10 CLOVERFIELD LANE (2016)
『10 クローバーフィールド・レーン』ブログ✑4⃣/6
【ネタバレ含みます】
物的証拠も加わり、ハワードがやはり危険な人物であるという結論にほぼ至ったミシェルとエメット。
しかし、外の世界が危険な状況であることも事実である可能性が高いので、
まさに追い詰められた状況に…。
ここでミシェル(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が考え付いたアイデアが
彼女の服飾デザイナー志望という設定が活きてくるものというのが上手い!
本作の面白いところは、ハワードが怪しいとなっても、彼が言っていることが全て嘘というわけではないということ。しかも、最後まで観ても 真実がどうだったのか分からない部分もある。
しかし、そこも脚本の上手いところで、観客の想像力に委ねる部分を残しておくことによって、
なんとも後を引きずる感覚が残って、そのせいで 本作自体が記憶に残るサスペンス映画になるんです。
また疑心暗鬼になると、遊びでやってるゲームまで緊張感が漂う恐ろしさ‥。
ジョン・グッドマンの素晴らしい演技で、掴みどころのない恐怖に拍車がかかります。
冒頭は‘女性が監禁されるシチュエーションスリラー’にも見えましたが、
中盤では、実はそういう目的はなかったことが分かり、少しホッとしていたら、
この終盤で、また そういう恐ろしい面が見えてくる、なんとも嫌で絶望的な展開。
‘二転三転する’とは正にこういうことですが、ここからさらに物語は動きます。
ミシェルと二人きりになったタイミングで髭をきれいに剃る
ハワードの なんともいえない気持ちの悪さよ…。
スクリーム・ヒロインでもあるウィンステッドちゃんがこのまま大人しくヤラれるワケはありません!!?
次は いよいよ地上へ―!✑