『007 ユア・アイズ・オンリー』⑬~ジョン・グレン監督の演出でボンド映画のお約束が楽しめる♪ | 【映画とアイドル】

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🎬007 ユア・アイズ・オンリー』⑬

FOR YOUR EYES ONLY (1981)

 

 

 

ここで開始からちょうど1時間くらい。

本作は2時間8分の作品なので(DVD表記)

時間的にちょうど折り返しで、

展開的にも ここから後半というところです。

時間を確認したのは初めてでしたが、

ジョン・グレン監督は時間配分まで考えてたのかな?と思うほど

ドンピシャでした^^

 

 

ボンド映画お約束のカジノのシーンをきっちり見せてくれるのも嬉しいところ。

ムーア=ボンドの余裕しゃきしゃきなカジノでの駆け引きが好きです。

 

 

勝負運が強いボンドだから言えるセリフ^^

 

 

ムーアの表情がいちいちツボです^^

 

 

サッとチップを渡して

「失礼」と挨拶してテーブルを去る。

こういう紳士的な振る舞いをしてこそボンドですね。

 

 

 

 

豪華なレストランが出てくるのもお約束。

知らない料理ばかりでもwゴージャス気分を味わえます。

 

 

ワインのうんちくがあるのもボンドらしい。

ボンドってグルメなんですよね。

アクションだけじゃなくて、

ジェームズ・ボンドのこういうところに憧れるんです。

 

 

 

このイヤらしい笑みが悪玉らしくていいです。

悪玉とはいっても、本作のクリスタトスには大物感はなくてもちろん誇大妄想狂でもない。

ここでも宿敵のコロンボをボンドを使って始末しようとするような奴。

あくまでも金儲けを狙ってるところがリアルな悪役の造形になってて、

本作のリアルなスパイ映画の悪役にハマってていいです。

演じるジュリアン・グローヴァーは『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』や『インデ・ジョーンズ   最後の聖戦』も印象的やったから、三大シリーズに出演した俳優さんとしても記憶に残る人ですね!

 

 

ボンドはクリスタトスを信用していないように見えて、

スパイとしての鋭さを感じさせます。

 

 

鋭いといえば、

ここで まだ火がじゅうぶんついてるランプを取り替えるところを

少しけげんそうな表情で見てるんですよね。

もうボンドの中ではここからの流れはけっこう頭の中にあったように見えます。

 

 

 

こういうアイテムは今見ると懐かしさもあって楽しいです。

PHILIPSは『リビング・デイライツ』でも印象的。

007で観るとオーディオメーカーのイメージですが、

シェーバーとか色んな製品を今でも作ってますね。

日本のSEIKOが目立ってたのも

ムーア=ボンドへの愛着につながってるかもしれません。

 

トポル氏も二年ほど前に亡くなってしまいましたが(享年87歳)

味のあるいい役者さんでした。

ボクは本作での彼しか観たことがないので、

トポルにはコロンボのイメージしかなくて、

それがさらにこのキャラクターをボクの中で特別なものにしているのかもしれません。

いや、キャラクターそのものがすこぶる魅力的なんです!

 

 

カサンドラ・ハリスのいかにもな演技もいいです^^

 

ハリスはピアース・ブロスナンと結婚していたことでも有名ですね。

007ファンとしては忘れられない女優さんといえますが、

43歳の若さで亡くなってしまったのが本当に惜しいです。

やっぱり癌って怖いと思います。

 

 

 

そりゃあボンドはいくでしょ(笑)

 

ここでのチップの渡し方もスマート。

 

先ほどのカジノでのリスルの言葉をジョークにするのがボンドらしい。

 

 

リスルのドレスがきれいな青で、こうやって見るとギリシャらしいかも。

衣裳ひとつひとつを楽しめるのもボンド映画のゴージャス感です。

 

 

このワンカットで、先のボンドとの和やかなシーンから、

メリナはあくまでも両親の仇をとるために動いてることを再認識させるのが上手いです。

甘い展開になっても、そこの筋は一本きっちり通してる。

だからリアルなスパイ映画としての緊張感が持続してると思います。

公開当時はここまで考えてませんでしたが(^^ゞ

 

 

 

 

伯爵夫人というのがボンド映画らしいというか、

今どき伯爵って居るんですかね?(笑)

 

 

ここのムーアの表情もいいですね~。

こういう展開でホント活き活きする^^

 

 

こういう大人の男女の駆け引きはいいですね。

子供心にというか、今でも憧れます(^^ゞ

 

 

こういうシーンで見せるグレン監督のやや過剰なムード演出も好きですね♡

敢えてベタな感じがいいです。

 

甘い展開でもこういうワンショットでスパイ映画としての緊張感の演出も忘れない。

 

ライトの撮り方や

静かな走行音もニクいところです。

 

 

 

ここもムーア=ボンドならではですよね~!!

 

 

クリスタトスの手下が男同士ならではの笑みを浮かべて

ドアを閉めるまでしっかり演技してるのも細かい演出。

グレン監督がアクション演出に長けているのは一目瞭然ですが、

こうやってアクション以外のシーンもしっかり観ると、

隅々まで演出が行き届いてるのが分かって

本作が更に面白くなります。

 

 

 

 

 

JAMES BOND WILL RETURNE