🎬『ミスター・ガラス』
GLASS (2019)
【M・ナイト・シャマラン監督作品祭り?!➂】
【ネタバレ
『アンブレイカブル』『スプリット』のネタバレも含みます】
まさかの『アンブレイカブル』の続編ということで、
結果的に『スプリット』を二作目にした三部作トリロジーになるとは!!!
ウィキペディアによると
『スプリット』でジェームズ・マカヴォイが演じたキャラを
当初は『アンブレイカブル』に登場させるつもりやったらしくて、
そのキャラを『スプリット』で独立させて
『ミスター・ガラス』で当初の予定通りキャラを集合させたということみたいです。
ブルース・ウィリス演じる、ヒーローになったデヴィッド。
サミュエル・L・ジャクソン演じる、デヴィッドを覚醒させたイライジャ。
ジェームズ・マカヴォイ演じる、強靭な力を発揮するビーストにもなれる多重人格者(主人格ケビン)。
こんなクセが強過ぎるwキャラが三人揃ったらどうなるんやろと思ってたら、
そこはオリジナル脚本も書いたM・ナイト・シャマラン監督!
自らが生み出したキャラクター・ストーリーだけに
三人の絡みを自然に展開させてるとこはさすが。
ただし、序盤にアクション的な見せ場を持ってきて引き込んだのはいいけど、
中盤は三人が収容された精神病院での会話劇みたいになるから
よほど集中しないと、ついウトウト‥(^^;
でも、『アンブレイカブル』と『スプリット』がどういう着地点に辿り着くのか興味があったので、何回か巻き戻しつつ(^^ゞ 全てのセリフをしっかり聞きました^^
主役の三人だけではなく
デヴィッドの息子、イライジャの母親、ケビンに誘拐されたケイシーもしっかり登場するので、
続編としてしっかり盛り上がります!!
デヴィッドの息子が大人になってお父さんと防犯グッズのお店をやってて、
『アンブレイカブル』から二十年近く経ってるから
子役から大人の俳優になったスペンサー・トリート・クラークが再登場するのが続編として観てて上がる^^
そこに来た客がシャマラン監督が『アンブレイカブル』で演じたニイちゃんと同じとか、
続編ならではの楽しさがあるのがいいです♫
ケビンに誘拐された被害者であるケイシーまで再登場したのが意外でしたが、
アニャ・テイラー=ジョイが相変わらず、
いや、今回は監禁された状態じゃないからさらに美しくて✨✨
変なオッサンらが主役の変な映画にw文字通り花を添えます🌼(´ω`*)
このアニャの存在感もあって、個人的には
『アンブレイカブル』の続編として以上に
『スプリット』の続編の色が濃く見えるところも多々ありました。
ケイシーを登場させたことで
ケビンの異常性よりも人間性にスポットを当てていたのがよかったです。
タイトルで分かる通り
裏で全てのことを画策してるのはイライジャ=ミスター・ガラスなので、
やはり、『アンブレイカブル』のヒーローのその後の物語なのも間違いないです。
再登板したキャラも役者も全て魅力的で
それだけでシリーズものとして充分楽しめますが、
少し残念やったのは、新キャラの精神科医エリーにさほど魅力を感じなかったこと。
化粧厚過ぎやろ(笑)
エリーはビジュだけじゃなく、キャラ設定も弱かったですね。
多分 ストーリーをそれなりに収めるために
エリーのキャラ付けを合わせたと思うんですが、
そこは少し勿体なかったと思います。
まぁ 製作費の制約もあるやろうから
落としどころとしては妥当やとは思います(^^ゞ
クライマックスは最新の高層ビルでバトルが繰り広げられると期待させといて、
肩透かしをくらった気になってたら
そこも計算尽くやったのがさすがシャマランって感じ^^
イライジャは大量に人を殺してる時点で紛うことなき悪者。
そこは揺るがないから、その点は後味がよくないんやけど、
ちゃんと悪役として終わってたのは納得。
まさに二重三重のドンデン返しって感じで
(どう収めるんやろ?)と、
外されてまいそうでw半分ビクビクして観てたら、
なかなか素晴らしいエンディングに帰結してて見事でした!!!
アナログなイメージのコミック本をベースにしながら、
最後の最後は現代ならではの着地点に収めたのが上手かった!!!
でも、結局一番良かったのはアニャちゃんやったかも😍←←←
傷付いた人間に優しく寄り添うケイシーに癒されました♡♡