ランボーの友情と優しさが胸を熱くさせる『ランボー3 怒りのアフガン』!!! | 【映画とアイドル】

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シルベスター・スタローンの『ランボー』の新作のニュースが聞こえてきていた去年の夏ごろに本作を久しぶりに観ていましたがCD

本作のブログは軽く書ける気がしなかったので、ブログを書かないまま春になってしまいました(^^ゞ

 

今 エンタメ業界はかってない混乱状態にあって、来月の日本公開が決定している新作が本当に公開されるのか?と思うほどですが、こういう時やからこそ

己の信念で戦う男ランボーのことを書きたいと思います。

 

 

 

 

 

もう一度(今回は吹き替え版)観ながら書いてます✑

 

 

いきなりのファイトシーンからランボーの男気が感じられて胸が熱くなります。

 

決闘はあくまでもお金のためにやっているだけで、

戦いからは離れてタイの寺院で静かに暮らしているランボー。

ボランティア的なことをやっている姿には戦士の面影はありません。

 

ランボーは唯一信頼できる元上官トラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)に頼まれても戦場に戻ることを拒否。

 

 

しかし、トラウトマン大佐がアフガンでソ連軍に拉致されたので救出に向かうことに―。

 

 

現実では本作の公開直前にソ連軍がアフガンからの撤退を始めて、

極めてタイミングの悪い公開になってしまい、本作が批評的にも興行的にも低い評価を得ることになってしまう原因になったと思います。

でもボクは公開当時は本作がシリーズで一番好きでした!

今は『最後の戦場』が一番ですが。

 

 

 

ボクが本作で一番気に入ったのは、ランボーと少年の心の交流が描かれていたところでした。

それまでは孤独な戦士のイメージしかなかったランボーと少年の交流なんて、

悪く言えば甘々な展開かもしれませんが、一見戦争マシーンのようでありながら

実は優しい心を持つランボーというキャラクターに惹かれていたボクにとっては凄く胸に響く展開やったんです。

 

傑作との評価が高い前作の『怒りの脱出』はあまりにもランボーが戦争マシーン化していて、

アクション映画としてはすこぶる面白くても、心にはそんなに響かなかったんですよね。

 

 

 

だから、現実の流れが反対になってしまってもそこは重要ではなく、

ランボーの信念と優しさをしっかりと描いてくれた、この『怒りのアフガン』が好きなんです。

 

 

ランボーの心情がしっかりと描かれているだけではなく、

巨額な製作費を投入したスケール感のあるアクション描写が多いのも本作のポイントです。

 

撮影中にスタローンが 『ハイランダー』のラッセル・マルケイ監督をクビにしたことが話題になりましたが、

当時のスタローンのスター・パワーを物語るエピソードですね。

代わりに抜擢されたピーター・マクドナルドは第二班監督として名立たる作品を数多く手がけている人なので、ボクは適任やったと思います。

マルケイのような奇をてらったところは全くありませんが、真正面からジョン・ランボーという男を描き、堂々たるアクション大作に仕上げているところがいいです。

 

 

もう三十年以上前の作品ですからアクションは全て実写。

特にヘリコプターを使った爆撃アクションは今観ても迫力タップリで、

やはりこの時代のアクション映画は楽しいと思いました!

 

 

 

『最後の戦場』もそうでしたが、ランボーは暴力によって苦しめられている現地の人たちを助けたいという思いにも駆られるところがいいです。

 

 

 

ソ連軍の残虐非道ぶりに観ているこちら側も怒りのボルテージが上がります。

スタローンは『ロッキー4』でもソ連を明確な敵として描いていましたが、その是非はともかく、

ボクは自分の意志をスクリーンに叩きつけるスタローンそのものが好きなんです。

何か本音を言っただけで世界中から叩かれる昨今、

こんな映画スターはもう現れようが無いかもしれません。

 

 

 

 

「神には慈悲もあるが、彼にはない」

 

 

 

 

 

少年が戦闘に参加するところに眉をひそめる方もいるでしょうが、

ランボーはもちろん少年を止めてます。

 

 

 

少年はやはり足手まといになってしまいますが、

そんな少年を守りながら戦うランボーにさらに胸が熱くなります!

 

 

まるでリプリーや!!!(≧▽≦)

 

 

 

ランボーは勇気を持って戦場に来た少年に敬意を表したんやと思います。

勿論、少年の命を守りたい思いで大事なお守りをあげたんでしょう。

 

 

 

 

ソ連軍の猛攻に一度は大佐の救出に失敗するところも終盤の盛り上がりにつながります。

ソ連軍のザイセン大佐(マーク・ド・ジョング)の非情な面構えと振る舞いがこっちの怒りを増幅させます。

 

 

 

 

ランボーも観客も完全に戦闘モードに入った上に、

今まではランボーに指令する立場やったトラウトマン大佐がランボーと一緒に戦うシーンに

さらに熱くなること必至!!!!

 

この三作目にして、ランボーとトラウトマン大佐の絆が真のものになったといえるでしょう!

 

 

 

いいところでお馴染みの弓矢で応戦するところもたまらん!!

 

 

 

しかし正に絶体絶命!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

よくぞここまで撮った(!!)と思うド迫力のクライマックス!!

 

 

あえて低空飛行で突っ込んできた敵にも燃える!!!

 

 

 

 

 

 

 

ソ連軍撤退の後の内戦で更に混沌とした現実がありますが、

それを本作の映画としての評価に関連づける必要は全くないでしょう。

 

 

 

本作はランボーが自分が信頼している元上官を命懸けで助けに行き、

今までは指令する立場と、実際に戦う立場にわかれていた二人が

一緒に強大な敵と戦うというプロットこそが熱いんです!!

 

 

 

そこに現地の人たちの思いも重ねて、極めて映画的なカタルシスを味合わせてくれる本作は

今観ても、その熱さは一向に冷めることはないんです。

 

 

ランボーの優しい表情が好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スタローン=ランボーが生きている限り、

戦いは終わりません!!!!!