MALIGNANT (2021)
強烈やった!!!!(;゚Д゚)
【核心には触れませんが、ネタバレも含みます】
ホラー映画の名手といっていいジェームズ・ワンが五年振りに自ら監督を手掛けたホラーということでずっと気になっていましたが、
廉価版のDVDが出てたので迷わずポチっとしました。
“MALIGNANT”とは直訳すると“悪性”。
“狂暴な悪夢”という邦題の副題もどうもピンとこなくて、
劇場公開時はスルーしましたが、
映画館で観ておけばよかったです。
そうは言いながらも、
序盤は少し退屈に感じるところもあったんですが、
中盤以降はサスペンス的要素も加えて
観客を引き込む手腕はさすが脚本も書いたワン監督。
副題の通り悪夢的なシーンがあるんですが、
CGを使うことで悪夢感が上手く演出されてて、
『エルム街の悪夢』シリーズをまたリメイクしてほしいと思いましたね。
序盤は夢か現実か?分からない雰囲気もありますが、
悪夢の中の邪悪な存在が明らかに実体として見えてからは
サスペンス度が増して、
捜査に当たる刑事のキャラも活きてたので
刑事モノ的な面白さもあるのがいいです。
この刑事が主人公の妹といい感じになるのもいいです。
そこはもちろん深掘りはしませんが、
ホラーの中でフッと息抜きできる瞬間があるのはいいです。
刑事役のジョージ・ヤングは初めて見ましたが、
40歳こえてるとはとても思えないイキの良さがあります!
そして この妹役の女優さんが可愛かったのが♡
ボクとしては←本作をかなり気に入った大きなポイントです!!
マディー・ハッソンという今年27歳の女優さんですが、
女優の卵という快活なキャラクターがピッタリの可愛い女優さんでしたね(#^.^#)
ボンドガールやってほしいくらいの逸材です☆^^
主人公のキャラはさすがに重いんですが、
まわりのキャラが活きがいいから
決して陰惨な雰囲気にならないのがいいです。
本作はR18指定になっていますが、
いわゆるスプラッター描写はCGを使っているようなので
そんなに生々しくなく、
18禁じゃエグ過ぎるんじゃ?と警戒されてる方でも大丈夫かと思います。
(あくまでもボクの感覚です^^ゞ)
本作のクライマックスの驚愕の展開は
個人的には『エスター』以来の驚きでした(;゚Д゚)
観終わって一時経ってから日本の某ホラー漫画を思い出しましたが、
それ書いたらネタバレになるかもなので書きません^_^;
公式サイトによると↑その驚きの設定のアイデアはワン監督の奥さんのものだそうです(^_^;)
新たなホラー映画の傑作でありながら
古き良きホラー映画のテイストも感じさせつつ
しっかりエンターテインメント作品として成立しているのが
さすがもはや大ヒットメーカーのワン監督!!
せわしない年の瀬に良いものが観れました(笑)