‘ヒロイン’という表現が いい意味で似合わないリスベット・サランデルですが、
1作目では、ジャーナリストであるミカエル・ブルムクヴィストが主役と言えましたが、
2作目の『火と戯れる女』ではリスベットがまさに主役!
彼女の過去がいよいよ明かされるので、前作でリスベットのキャラクターに魅了されたファン必読の続編になっていました!
下巻でも リスベットについての印象的な場面が随所にありましたね。
リスベットは怒りに震えた。~
いずれ標的にしたい人物のリストは、日増しに長くなっていった。
リスベットは長いあいだじっと座ったまま真正面を見据えていた。
罪を犯していない人間などいない。
とるべき責任の度合いがいろいろあるだけだ。
「リスベット・サランデルを怒らせてはいけない。
周囲の世界に対するリスベットの態度はいつも決まっている。
誰かに銃で脅されでもしたら、それより大きな銃を手に入れようとする。」
リスベットはたった一人で世界を相手に戦おうとしている。
リスベットは女を憎む男たちを憎む女だった。
ボクがリスベットのキャラクターで一番好きなところは
【目には目を】という確固たる姿勢ですね。
‘復讐もの’の映画はけっこう好きなので、自分の敵には容赦しないリスベットの行動力にはワクワクします。
それでいて、自分を信じてくれる人間にはそれとは真逆の顔を見せるギャップもたまりません。
最後に、リスベットについての記述ではないですが、印象に残った部分を記しておきます✑
(収拾がつかなくなったらいつでもあっさりと手を引くこと。
それが生き残るための基本ルールだ。
成功の見込みのない仕事には手を出すな。)
面白い小説には、そこかしこに人生の教訓があったりします。
それが文字として、文章として目に飛び込んでくるから、リアルに胸に刻まれることも多々あります。
ここ数年は、電車ではスマホばっかり見て📱👀 家ではPCばっか眺めてますが💻👀w
やっぱり、本を読むのはエエことやなぁ~(!!)と、久しぶりに思いましたね!📖^^👍
『2』の最後は続きが気になる終わり方なので、
即『3』を読み始めましたw^^