないのは当然であるし、
不幸のどん底のレスリーと幸せの絶頂のアンがそのまま友情で結ばれたら空々しかったと思います。

ここでレスリーを幸せにするのではなく、アンに不幸を与えたモンゴメリの選択は正しかったと思えるのです。

これによってアン・シリーズはひとつの高みに達し得たと思います。


ちょっとマジな話になってしまいましたが、

この夢の家には素晴らしく魅力的な老人男性が登場します。
ジム船長です。

武勇伝には事欠かない彼のおしゃべりは楽しいです♪

 

「わしは物事を楽しむという一種の習慣に染まってしまったですよ。
 慣性になっちまったもんで、
 不愉快なことまで楽しむようになったですて」

~アンと気が合うのも当然ですねほっとした顔

「苦労も心配も悲しみもくることでしょうて。
 必ずくるものだてな―
 宮殿であれ、小さな夢の家であれ、
 どんな家でもそれを閉め出すわけにはいきませんて。
 だが、あんたがたが愛と信頼をとりそろえて打向かえば、
 先方に勝をとられることはないですて。
 この二つを羅針盤と水先案内人にすれば
 どんな嵐でも切り抜けられるですよ」

‘立ち向かう’ではなく‘打ち向かう’という表現がジム船長っぽいです。
 立ち向かうはあっても、打ち向かうという言葉はボクの辞書には載っていませんでした。

昔にあった表現なのかは知りませんが、こういうところが村岡さんの訳の魅力なのかもしれませんね。

 

 

アンとギルバートのエピソードも勿論ある(新婚生活が主題なんだからっ!)んですが、
サブキャラだけでここまで話が膨らむところもまたアンの魅力ですね。


アンは遂にこの世に生まれた自分の子供になんという名前を付けたでしょうか?

胸がいっぱいになりました涙


そしてラストシーンの素晴らしさったらぴかぴか(新しい)ぴかぴか(新しい)

ボクの心にはそのシーンがとてもはっきりと見えました。
日差しの加減とその空気感、そしてアンの表情…。

最高に感動しました本家ぴかぴか(新しい)

 

 

以上です🖊

 

 

 

 

 

 

今現在2025年のボクの部屋です⤴

松本侑子さんの新しい訳のも読みたいです📕(^^)