『ジョーズ』⑧~最高の映画的カタルシスを味わわせてくれるクライマックス!!! | 【映画とアイドル】

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『JAWS』 ブログ⑧

 

 

 

最初はフーパーの鮫の檻をバカにしていたクイントも

いよいよ それに頼らざるをえなくなる。

 

目の前のサメの巨大さと恐ろしさを分かっているのに、シャークケージに入ろうとするフーパーは

やはり小柄な見た目に似合わない気の強さ!

海洋学者としての信念も感じます!!

 

 

 

 

映画館で観た時は、このセリフが凄く印象に残りました。

追い詰められているギリギリの状況を、子供ながらに緊張して見ていました。

今ならこんな作品を小学二年生が映画館で観ることはできないでしょうが、

当時は吹き替え版がなかったからこそ、セリフもビジュアルで記憶に残ったのかもしれません。

時代が違いますが、ボクに言わせれば 小学生以上なら子供でも字幕で楽しめるハズです。

そう言いながら、自分の子供と映画行くときは吹き替え版をチョイスしてましたがw(^^ゞ

 

 

 

 

 

 

本物のサメのシーンもあるから、子供心に混乱したものです。

観終わったあと母親に「本当に食べられてないよね?」とか聞いてました:^^

 

この時 パンフレットを買ってもらえなかったのが残念やったんですが、

だから自分の小遣いで映画行き出してからは、ほぼパンフレット買ってるような気がします^^

 

 

 

 

 

 

ここらへんなんかは、当時では本物のサメでしか出せなかった動きです。

 

今ならCGでサメの俊敏な動きも表現できますが、

皮肉なことに、だからって怖いとは限らないんですよね。

 

サメの映像表現に制約があった四十数年も前の映画の方が、いまだに一番怖い【サメ映画】であり続け

それはおそらくこれからも不変であるということが本当に凄いことやと思います。

 

 

 

 

ここから いよいよ本当のクライマックス!!

こうやって見ると、ブロディもここ危なかったんやな(・_・;)

 

 

 

‘サメに食われる’シーンひとつとっても、このシーン以上に恐ろしいものを見たことがない。

ここで究極をスピルバーグが見せてしまったから、この後の【サメ映画】は

食われるシーンひとつですら、本作を超えられないんやと思います。

CGの方が恐怖感が薄れるということもありますね。

 

 

 

まさにスピルバーグの情け容赦の無さが、まだ二十代の駆け出しやった本作ですでに全開なのが凄いし

最後の最後に一番強烈なシーンを持ってくるのも、基本とはいえ最高過ぎる。

クライマックスにクライマックスらしく盛り上げることができない映画がどんなに多いことか‥。

 

 

 

 

 

まさに JAWS=顎ビックリマーク

 

 

 

もうここは、あれこれ考える余裕なんてない状況やけど、

ここで酸素ボンベをサメの口に突っ込んだのが決着につながる流れが自然なのが見事!!

 

 

 

酸素ボンベを撃つためのライフルだけじゃなくて、銛も持ったブロディさすが!

 

 

銛のおかげで接近戦を凌ぐシーンをはさむところも今見ると面白い!

 

 

 

まさにギリギリの決戦!!!

 

 

まさに最高の映画的カタルシス!!!!

 

そりゃこんなもん子供の頃に観たら映画にハマるわ^^

 

でも、四十年以上映画観てきても、これ以上の映画はほぼないけど(^^ゞ

 

明確な映画との出会いが最高やった幸運と、それゆえの不幸か?w

 

いやいや、こんな歴史的な大傑作を映画館で体験させてくれた両親に感謝です^^

多分 親父が観たかったんでしょうが(笑)

 

話変わるけど、親父は西部劇が好きやったから、そのサントラはよく聴いてましたね♫

 

『ジョーズ2』は自分の小遣いで行きましたよ^^

 

 

 

ライフルの腕前が高いのも警察署長やから納得^^

 

 

 

 

原作でフーパーが死んだのは覚えてるんですが、生き残る設定で大正解。

安易に人が食われるシーンを増やして盛り上げるわけではなくて、

クイントの最期のシーンのように、ポイントを絞って、そこはスピルバーグが本気で

食われるシーンを演出してるからこそ、そのどれもが強烈に印象に残っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子供心に海洋学者に憧れたなぁ~(^_^)

 

 

 

クイントは癖はありながらも、そんなに嫌な人間ではなかったけど、

死んでしまっても、人生をかけていたサメとの戦いの中での最期やったから

観客としても後味の悪さは無いんですよね。

 

今どきの映画は主要キャラが死ぬ意外性で盛り上げることも多々あるけど、

本作のクイントの死は いい意味で必然的な展開やったと思います。

 

海が嫌いなブロディが最後はサメを倒す、そういう意外性こそが本当の映画的面白さやと思います。

 

 

 

 

この最後のセリフもずっと記憶に残ったんですよね~!

何気ない会話の中に、いかにこの戦いが過酷やったかが表現されてると、

ガキのくせに思ったもんですw^^

 

 

 

 

ギリギリの戦いのあとやからこそ心に染みるジョン・ウィリアムズの美しいエンドタイトル♬

今みたいにやたら長くないのもいいです。最後の最後までテンポがいい^^

 

ロボットのサメを担当したジョー・アルヴスは、その功績が認められて『3』では監督に出世しましたが、

あれは映画館で観て以来見てません^^;  

 

 

 

本物のサメの撮影者も大きくクレジットされてますね。

 

 

 

 

ロバート・ショウが今のボクより若くして亡くなったのが今さらながら残念です。

ロイ・シャイダーも十年ほど前に亡くなったことを思うと寂しいですね。

 

リチャード・ドレイファスは『ピラニア3D』で自ら本作のフーパーをパロっていたのが最高でした^^

 

一時期本作のリメイクの噂もありましたが、映像技術が上がったからといって超えられるものではないので、新しいアイデアでアッと言わせる【サメ映画】の登場を待ちたいと思います。

 

でも、【サメ映画】を撮る人は、絶対に本作を研究してから撮るべきやと思いますね。

 

 

 

 

間違いなく本作は

【サメ映画の永遠の金字塔】だからです!!!!!