月9ドラマ『海のはじまり』第2話
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第1話では納得いかないところもあって
(第2話以降次第やな‥)と思ってたんですが
今回の第2話は凄く良かったです!!
まず出だしが素晴らしかった!
今回ボクは古川琴音ちゃん目当てで観てるからっていうのもありますが、
この、
「パパが2人いる人もいるの。いて いいの」
っていうセリフがいきなり刺さった
目黒蓮君演じる夏が海ちゃんを受け入れる展開は読めてるので、
今の夏の恋人、弥生の描写がポイントになると思っていましたが
これが本当に素晴らしかったというか、感動しました。
弥生も過去に妊娠・中絶を経験していたということが明かされることで、
中絶にわりと簡単に同意したことを後悔していた夏の気持ちとリンクする流れに胸が締め付けられました。
第1話では生方美久さんの男の描き方に納得できませんでしたが、
期待通り、そこも補完していく展開になってきたと思います。
弥生を演じる有村架純ちゃんは美人の人気女優さんですが、
ボクは実は別に惹かれてなかった。
『あまちゃん』の時の印象も薄かったんです。
でも今回の架純ちゃんの演技には胸を打たれました。
海ちゃんを演じる泉谷星奈ちゃん(‘らな’と読むらしい^^)は相変わらず反則的に上手いし、
最後のシーンもホンマ反則(´;ω;`)ウゥゥ
津野を演じる池松壮亮さんの演技も本当に切なく感じたし、
『シン・仮面ライダー』で悩めるヒーローが似合ってたのも納得。
キャラ演出とはいえ、夏君の喋り方のあまりにもスローなテンポは個人的には少しもどかしいんですが(^^ゞ
子育てを始めたら、あんなまったり喋ってる暇もなくなるでしょう(笑)
本作は最初は男批判みたいな目線で入りましたが、
ここからは夏君の成長を描いてくれると思うので
第3話以降が楽しみになりました♪
夏君の、今どきの若者らしい
どこまでも優しいキャラは凄くいいと思います。
「生きててくれてたんだな」っていう言葉にグッときました。
夏と弟の大和(木戸大聖)が血がつながっていない兄弟という設定も効いてると思います。
生方さん脚本の作品は初めて観ましたが、
物語設定に意図的にインパクトを持たせて、
それをしっかり描くためのキャラ設定も上手そうな人ですね。
生方さんが提示したかったテーマは
“避妊は100%じゃない‷
“ガン検診は受けてほしい”
の2つということなんですが、
今回はガン検診についてのセリフも入ってましたね。
これから 水季が癌で苦しむ描写があれば
そこのテーマも強く押し出されると思います。
鳩サブレー製造してる現場大変になるで(^^;
生方さんは助産師や看護師の経験があるということで、
これからは《命》そのものがテーマになってくるのは間違いないと思います。
妊娠・中絶・子育て・癌検診、
全て命にかかわることです。
話が逸れますが、
少子化対策=子育て支援=子育てにはお金がかかるから
っていう考えがあって、実際に子育てをしてるボクもそれは実感してるんですが、
生まれた命を育てていくということは、
他のなにものにも代えられない素晴らしい体験になるという
一番大事なところがすっぽり抜け落ちてるとボクは感じてるんです。
現実お金はかかります。
でも、子供を育てるということは
お金でははかれないことなんです。
‘親ガチャ’なんて嫌な言葉が生まれてしまうのも
子育て=金としか考えない人が増えてしまっているからやと思いますね。
そんなモヤモヤが普段からあったから、
このドラマが命の尊さ・素晴らしさと
子育てはかけがえのない人生の経験になるということを描いてくれることに期待したいです。
基本切ないドラマですが、
これから夏君のパパが始まることで
切ないだけのドラマでは終わらないことを期待します。
ここからは、
夏君の海ちゃんへの愛情は水季への愛情でもあるから、
そこを弥生が受け入れることができるかがポイントになりそうですが、
弥生が中絶を経験していた設定になったことによって
そこがいい意味で読めなくなってきたのが面白いです。
夏君のパパ、
はじまること確定です