原題通り、まさに【NON-STOP】のサスペンス映画ですが、
『フライト・ゲーム』という邦題も悪くないと思います👍
飛行機内でのお話って分かるし ある種 ゲーム感覚っぽく犯人が仕掛けてくるし
飛行機内という限られた空間なので、
リーアム・ニーソンが『96時間』ほど暴走するワケではないんですがw
航空保安官として空の安全を守る立場で行動しながらも、時に過激なそれは
第三者からすれば、まるで犯人に見えてしまうところがミソ。
そんなワケないやろ?! と思いつつも、
テロリストが要求してきた金の振り込み口座がリーアム親父の口座やからw
主役であるハズの彼も容疑者になるところが本作の面白いところです!
ジャウム・コレット=セラ監督は新作『ロスト・バケーション』で見せた遊び心ある映像を
二年前の本作ですでに披露してたんですね(^^ゞ
殺人予告をしてくる犯人が殺人の時間を設定してくるから、
常にタイムリミットに迫られるサスペンスが持続し緊張感が途切れません。
まだ幼かった娘を病気で亡くし、家庭も崩壊してアル中気味の男の悲哀を体現するのは
リーアムならお手のもの。
アカデミー賞女優のジュリアン・ムーアはさすがの安定感。
客室乗務員を演じたミシェル・ドッカリーという女優さんが、凛とした美しさがあってイイです✨
舞台になる旅客機の描写ももちろん見どころ!
ジャンボ機のCGって、空や太陽の光と一緒に描写しないといけないから多分難しいのか、
正直 微妙な精度のシーンもありますが、
見せ方は上手いのでなかなか燃えます!!
同じく旅客機が舞台の傑作『エクゼブティブ・デシジョン』を彷彿とさせるシーン!
昔は【エアポート・シリーズ】という、旅客機を舞台にしたパニック映画がありましたが、
本作のクライマックスは、それらの作品を彷彿とさせる“旅客機モノのパニック映画”になってて、
単なるサスペンス映画にとどまらない盛り上がりを見せます!!
機内の限定空間によるサスペンスから
一気にフィールドが広がって、
スピード感と迫力のある映像 でクライマックスがヒートアップ!!!
こういう展開は燃えます!!!
リーアム親父のことを忘れそうなのでw もう一回ww
必死になるほど怪しまれてしまうwリーアム親父ww
いかにも怪しげな奴らが、正義の主役であるはずのリーアムに対抗しようとするくだりも面白い。
もはやサスペンスの名手になった感のあるジャウム・コレット=セラ監督は、
何気なくドラマ性を持たせるところも上手くて、本作も
娘を失ってしまった父親の悲しみをリーアムに背負わせた上で、
彼が その心の傷を克服できるか?という部分にもきっちり目配せしているのがさすが。
それに セラ監督のいいところは、そのドラマ的な部分に必要以上に比重を掛けないから、
サスペンス映画としてのテンポや緊張感は全く失われないところ👍
そういう部分がちゃんと描けているから、
少女を救おうとするシーンに胸が熱くなります!!!
やっぱ リーアム親父はカッコエエわ!!!