【マッドマックス:フュリオサ】は映画館で観るべき(!)紛うことなきマッドマックス・アクション!! | 【映画とアイドル】

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『マッドマックス:フュリオサ』公開中カチンコ

FURIOSA  A MAD MAX SAGA

 

 

 

 

 

 

注意ネタバレ込み】

 

 

 

 

本作は9年前に公開された『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の前日譚ということでしたが、

大成功した前作⤴ほどの興行的な盛り上がりはなく、

大絶賛された前作に比べると賛否も分かれていて

観る前の期待値は下がっていました。

 

いくつか見た論評で気になっていたのは、

いわゆる『マッドマックス』信者と思われる人は

賛否を明確にせずに、やたら考察めいたことを言ってたのが引っ掛かっていました。

(無駄にドラマ性を加味してるんじゃ?)と。

 

いい意味でドラマ性は希薄だった一作目と二作目。

ドラマ性を加味して失敗したと思うのが三作目の『サンダードーム』。

アクションで押しつつ程よくドラマ性も持たせた

理想形に仕上がっていたのが『怒りのデス・ロード』でした。

 

 

 

 

 

心配が当たったというか、実際、序盤はノレませんでした。

前作はアクションは極力実写で撮ろうとしてたところがよかったんですが、

今回は明らかにCGのシーンが増えてて、

セットくさいシーンもいきなり出てきたので、

CGなどなかった一作目から観てきたジジイとしてはw

そういうのは このシリーズにおいては盛り下がる要素になってしまいます。

ただ、それも観ているうちに慣れてきて、

ジョージ・ミラー監督が自分が思い描く絵を忠実に描写するために

現代ならではのCG技術を活用したと思えば納得できます。

 

序盤は展開的にも納得しかねるところがあって、

アクションにもストーリーにもノレなかったボクは

(こりゃもう終わったな‥)と思いました。

実際、今まで観てきた多くのアクション映画でも、

出だしでノレなかったらそのまま盛り上がらないケースがほとんどでした。

 

 

ただ、主役のフュリオサの少女時代を演じた

アリーラ・ブラウンという子役がとても美人さんで、

(この子は絶対スター女優になる!)と確信しました^^

 

 

そして、成長したフュリオサを演じるアニャ・テイラー=ジョイが登場したら、

その目力で一気に引き込まれることに!

 

ストーリーも、心配していたような過度なドラマ性はなく至ってシンプル。

いい意味で(なんや、いつもと同じようなもんやん)と思える展開でした^^

 

 

前作の時点ですでに主役はフュリオサだったし、

今回 シリーズとして新鮮さがあったのは

新しい悪役のディメンタスと

お馴染みのイモータン・ジョーという

二人の悪役が登場したことかな。

 

ディメンタスを マーベルヒーローも演じたトップスターのクリス・ヘムズワースが演じることに個人的には違和感あって、

『マッドマックス』の悪役って、知らん役者やけどガチでヤバそうな奴が演じてきたイメージがあったから、あんまりディメンタスには期待してなかったんですが、

最後まで観るとクリスの配役に納得できるキャラになってました。

ディメンタスに妙に愛嬌がある分、

暗い映画になってもおかしくなかった本作が

アクション・エンターテイメント作品として成立したと思います。

 

ディメンタスが ボクには思ったほど悪い奴に見えなかった分、

イモータン・ジョーの悪としてのカリスマ性が際立っていたのがよかったです!

 

オッサンの悪党キャラが二人登場したとはいえ

フュリオサ母娘の存在感に敵うまでもなく、

前作に続いて(マッドマックスも完全に女性の映画になったか)と思いつつ、

女優好きなボクはそれでもよかったんですが、

本作には意外なサブキャラが登場!

 

観終わった直後に一緒に観に行った連れとも

そのキャラで⤵大盛り上がり!!(≧▽≦)

「最強のトラックドライバー!」みたいな触れ込みで登場したから笑いそうになったんですがw

このオッサンがよかった!!!

 

連れと

「あのオッサンがマックスやんなー!」と盛り上がりました(笑)

 

このジャックを演じるトム・バークは知らない俳優やったんですが、

めちゃイイ味を出していて、

本作を面白くしてくれたのは彼の功績が大きいです!!

 

武骨で無口やけどやる時はやる男、

目の前の女に手を出すなんて野暮なことはせずに

そっと、いや、命懸けでその女を守る男。

この寡黙なドライバーのキャラにマックスを重ね合わせて高まってから、

ジャックに助けられたフュリオサが命懸けでジャックを守る展開になるから

さらに胸アツに!!!!!

 

 

本作は『デス・ロード』に比べてアクションが物足りないようなレビューも目にしましたが、

いやいや、

この胸アツ展開もあってアクションシーンにも熱くなります!!!!!!!

 

 

全編通して充分アクションシーンはあるし、

ジョージ・ミラー監督の

来年80歳になるとは到底思えないエネルギッシュな演出で

中盤以降は盛り上がること必至です!

ってか、オレは盛り上がった!!!

 

 

 

 

結果的には前作以上にドラマ要素が強くなったぶん

アクションシーンにもエモさが増して、

そりゃあ『デス・ロード』を観た直後の高揚感には敵わないまでも、

(多分数年後にはこの『フュリオサ』の方が心に残る映画になるやろうな)って

思いましたね!

 

 

 

パンフレットは税込み1100円とまぁまぁなお値段しますが

内容が濃いのでオススメできます📘👍

 

 

 

 

 

もう上映開始から一ヶ月経つので、

ネット上のネガティブなレビューにボクみたいに引っ張られず、

今までのマッドマックスを愛してる方は是非劇場へ!!

 

 

 

 

 

 

『フュリオサ』紛うことなき

マッドマックス・サーガです!!!!