『JAWS』 ブログ⑦
クイント(ロバート・ショウ)の サメにまつわる恐ろしい体験が、
実在したインディアナポリス号の沈没によるものという設定には、思わず引き込まれました。
サメが襲ってくるタイミングがいつも絶妙です;^^
この流れ星のシーンがなんか恐ろしく感じます。
流れ星って願い事をするイメージがありますが、
ここではそんな、願いが叶うような雰囲気は全く無い。
相手にしているのが、慈悲など無い野性の生物だからです。
温厚なイメージのブロディ(ロイ・シャイダー)の怒りがここまで爆発するのは
それほど追い詰められているということ。
クイントは、今迄に出会った中で一番強大なサメやからこそ、自分で決着をつけたかったんでしょう。
この流れも説得力あります。
ここらへんをワンカットで見せることができたのは、
それだけサメを動かすスタッフと技術が優秀やったからのハズです。
製作当初はサメのロボットが使い物にならなくて、
ならばと、スピルバーグがサメが‘見えない恐怖’を演出したというのは有名な話。
名作になりえた映画にはこういう逸話があるものですね^^
本作の素晴らしいところは
サメvs人間の描写の中に爽快感もあるところですね~!!
ジョン・ウィリアムズのスコアは神がかってると思うほど完璧です♫
フーパー(リチャード・ドレイファス)もワクワクしてるような表情をしてるのがいいです^^
いったんは人間側に勢いがついただけに、目の前のサメの予想以上の凄さがなおさら恐ろしく感じます。
ここらへんの展開の上げ下げもゾクゾクします!!
今さらながら、ここらへんの撮影も凄いな~(!!)と思います。
タルを引っ張るシーンもそうですが、(どうやって撮ったんやろ?)と思うほどです。
クイントみたいな男が ここまで追い詰められた表情をすることで
観てるこっちも絶望を感じます。
まさに絶体絶命の状況から、次がクライマックスです―!!